有価証券報告書-第21期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

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2019/03/29 9:56
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(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、会計方針の変更を行っており、遡及処理の内容を反映させた数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
①経営成績等の状況
a.経営成績の状況
当連結会計年度(平成30年1月1日~平成30年12月31日)における我が国経済は、企業収益や雇用情勢の改善により、緩やかな回復基調が続いています。一方、世界経済においては、緩やかな回復傾向にあるものの、米中貿易摩擦の影響や欧州の政治動向、金融資本市場の変動の影響、東アジア等の地政学的リスクなど、依然として先行き不透明な状況が続いています。
国内の情報サービス業界においては、働き方改革の更なる広がりにより、生産性向上及び業務効率化に対する情報システムの需要が継続的に高まっております。企業はコストパフォーマンスと利便性の高い情報システムを求めており、企業向けのシステムにおいてもクラウドサービスの浸透が進んでいます。
またインターネット業界においては、大手企業を中心に「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉に強い関心が寄せられており、既存のビジネスモデルや業界構造を大きく変化させる新たなデジタル化の流れに注目が集まっています。
このような市場環境の中、当社グループは製販一体体制を継続し、クラウドサービス・インターネットソリューションの提供を行ってきました。ビジネスソリューション事業の主力製品であるクラウドERP「ZAC Enterprise」と「Reforma PSA」は、プロジェクト管理を必要としている企業を軸としてさまざまな業界・業種に幅広く求められ安定的に伸長し、業績に寄与いたしました。コミュニケーションデザイン事業においてはウェブサイトやデジタルコンテンツ、アプリケーションの企画・制作、SNS活用の戦略立案・運用支援、ウェブ広告の戦略策定・運用など、デジタルを基軸に顧客のビジネスを全方位から支援するさまざまなソリューションを提供してまいりました。そして持続的な企業価値の向上を実現すべく、各事業において新規顧客の開拓、重点顧客の深掘活動にも取り組みました。
このような経営環境のもと、当連結会計年度の当社グループの連結業績は、売上高4,463,678千円(前年同期比21.4%増加)、営業利益1,174,531千円(同36.8%増加)、経常利益1,186,134千円(同41.1%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は834,128千円(同45.2%増加)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(a)ビジネスソリューション事業
ビジネスソリューション事業から得られる収入は、下表のとおりに大別されます。
売上種別サービス内容
ライセンス「ZAC Enterprise」のライセンス買取又はSaaS形式での月額利用料。「Reforma PSA」のSaaS形式での月額利用料。
「ZAC Enterprise」のライセンスについては買取による販売が中心となっております。「Reforma PSA」のライセンスにおいてはSaaS形式の販売のみとなります。
導入支援・カスタマイズ「ZAC Enterprise」の導入にかかる支援業務、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ開発業務。
保守「ZAC Enterprise」の保守料金。ライセンスの数に応じた月額課金となっております。

主力のクラウドERP「ZAC Enterprise」における新規顧客の獲得と既存顧客との取引拡大により、売上高・営業利益ともに好調に推移しました。また「Reforma PSA」においても新規顧客の獲得が進み、売上・利益に貢献しました。この結果、外部顧客への売上高は、2,325,729千円(前年同期比23.1%増加)、セグメント利益(営業利益)899,395千円(同31.3%増加)となりました。
(b)コミュニケーションデザイン事業
コミュニケーションデザイン事業は、引き続き既存顧客との取引拡大により売上高・営業利益ともに順調に推移しました。この結果、外部顧客への売上高は、2,137,949千円(前年同期比19.5%増加)、セグメント利益(営業利益)275,135千円(同58.5%増加)となりました。
b.財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,260,732千円増加し、6,637,714千円(前年同期比23.4%増)となりました。主な要因は、現金及び預金が681,056千円、受取手形及び売掛金が404,784千円増加したことによります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ573,926千円増加し、1,243,369千円(同85.7%増)となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が113,089千円、未払法人税等が156,942千円、受注損失引当金83,260千円が増加したことによります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ686,806千円増加し、5,394,344千円(同14.6%増)となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益834,128千円の計上による増加及び配当金の支払い124,500千円の減少により利益剰余金が709,628千円増加したことによります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は4,550,918千円となり、前連結会計年度末と比べ651,232千円の増加(前年同期比16.7%増加)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は941,761千円(前連結会計年度は876,332千円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払による減少227,802千円等があったものの、税金等調整前当期純利益1,181,353千円等が生じたことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は145,531千円(前連結会計年度は431,585千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出48,139千円、定期預金の預入による支出36,244千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出25,717千円が生じたことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は124,715千円(前連結会計年度は2,178,058千円の獲得)となりました。これは主に、配当金の支払額124,359千円によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)
ビジネスソリューション事業893,015123.9
コミュニケーションデザイン事業1,108,696105.5
合計2,001,711113.0

(注) 1.金額は、製造原価によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
ビジネスソリューション事業2,338,967121.8226,313106.2
コミュニケーションデザイン事業2,117,775118.7197,46890.7
合計4,456,743120.3423,78298.4

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)
ビジネスソリューション事業2,325,729123.1
コミュニケーションデザイン事業2,137,949119.5
合計4,463,678121.4

(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
イオンリテール株式会社510,15713.9466,91510.5

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、過去の実績等を勘案して合理的な見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
ⅰ)経営成績等の分析
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績等の状況」をご参照ください。また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
ⅱ)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当社グループは、積極的な最新技術の導入やサービスの高機能化、生産性の最適化や販売市場の拡大に取り組むため、研究開発等の事業投資や人材育成投資を継続的に実施していく考えであります。
これらの資金需要は手元資金で賄うことを基本とし、必要に応じて資金調達を実施いたします。

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