四半期報告書-第36期第2四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/14 14:31
【資料】
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【項目】
29項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、極めて厳しい状況となりました。景気の先行きは、感染者数が増加傾向にある等、感染拡大に歯止めがかからず、依然として不透明な状況にあります。
当社を取り巻く環境におきましては、人手不足を背景とした合理化・省力化投資、老朽化に伴う維持・更新投資が堅調であり、企業のIT投資のペースは引き続き増加する傾向にあります。
このような経営環境のもと、当社はSAP ERPパッケージ導入のプライム(元請け案件)をより多く受注すべく、当社の強みである人事ソリューションを中心に営業活動を推進してまいりました。合わせて、FIS(※)の営業も積極的に行い、受注の安定に努め、顧客基盤の拡大を図ってまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間におきましては、売上高1,319,295千円(前年同期比7.4%増)、営業利益221,257千円(前年同期比27.6%増)、経常利益229,906千円(前年同期比26.5%増)、四半期純利益は158,691千円(前年同期比27.4%増)となりました。
なお、当社はERPソリューション事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(※)FIS(Function Implement Service)
SAP導入プロジェクトにおいて業務設計、システム設計から顧客要件を分析し、SAPの実現機能の設計やアドオン(作り込み)設計の技術支援を行う。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ39,065千円減少し、2,543,152千円となりました。これは現金及び預金が23,359千円、売掛金が13,319千円増加したことと、投資有価証券が82,236千円減少したことが主な要因であります。
(負債)
当第2四半期会計期間末の負債は、前事業年度末に比べ15,061千円減少し、262,874千円となりました。これは、買掛金が16,012千円減少したことが主な要因であります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べ24,003千円減少し、2,280,278千円となりました。これは利益剰余金が四半期純利益の計上により158,691千円増加し、配当金の支払により126,001千円減少したこととその他有価証券評価差額金が57,055千円減少したことが主な要因であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は前事業年度末より23,359千円増加し、1,783,254千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動の結果得た資金は、149,354千円(前年同期は125,357千円の収入)となりました。これは主に税引前四半期純利益229,906千円の収入要因及び、法人税等の支払額52,283千円の支出要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は、549千円(前年同期は24,923千円の支出)となりました。これは有形固定資産の取得による支出549千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動の結果使用した資金は、125,446千円(前年同期は120,846千円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額125,809千円によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。