有価証券報告書-第5期(平成30年7月1日-令和1年6月30日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、アメリカと中国との貿易摩擦による世界経済減速が懸念され、国内でも個人消費は力強さを欠く動きとなりました。
後発医薬品業界におきましては、2025年には5人に1人が75歳以上になるという「2025年問題」を控え、「経済財政運営と改革の基本方針2019~『令和』新時代:『Society 5.0』への挑戦~」(骨太方針2019)でも「後発医薬品の使用促進について、安定供給や品質の更なる信頼性確保を図りつつ、2020年9月までの後発医薬品使用割合80%の実現に向け、インセンティブ強化も含めて引き続き取り組む。」と明記されており、ジェネリック医薬品は今後も数量シェアの拡大が続くものと見込まれます。その一方で、2年に1回としてきた薬価改定を2021年度から毎年実施する方針が了承され、価格の引き下げ圧力が増すなど厳しさも見えてきております。
このような事業環境の中で、当社グループは高品質で安価な輸入原薬を提供することに主眼をおいて、医薬品原料である原薬の輸入販売を行うとともに、注射剤を中心とした医薬品製剤の開発・製造・販売を行い、原薬の調達から製剤までの一貫した製造が可能な体制のもと、国内外の医薬品メーカーと幅広く取引を実施しております。また、自社開発品の製造・販売並びに国内大手メーカー等からの製造受託を通じて、ジェネリック医薬品を中心に医薬品業界における多様なニーズに対応できる事業展開を行っております。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高15,206百万円(前期比2.6%増)、営業利益1,210百万円(前期比5.0%減)、経常利益1,276百万円(前期比0.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益653百万円(前期比11.1%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
原薬販売事業
原薬販売事業におきましては、高脂血症用剤原薬の薬価改定による単価下落や在庫調整による需要減があったものの、抗悪性腫瘍薬用原薬や抗生物質製剤用原薬の需要増により、当連結会計年度の売上高は11,784百万円(前期比0.2%増)となりました。同様にセグメント利益は1,609百万円(前期比0.0%減)とほぼ横ばいとなりました。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高907百万円を含んでおり、これは「炭酸ランタンOD錠」の原薬が販売に寄与したことが主要因であります。
医薬品製造販売事業
医薬品製造販売事業におきましては、前期より製造を開始した「マキサカルシトール静注透析用」が2018年11月以降に増産体制を整え通期で販売に寄与したことと、同年8月に上市しました「炭酸ランタンOD錠」の販売が寄与し、売上高は4,328百万円(前期比23.8%増)となりました。しかしながら「炭酸ランタンOD錠」に関しては修正セグメント予想を実績が下回ったことや、当初に想定していた以上の生産コストが発生したこと等によりセグメント損失は331百万円(前期は324百万円の損失)となりました。
②財政状態の状況
当連結会計年度における資産、負債及び純資産状況は次のとおりであります。
総資産は、22,088百万円となり、前連結会計年度末に比べ498百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の減少776百万円、建設仮勘定の減少1,135百万円があった一方で、受取手形及び売掛金の増加686百万円、原材料及び貯蔵品の増加201百万円、機械装置及び運搬具(純額)の増加1,342百万円等があったことによるものであります。
負債は8,679百万円となり、前連結会計年度末に比べ75百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金の減少464百万円、長期借入金の減少293百万円があった一方で、支払手形及び買掛金の増加97百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加189百万円、未払法人税等の増加111百万円、及び未払金等を含むその他流動負債の増加407百万円等があったことによるものであります。
純資産は13,409百万円となり、前連結会計年度末と比べ422百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加483百万円によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末より0.6ポイント増加し、60.7%となっております。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ680百万円減少し、4,255百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は384百万円(前年同期は1,183百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,312百万円、減価償却費527百万円、及び仕入債務の増加額133百万円があった一方で、法人税等の支払額830百万円、売上債権の増加額616百万円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は243百万円(前年同期は867百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入266百万円、固定資産の取得による支出430百万円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は815百万円(前年同期は969百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の減少額464百万円、配当金の支払額230百万円等があったことによるものであります。
④公正取引委員会からの排除措置命令に伴う再発防止策の策定及び役員等の処分について
