有価証券報告書-第14期(令和2年5月1日-令和3年4月30日)

【提出】
2021/07/28 15:09
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135項目
経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の概要は次のとおりであります。
(1)経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞により、引き続き厳しい状況で推移いたしました。
当社グループが属する業界におきましては、モバイルオンラインゲーム市場においては、角川アスキー総合研究所の「ファミ通モバイルゲーム白書2021」によると、2020年の国内スマートフォンゲーム市場は1兆2,113億円と、引き続き安定的に推移をしております。XR市場においては、International Data Corporation (IDC)が2020年に発表した報告によると、2024年にはVR/AR市場が約728億米ドルまで拡大すると予測されております。ブロックチェーン市場においては、MarketsandMarkets Researchが2020年に発表した報告によると、2025年までにはブロックチェーン活用サービス市場規模が397億米ドルにまで成長すると予測されております。
このような経済環境の中、当連結会計年度の売上高は18,628,710千円(前連結会計年度比6.0%減)となりました。また、営業利益は1,514,299千円(前連結会計年度比32.0%減)、経常利益は6,071,130千円(前連結会計年度比185.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,835,657千円(前連結会計年度比4.4%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
① モバイルオンラインゲーム事業
売上高に関しては、前連結会計年度に配信を開始した、「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」(株式会社スクウェア・エニックス配信)がグローバルにて好調に推移したものの、一部主力タイトルの配信期間の長期化に伴う減収等により、前連結会計年度比で減収となりました。
営業利益に関しては、費用対効果を重視したプロモーション施策の実施に伴い広告宣伝費が減少したものの、売上の減少及び新規タイトルの開発進捗に伴う外注費の増加等により前連結会計年度比で減益となりました。
この結果、売上高は18,483,885千円(前連結会計年度比6.3%減)、営業利益は1,629,278千円(前連結会計年度比41.5%減)となりました。
② XR事業(VR、AR、MR等)
XR事業に関しては、将来、市場の急拡大が見込まれるXR市場において早期に優位なポジションを築くことが重要な課題であると考えております。当社グループは、市場の状況に合わせて投資を行っていく方針であり、市場の黎明期においては国内外にて主にファンド出資を通じたXR関連企業の成長支援を実施し、また成長期においてはコンテンツの開発を主体的に取り組み、XR事業の収益化を目指しております。
当連結会計年度においては、Tokyo XR Startups株式会社等におけるインキュベーションプログラムを通じ、世界を代表する企業の育成と輩出を目指して国内外のXR市場におけるスタートアップ企業に対し様々な支援を提供いたしました。
また、当社グループがジェネラル・パートナーとして参画しているVenture Reality Fundを通じたグローバル投資を実行し、有力な技術・コンテンツ・人材を保有する企業との戦略的な連携を図ってまいりました。
この結果、営業損失は119,172千円(前連結会計年度は402,631千円の営業損失)となりました。
③ ブロックチェーン事業
ブロックチェーン事業に関しては、当該事業を取り巻く法令及び行政の対応等を踏まえつつ、国内外の有力企業への投資を通じ、早期の収益化を目指しております。
当連結会計年度においては、主に株式会社gumi Cryptosで行っているコンセンサスノードの運営売上が寄与いたしました。また、引き続き株式会社gumi Cryptosを通じ、新たなテクノロジーを活用する世界各国のブロックチェーン企業に対し、様々な支援を提供いたしました。
この結果、売上高は144,824千円(前連結会計年度比123.5%増)、営業利益は4,192千円(前連結会計年度は155,011千円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の状況
当連結会計年度末における資産合計は25,012,295千円となり、前連結会計年度末に比べ、5,005,330千円の増加となりました。流動資産合計は13,584,920千円となり、前連結会計年度末に比べ、3,960,283千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加によるものであります。固定資産合計は11,427,375千円となり、前連結会計年度末に比べ、1,045,047千円の増加となりました。これは主に、ソフトウエア及び繰延税金資産が減少したもののその他の関係会社有価証券及びソフトウエア仮勘定が増加したためであります。
当連結会計年度末における負債合計は7,821,857千円となり、前連結会計年度末に比べ、2,984,785千円の増加となりました。流動負債合計は4,576,010千円となり、前連結会計年度末に比べ、297,546千円の増加となりました。これは主に、未払法人税等の増加によるものであります。固定負債合計は3,245,846千円となり、前連結会計年度末に比べ、2,687,239千円の増加となりました。これは主に、長期借入金の増加によるものであります。
当連結会計年度末における純資産合計は17,190,437千円となり、前連結会計年度末に比べ、2,020,545千円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。なお、自己資本比率は64.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末5,833,436千円に比べ2,659,074千円増加し、8,492,510千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は2,805,637千円(前連結会計年度は2,657,936千円の収入)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益3,740,099千円、減損損失1,688,647千円及び減価償却費907,726千円、支出の主な内訳は、持分法による投資益2,368,830千円及び暗号資産評価益1,124,707千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は2,155,749千円(前連結会計年度は3,607,860千円の支出)となりました。支出の主な内訳は、無形固定資産の取得による支出2,591,467千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は1,919,130千円(前連結会計年度は3,037,309千円の支出)となりました。収入の主な内訳は、長期借入れによる収入5,500,000千円、支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出3,458,824千円であります。
(4)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
② 受注実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
③ 販売実績
当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。
セグメント当連結会計年度
(自 2020年5月1日
至 2021年4月30日)
販売高(千円)前年同期比(%)
モバイルオンラインゲーム事業
日本語版13,133,31086.4
海外言語版5,350,575118.1
XR事業(VR、AR、MR等)--
ブロックチェーン事業144,824223.5
合計18,628,71094.0

