有価証券報告書-第11期(平成30年3月1日-平成31年2月28日)

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2019/05/31 11:29
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110項目
経営成績等の状況の概要
(1)財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、自然災害の頻発による影響はあったものの、企業収益の回復や雇用情勢の改善等により、緩やかながらも回復基調を続けてまいりました。しかしながら、米国と中国の貿易問題による混乱は、株式市場に大きく影響を与えるなど、先行きの不透明感は払拭できないまま推移しております。
食品業界におきましては、最寄品等の価格上昇から消費者の節約志向は強まっており、直近の消費動向等に影響を及ぼしております。また、食の安心・安全に対する社会的関心の高まりの他、物流コストの上昇および採用難等による人件費の高騰ならびに経営者の高齢化による事業承継問題等多くの課題が山積しております。
このような環境の下で当社グループは、M&Aによる事業拡大を図るとともに、傘下企業において積極的な設備投資や新商品の開発を推進してまいりました。また、グループのリソースと当社の各支援機能(中小企業支援プラットフォーム)を有機的に結合し収益の最大化を図るとともに、経営効率の高い組織づくりに注力するなど、企業価値の向上に努めてまいりました。
①経営成績
当連結会計年度の業績につきましては、M&Aによる事業拡大が奏功し、売上高は23,716,121千円(前年同期比18.4%増)となりました。しかしながら、利益面につきましては、主要子会社において原料・資材価格の高騰および生産性低下により利益率が低下したこと等により、営業利益354,930千円(同28.2%減)、経常利益420,278千円(同24.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益263,692千円(同37.1%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
イ. 製造事業
製造事業につきましては、積極的な設備投資および「中小企業支援プラットフォーム」の各機能による支援により、新商品の開発や販路の拡大等の取り組みをおこなってまいりました。また、前連結会計年度後半より新たにグループ企業となった株式会社ヤマニ野口水産、JSTT SINGAPORE PTE.LTD.、当連結会計年度よりグループ企業となった株式会社おむすびころりん本舗および株式会社まるかわ食品が収益面で寄与するなど、規模の拡大を図ってまいりました。
その結果、当事業の売上高は17,165,933千円(前年同期比12.1%増)となりました。
セグメント利益につきましては、主要子会社であります楽陽食品株式会社において、原料・資材価格の高騰および生産性の低下により利益率が低下したこと等が影響し、477,336千円(同30.0%減)となりました。セグメント内における主要子会社の売上高の状況は、以下のとおりであります。
(楽陽食品株式会社)
楽陽食品株式会社は、注力しております餃子の販売がPB商品等の受注増により伸びたものの、主力のチルドシウマイにおいて、期首におこなった値上げにより販売数量が減少したこと等が影響し、売上高は4,787,603千円(前年同期比2.2%減)となり、前年を下回る結果となりました。
(株式会社オーブン)
株式会社オーブンは、主力のかきフライや成形品等の自社製造製品の販売が好調に推移したことや、仕入販売商品の拡販施策等により、販売数量を増加することが出来たことから、売上高は2,853,240千円(前年同期比7.6%増)となり、前年を上回る結果となりました。
(株式会社エスケーフーズ)
株式会社エスケーフーズは、プラットフォームを通じた販路の拡大や既存得意先への深耕が実績へと結びついたものの、主要得意先への販売が落ち込んだことから、売上高は3,602,326千円(前年同期比0.1%減)となりました。
ロ. 販売事業
販売事業につきましては、グループの情報網を活用し、既存取引先への販売強化および企画提案力の向上に注力してまいりました。また、当期よりグループ企業となった海外子会社であるSIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITEDおよびLIVIO FROZEN FOOD PTE. LTD.が収益面で寄与するなど、規模の拡大を図ってまいりました
その結果、当事業の売上高につきましては、6,550,187千円(前年同期比38.5%増)、セグメント利益につきましては327,536千円(同45.5%増)となりました。セグメント内における主要子会社の売上高の状況は、以下のとおりであります。
(株式会社ヨシムラ・フード)
株式会社ヨシムラ・フードは、主力である産業給食向けの販売において、引き続き的確なニーズの把握とメニュー提案等により販売を大きく伸ばすことができました。その結果、売上高は5,512,717千円(前年同期比6.6%増)となりました。
②財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ4,452,708千円増加し、15,180,930千円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ3,969,831千円増加し、10,585,304千円となりまし
た。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ482,876千円増加し、4,595,625千円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ527,085千円増加し、2,072,520千円となりました。
当連結会計年度のおける各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、250,702千円(前連結会計年度は257,883千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益429,228千円、仕入債務の増加額458,734千円、減価償却費281,546千円、のれん償却額202,288千円等の増加要因に対し、たな卸資産の増加659,968千円、法人税等の支払額202,717千円、売上債権の増加額82,212千円等の減少要因があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2,075,678千円(前連結会計年度は1,581,285千円の使用)となりました。
これは主に、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2,319,265千円、有形固定資産の取得による支出454,993千円等の使用に対し、LIVIO FROZEN FOOD PTE. LTD.において、M&Aを行う以前に所有していた投資用不動産を売却したことにより482,429千円の収入等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、2,370,485千円(前連結会計年度は1,150,072千円の収入)となりました。
これは主に、短期借入れによる収入1,250,000千円、長期借入れによる収入2,481,734千円等の増加要因に対し、長期借入金の返済による支出1,331,169千円等があったことによるものです。
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、販売事業セグメントにおいては、生産を行っておりませんので該当事項はありません。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2018年3月1日
至 2019年2月28日)
生産高(千円)前年同期比(%)
製造事業14,298,968111.2
合計14,298,968111.2