当社の子会社であるコーアイセイ株式会社は、2019年6月4日に「炭酸ランタンOD錠」の販売価格の決定に関し、公正取引委員会から独占禁止法に基づく排除措置命令および課徴金納付命令を受けました。投資家の皆様、お取引先様をはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。当社といたしましては、この度の命令を厳粛かつ真摯に受け止め、再発防止策及び役員等の処分を以下のとおり実施することといたしました。
1.再発防止策
(1)内部統制委員会の設置
(2)社内規程の見直し、行動基準に具体的基準を追加
(3)内部通報制度の見直し
(4)コーアイセイ株式会社取締役会において、「他の事業者と共同して仕切価を決定しないこと、仕切価に関する情報交換を行わない」旨を決議
(5)外部機関によるコンプライアンス研修の実施
(6)社内コンプライアンス研修の実施
2.役員等の処分
(1)コーアイセイ株式会社役員報酬の減額
・代表取締役(2名) 年間報酬の 15%(1ヵ月)
・取締役(3名) 年間報酬の 5%(1ヵ月)
(2)社内処分の実施
・関係者を社内規定に従い処分
今後より一層、法令遵守の徹底に取り組み、信頼回復に努めてまいります。なお、納付すべき課徴金の額は1百万円で、当連結会計年度に含めております。
⑤「炭酸ランタンOD錠」特許権侵害差止請求訴訟判決確定について
当社子会社コーアイセイ株式会社(本社:山形県山形市、代表取締役社長:廣野敏博)及びコーアバイオテックベイ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:首藤利幸)他3社に対しバイエル薬品株式会社が提起し係争中であった「炭酸ランタンOD錠」に係る特許権侵害差止請求控訴事件について、控訴人バイエル薬品株式会社が申し立てていた控訴につき2019年7月31日付けで、控訴の全部の取り下げがなされたことにより、2019年6月12日東京地方裁判所において原告の請求が棄却された第一審判決が、確定しました。なお、本判決確定による当社グループ業績への影響はありません。
⑥生産、受注及び販売の実績
イ.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.金額はセグメント間の内部振替前の数値によっております。
3.金額は販売価格によっております。
ロ.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.金額はセグメント間の内部振替前の数値によっております。
ハ.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.金額はセグメント間の内部振替前の数値によっております。
3.当社グループは医薬品製造販売事業の一部について受注生産を行っているため、その分の金額を記載しております。
ニ.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、並びに資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。また、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②経営成績の分析
経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。
③キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載しております。
⑤財政政策
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金又は借入により資金調達することとしております。当社グループの設備投資については、景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して策定し、これらの資金需要は内部資金又は資金調達の実施により賄うことを基本としております。
⑥経営戦略の現状と見通し
グループの事業ターゲットを「超高齢社会」として、2025年には5人に1人が75歳以上になると言われ、加速し続ける「超高齢社会」に対応した医薬品事業をグループとして推進しております。
グループの中核であるコーア商事株式会社では、「ジェネリックのベストパートナー」を今後も体現していくために、国内外の原薬製造元との信頼関係の強化を進めるとともに新たな原薬製造元を開拓し、更に、医薬分析センターやSIセンターによる顧客サービスの向上を図ることにより、原薬輸入商社としてイメージされる範疇を超えた付加価値の提供を推進してまいります。
グループのもう1つの主要会社であるコーアイセイ株式会社では、注射剤の中でも高度の技術が要求される高薬理活性注射剤の製造を目的として、2016年5月に山形市蔵王にこの製造ラインを擁するコーアイセイ株式会社蔵王工場を建設しております。同工場ではシリンジラインが既に稼働を開始しており、今後、バイアル液剤・凍結乾燥ラインを順次稼動させる予定であります。
⑦経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、国内外の医薬品事業を取り巻く環境の変化に対し、今後の事業拡充や安定収益の確保を通じて持続的成長を果たすため、ジェネリック領域や製造受託を中心とした既存分野における製造販売の拡大を図るとともに、抗がん剤などの高薬理活性領域を始めとした新しい分野への取り組みや、原薬販売事業に続く医薬品商社としての新事業の構築を行うことが必要であると認識しております。
具体的には、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、アメリカと中国との貿易摩擦による世界経済減速が懸念され、国内でも個人消費は力強さを欠く動きとなりました。
後発医薬品業界におきましては、2025年には5人に1人が75歳以上になるという「2025年問題」を控え、「経済財政運営と改革の基本方針2019~『令和』新時代:『Society 5.0』への挑戦~」(骨太方針2019)でも「後発医薬品の使用促進について、安定供給や品質の更なる信頼性確保を図りつつ、2020年9月までの後発医薬品使用割合80%の実現に向け、インセンティブ強化も含めて引き続き取り組む。」と明記されており、ジェネリック医薬品は今後も数量シェアの拡大が続くものと見込まれます。その一方で、2年に1回としてきた薬価改定を2021年度から毎年実施する方針が了承され、価格の引き下げ圧力が増すなど厳しさも見えてきております。
