四半期報告書-第35期第2四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 14:31
【資料】
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【項目】
25項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、企業業績、雇用環境の面において改善がみられ、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、海外では米中貿易摩擦のリスクなど不安定な国際情勢が続き、依然として不透明な状況にあります。
当社を取り巻く環境におきましては、企業のIT投資のペースは引き続き増加する傾向にあります。ERP市場においてもIT基盤の統合・再構築は企業の重要課題とされ、堅調な成長を続けております。
このような経営環境のもと、当社はSAP ERPパッケージ導入のプライム(元請け案件)をより多く受注すべく、当社の強みである人事ソリューションを中心に営業活動を推進してまいりました。合わせて、FIS(※)の営業も積極的に行い、受注の安定に努め、顧客基盤の拡大を図ってまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間におきましては、売上高1,228,694千円(前年同期比2.7%減)、営業利益173,398千円(前年同期比9.1%減)、経常利益181,813千円(前年同期比6.7%減)、四半期純利益は124,529千円(前年同期比0.8%増)となりました。
なお、当社はERPソリューション事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(※)FIS(Function Implement Service)
SAP導入プロジェクトにおいて業務設計、システム設計から顧客要件を分析し、SAPの実現機能の設計やアドオン(作り込み)設計の技術支援を行う。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ33,382千円減少し、2,445,142千円となりました。これは現金及び預金が20,412千円、売掛金が27,816千円減少したことと、仕掛品が15,864千円増加したことが主な要因であります。
(負債)
当第2四半期会計期間末の負債は、前事業年度末に比べ15,731千円減少し、260,095千円となりました。これは、買掛金が19,968千円減少したことが主な要因であります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べ17,652千円減少し、2,185,047千円となりました。これは利益剰余金が四半期純利益の計上により124,529千円増加し、配当金の支払により125,377千円減少したことが主な要因であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は前事業年度末より20,412千円減少し、1,714,565千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動の結果得た資金は、125,357千円(前期は40,189千円の収入)となりました。これは主に税引前四半期純利益181,813千円の収入要因及び、法人税等の支払額67,979千円の支出要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用して資金は、24,923千円となりました。これは投資有価証券の取得による支出24,923千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動の結果使用した資金は、120,846千円(前期は119,633千円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額125,055千円によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。