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)受注実績
当社グループは、販売計画に基づいた見込生産を行っているため、該当事項はありません。
(3)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2018年3月1日
至 2019年2月28日)
販売高(千円)前年同期比(%)
製造事業17,165,933112.1
販売事業6,550,187138.5
合計23,716,121118.4

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.最近2連結会計年度において、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先はありません。
経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
(1)重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、重要な会計方針等に基づき、資産・負債の評価および収益・費用の認識に影響を与える見積りおよび判断をおこなっております。これらの見積りおよび判断に関しましては、過去の実績および状況等から最も合理的であると判断される前提に基づき、継続して評価をおこなっておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は見積りと異なる可能性があります。
なお、当社グループの連結財務諸表において採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度と比較して3,680,305千円増加の23,716,121千円となりました。これは主として、前期、当期においてM&Aによリグループ化した6社(株式会社ヤマニ野口水産、JSTT SINGAPORE PTE.LTD.、株式会社おむすびころりん本舗、株式会社まるかわ食品、SIN HIN FROZEN FOOD PRIVATE LIMITED、LIVIO FROZEN FOOD PTE. LTD.)が寄与したことによるものであります。
売上原価は、前連結会計年度と比較して2,889,089千円増加の18,629,010千円となりました。これは主として、売上高増加によるものであります。
以上の結果により、当連結会計年度の売上総利益は、5,087,111千円となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較して930,736千円増加の4,732,180千円となりました。これは主として、M&Aによるグループ企業の増加により、販売費および人件費が増加したことによるものであります。
以上の結果により、当連結会計年度の営業利益は、354,930千円となりました。
営業外収益は、主として受取補償金等の計上により88,218千円となりました。また、営業外費用は、支払利息等の計上により、22,869千円となりました。
以上の結果により、当連結会計年度の経常利益は、420,278千円となりました。
特別利益は、固定資産売却益等の計上により、12,688千円となりました。また、特別損失は、固定資産除却損等の計上により、3,739千円となりました。
以上の結果により、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、429,228千円となりました。
法人税等合計は、134,066千円を計上しました。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比較して155,755千円減少して263,692千円となりました。
(3)財政状態の分析
① 資産
当社グループの当連結会計年度末における総資産は15,180,930千円となり、前連結会計年度末と比較して4,452,708千円増加しました。
流動資産は、9,691,982千円となり、前連結会計年度末と比較して2,788,905千円増加しました。これは主として、たな卸資産が1,338,829千円、売上債権が772,041千円増加したことによるものであります。
固定資産は、5,488,947千円となり、前連結会計年度末と比較して1,663,802千円増加しました。これは主として、のれんが1,392,906千円、有形固定資産が197,072千円増加したことによるものです。
② 負債
負債は、10,585,304千円となり、前連結会計年度末と比較して3,969,831千円増加しました。このうち、流動負債は7,248,486千円となり、前連結会計年度末と比較して2,398,219千円増加しました。これは主として、借入金等が1,383,120千円、買掛金が738,265千円増加したことによるものです。固定負債は3,336,817千円となり、前連結会計年度末と比較して1,571,612千円増加しました。これは主として、借入金等が1,611,142千円増加したことによるものであります。
③ 純資産
純資産は、4,595,625千円となり、前連結会計年度末と比較して482,876千円増加しました。これは主として、非支配株主持分が302,829千円増加したこと、および親会社株主に帰属する当期純利益を263,692千円計上したことによるものであります。
(4)キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりです。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、既存事業において経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持するとともに、M&Aに必要な資金を確保する事を基本方針としております。事業活動に必要な資金については、主に金融機関および内部資金等を活用しております。また、グループ内の余剰資金を活用するためにキャッシュ・マネジメント・システムを導入し、資金効率の向上に努めています。
(6)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
目標とする経営指標等については、事業の特性等を考慮し、現状においては具体的な指標の設定はございませんが、中長期的な設備投資計画を実行していくための適切な利益額およびキャッシュ・フローの確保に努めております。

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