このような事業環境の中で、当社グループは高品質で安価な輸入原薬を提供することに主眼をおいて、医薬品原料である原薬の輸入販売を行うとともに、注射剤を中心とした医薬品製剤の開発・製造・販売を行い、原薬の調達から製剤までの一貫した製造が可能な体制のもと、国内外の医薬品メーカーと幅広く取引を実施しております。また、自社開発品の製造・販売並びに国内大手メーカー等からの製造受託を通じて、ジェネリック医薬品を中心に医薬品業界における多様なニーズに対応できる事業展開を行っております。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高15,206百万円(前期比2.6%増)、営業利益1,210百万円(前期比5.0%減)、経常利益1,276百万円(前期比0.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益653百万円(前期比11.1%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
原薬販売事業
原薬販売事業におきましては、高脂血症用剤原薬の薬価改定による単価下落や在庫調整による需要減があったものの、抗悪性腫瘍薬用原薬や抗生物質製剤用原薬の需要増により、当連結会計年度の売上高は11,784百万円(前期比0.2%増)となりました。同様にセグメント利益は1,609百万円(前期比0.0%減)とほぼ横ばいとなりました。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高907百万円を含んでおり、これは「炭酸ランタンOD錠」の原薬が販売に寄与したことが主要因であります。
医薬品製造販売事業
医薬品製造販売事業におきましては、前期より製造を開始した「マキサカルシトール静注透析用」が2018年11月以降に増産体制を整え通期で販売に寄与したことと、同年8月に上市しました「炭酸ランタンOD錠」の販売が寄与し、売上高は4,328百万円(前期比23.8%増)となりました。しかしながら「炭酸ランタンOD錠」に関しては修正セグメント予想を実績が下回ったことや、当初に想定していた以上の生産コストが発生したこと等によりセグメント損失は331百万円(前期は324百万円の損失)となりました。
②財政状態の状況
当連結会計年度における資産、負債及び純資産状況は次のとおりであります。
総資産は、22,088百万円となり、前連結会計年度末に比べ498百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の減少776百万円、建設仮勘定の減少1,135百万円があった一方で、受取手形及び売掛金の増加686百万円、原材料及び貯蔵品の増加201百万円、機械装置及び運搬具(純額)の増加1,342百万円等があったことによるものであります。
負債は8,679百万円となり、前連結会計年度末に比べ75百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金の減少464百万円、長期借入金の減少293百万円があった一方で、支払手形及び買掛金の増加97百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加189百万円、未払法人税等の増加111百万円、及び未払金等を含むその他流動負債の増加407百万円等があったことによるものであります。
純資産は13,409百万円となり、前連結会計年度末と比べ422百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加483百万円によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末より0.6ポイント増加し、60.7%となっております。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ680百万円減少し、4,255百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は384百万円(前年同期は1,183百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,312百万円、減価償却費527百万円、及び仕入債務の増加額133百万円があった一方で、法人税等の支払額830百万円、売上債権の増加額616百万円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は243百万円(前年同期は867百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入266百万円、固定資産の取得による支出430百万円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は815百万円(前年同期は969百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の減少額464百万円、配当金の支払額230百万円等があったことによるものであります。
④公正取引委員会からの排除措置命令に伴う再発防止策の策定及び役員等の処分について
当社の子会社であるコーアイセイ株式会社は、2019年6月4日に「炭酸ランタンOD錠」の販売価格の決定に関し、公正取引委員会から独占禁止法に基づく排除措置命令および課徴金納付命令を受けました。投資家の皆様、お取引先様をはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。当社といたしましては、この度の命令を厳粛かつ真摯に受け止め、再発防止策及び役員等の処分を以下のとおり実施することといたしました。
1.再発防止策
(1)内部統制委員会の設置
(2)社内規程の見直し、行動基準に具体的基準を追加
(3)内部通報制度の見直し
(4)コーアイセイ株式会社取締役会において、「他の事業者と共同して仕切価を決定しないこと、仕切価に関する情報交換を行わない」旨を決議
(5)外部機関によるコンプライアンス研修の実施
(6)社内コンプライアンス研修の実施
2.役員等の処分
(1)コーアイセイ株式会社役員報酬の減額
・代表取締役(2名) 年間報酬の 15%(1ヵ月)
・取締役(3名) 年間報酬の 5%(1ヵ月)
(2)社内処分の実施
・関係者を社内規定に従い処分
今後より一層、法令遵守の徹底に取り組み、信頼回復に努めてまいります。なお、納付すべき課徴金の額は1百万円で、当連結会計年度に含めております。
⑤「炭酸ランタンOD錠」特許権侵害差止請求訴訟判決確定について
