四半期報告書-第38期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/14 14:32
【資料】
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【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限の緩和により景気の回復傾向は見られますが、ロシア・ウクライナ情勢の悪化による地政学リスクや物価の高騰、円安の影響により依然として不透明な状況にあります。
当社を取り巻く環境におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴いテレワークが普及したことにより、オンライン会議システムやクラウド型システムの導入、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みなど、企業のIT投資のペースは引き続き増加する傾向にあります。
このような経営環境のもと、SAP ERPパッケージ導入のプライム(元請け案件)をより多く受注すべく、当社の強みである人事ソリューションを中心に営業活動を推進してまいりました。合わせて、FIS(※)、RPAの営業も積極的に行い、受注の安定に努め、顧客基盤の拡大を図ってまいりました。
また、当社はコンサルティングサービスの更なる飛躍に向けて東京本社を移転いたしました。当社が提供するコンサルティングサービスは「ヒト」が全てです。研修施設を拡大・充実させたことによって、新卒の採用枠を拡げ、また組織を強化すべく社内教育を実施するために整備・充実化を行いました。
この結果、当第3四半期累計期間におきましては、売上高2,004,582千円(前年同期比0.8%増)、営業利益253,714千円(前年同期比16.3%減)、経常利益272,163千円(前年同期比15.1%減)、四半期純利益は187,689千円(前年同期比15.7%減)となりました。
なお、当社はERPソリューション事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(※)FIS(Function Implement Service)
SAP導入プロジェクトにおいて業務設計、システム設計から顧客要件を分析し、SAPの実現機能の設計やアドオン(作り込み)設計の技術支援を行う。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ12,224千円増加し、2,972,570千円となりました。これは売掛金及び契約資産が113,451千円減少したことと、有形固定資産が47,425千円、投資有価証券が22,666千円、その他(敷金)が47,241千円増加したことが主な要因であります。
(負債)
当第3四半期会計期間末の負債は、前事業年度末に比べ61,494千円減少し、252,000千円となりました。これは資産除去債務が12,910千円増加したことと、未払法人税等が86,360千円減少したことが主な要因であります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べ73,718千円増加し、2,720,571千円となりました。これは利益剰余金が四半期純利益の計上により187,689千円増加し、配当金の支払により150,022千円減少し、自己株式を26,081千円処分したこととその他有価証券評価差額金が15,726千円増加したことが主な要因であります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。