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2019年5月1日
至 2020年4月30日)
当連結会計年度
(自 2020年5月1日
至 2021年4月30日)
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
株式会社スクウェア・エニックス7,461,30037.69,437,12250.7
Apple Inc.6,054,26430.54,538,22424.4
Google Inc.5,062,99125.53,745,78820.1

3.Apple Inc.及びGoogle Inc.は決済代行事業者であり、ユーザーからの代金回収を代行しております。
経営者の視点による財政状態及び経営成績の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの財政状態負及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響は、現時点では大きな影響は出ておらず、今後の影響も限定的と考えておりますが、引き続き今後の動向を注視してまいります。
(2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
① 「当連結会計年度の経営成績等」及び「セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況」に関する認識及び分
析・検討内容
「経営成績等の状況の概要 (1)経営成績の状況」及び「経営成績等の状況の概要 (2)財政状態の状況」に記載のとおりであります。
② 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ2,659,074千円増加し、8,492,510千円となりました。
当社グループの運転資金需要のうち主なものには、モバイルオンラインゲーム事業及びXR事業(VR、AR、MR等)、ブロックチェーン事業等における人件費、外注費及び広告宣伝費のほか、XR事業、ブロックチェーン事業等の新規事業領域における国内外の有力企業への投資資金があります。
当社グループでは、主として内部資金及び借入により調達した資金を運転資金に充当する方針であり、必要に応じて追加の資金調達を実施いたします。
なお、キャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
④ 経営者の問題認識と今後の方針
経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑤ 中長期的な会社の経営戦略
モバイルオンラインゲーム事業に関しては、引き続き、国内市場のみならず海外市場への積極的な展開を図ってまいります。具体的には、モバイルオンラインゲームのグローバルな配信体制の構築により、主に自社開発の良質なゲームコンテンツを世界各国に配信するとともに、プラットフォームやマーケティングパートナーとの連携、世界各国のゲーム開発会社との提携及び有名IPの活用等を積極的に推し進めていく方針であります。
XR事業(VR、AR、MR等)に関しては、将来、市場の急拡大が見込まれるXR市場において早期に優位なポジションを築くことが重要な課題であると考えております。当社グループは、市場の状況に合わせて投資を行っていく方針であり、市場の黎明期においては国内・海外にて主にファンド出資を通じたXR関連企業の成長支援を実施し、また成長期においてはコンテンツの開発に主体的に取り組み、XRサービスの収益化を目指してまいります。
ブロックチェーン事業については、株式会社gumi Cryptosを通じ、出資を通じた有力企業との戦略的連携を図るとともに、コンテンツの開発にも取り組み、将来における収益基盤を構築してまいります。
なお、新型コロナウイルス感染症による業績への影響は、現時点では大きな影響は出ておらず、今後の影響も限定的と考えておりますが、引き続き今後の動向を注視してまいります。

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