当社子会社コーアイセイ株式会社(本社:山形県山形市、代表取締役社長:廣野敏博)及びコーアバイオテックベイ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:首藤利幸)他3社に対しバイエル薬品株式会社が提起し係争中であった「炭酸ランタンOD錠」に係る特許権侵害差止請求控訴事件について、控訴人バイエル薬品株式会社が申し立てていた控訴につき2019年7月31日付けで、控訴の全部の取り下げがなされたことにより、2019年6月12日東京地方裁判所において原告の請求が棄却された第一審判決が、確定しました。なお、本判決確定による当社グループ業績への影響はありません。
⑥生産、受注及び販売の実績
イ.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年7月1日 至 2019年6月30日) | 前年同期比(%) |
| 医薬品製造販売事業(千円) | 2,350,708 | 131.7 |
| 合計(千円) | 2,350,708 | 131.7 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.金額はセグメント間の内部振替前の数値によっております。
3.金額は販売価格によっております。
ロ.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年7月1日 至 2019年6月30日) | 前年同期比(%) |
| 原薬販売事業(千円) | 8,880,680 | 102.9 |
| 医薬品製造販売事業(千円) | 1,833,723 | 147.6 |
| 合計(千円) | 10,714,404 | 108.5 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.金額はセグメント間の内部振替前の数値によっております。
ハ.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| 医薬品製造販売事業(千円) | 2,646,840 | 116.4 | 1,162,643 | 120.9 |
| 合計 | 2,646,840 | 116.4 | 1,162,643 | 120.9 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.金額はセグメント間の内部振替前の数値によっております。
3.当社グループは医薬品製造販売事業の一部について受注生産を行っているため、その分の金額を記載しております。
ニ.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年7月1日 至 2019年6月30日) | 前年同期比(%) |
| 原薬販売事業(千円) | 10,877,890 | 96.0 |
| 医薬品製造販売事業(千円) | 4,328,141 | 123.8 |
| 合計(千円) | 15,206,032 | 102.6 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2017年7月1日 至 2018年6月30日) | 当連結会計年度 (自 2018年7月1日 至 2019年6月30日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 日医工株式会社 | 2,845,234 | 19.2 | 2,096,493 | 13.8 |
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、並びに資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。また、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②経営成績の分析
経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。
③キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
④経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載しております。
⑤財政政策
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金又は借入により資金調達することとしております。当社グループの設備投資については、景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して策定し、これらの資金需要は内部資金又は資金調達の実施により賄うことを基本としております。
⑥経営戦略の現状と見通し
グループの事業ターゲットを「超高齢社会」として、2025年には5人に1人が75歳以上になると言われ、加速し続ける「超高齢社会」に対応した医薬品事業をグループとして推進しております。
グループの中核であるコーア商事株式会社では、「ジェネリックのベストパートナー」を今後も体現していくために、国内外の原薬製造元との信頼関係の強化を進めるとともに新たな原薬製造元を開拓し、更に、医薬分析センターやSIセンターによる顧客サービスの向上を図ることにより、原薬輸入商社としてイメージされる範疇を超えた付加価値の提供を推進してまいります。
グループのもう1つの主要会社であるコーアイセイ株式会社では、注射剤の中でも高度の技術が要求される高薬理活性注射剤の製造を目的として、2016年5月に山形市蔵王にこの製造ラインを擁するコーアイセイ株式会社蔵王工場を建設しております。同工場ではシリンジラインが既に稼働を開始しており、今後、バイアル液剤・凍結乾燥ラインを順次稼動させる予定であります。
⑦経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、国内外の医薬品事業を取り巻く環境の変化に対し、今後の事業拡充や安定収益の確保を通じて持続的成長を果たすため、ジェネリック領域や製造受託を中心とした既存分野における製造販売の拡大を図るとともに、抗がん剤などの高薬理活性領域を始めとした新しい分野への取り組みや、原薬販売事業に続く医薬品商社としての新事業の構築を行うことが必要であると認識しております。
具体的には、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。