四半期報告書-第8期第3四半期(令和4年3月1日-令和4年5月31日)

【提出】
2022/07/15 16:03
【資料】
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【項目】
41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当社の主要な事業領域である電子書籍市場については、インプレス総合研究所の「電子書籍ビジネス調査報告書2021」によれば、2020年度の電子書籍市場規模は4,821億円で、前年度の3,750億円から28.6%増加し、そのうち83.0%にあたる4,002億円をコミックが占めております。昨年の同研究所の「電子書籍ビジネス調査報告書2020」では、2020年度の電子書籍市場規模の予測は、4,442億円であったことから、予測を上回る結果となっております。また、2025年度には電子書籍市場は2020年度の約1.4倍の6,747億円に拡大すると予想されています。なお、「電子書籍ビジネス調査報告書2021」より、電子書籍市場の定義を見直し、従来「電子雑誌」と「電子書籍」を合わせて「電子出版」としておりましたが、「電子雑誌」を「電子書籍」に含めております。
APP事業において、主力事業であるマンガアプリ事業では広告市況の悪化に伴い広告ARPUが低下したことで広告収益が減少しました。エンタメ事業では占い事業が好調に推移しましたが、APP事業全体で売上高は前年同期と比較してやや減少しました。一方、マンガアプリ事業において広告宣伝費を効率的に投下したことにより、営業利益は前年同期並みの着地となりました。
RET事業においては事業構造改革により&AND HOSTELの運営にかかる損益が大幅に改善したこととともに、ターゲットやコンセプトの転換を行ったことで稼働率も上昇傾向にあります。
その他事業においては前事業年度に事業ポートフォリオの見直しの一環として、宿泊領域及び賃貸不動産領域向けサービスを事業譲渡したことにより前年同期比で売上高が減少しましたが、不採算事業の撤退により営業損失は縮小いたしました。
以上の結果、当第3四半期累計期間における売上高は2,051,474千円(前年同期比8.7%減)、営業利益28,168千円(前年同期は営業損失136,238千円)、経常損失131,042千円(前年同期は経常損失247,018千円)、四半期純損失131,090千円(前年同期は四半期純損失268,660千円)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。なお、第1四半期会計期間より、報告セグメントの名称及び区分を変更しており、当第3四半期累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいて記載しております。
① APP事業
当第3四半期累計期間において、「マンガUP!」、「マンガPark」、「マンガMee」など既存マンガアプリについては、積極的な広告宣伝の実施、新規連載開始や人気コンテンツの連載、作品追加等によって、サービス提供を開始して以降、好調に推移しております。また、2020年4月にリリースした株式会社集英社と共同開発したマンガアプリ「ヤンジャン!」及び2020年5月にリリースした株式会社アムタスと共同開発したマンガアプリ「めちゃコミックの毎日連載マンガアプリ」についても、リリース以降、着実にMAU(注1)が増加しており、当社の収益に貢献しております。
一方で、新型コロナウイルス感染症の影響による広告市況全体の悪化等が影響し、広告ARPU(注2)は下降傾向にあり広告収益が減少しました。
この結果、当第3四半期累計期間におけるAPP事業の売上高は1,934,126千円(前年同期比4.6%減)、セグメント利益は344,972千円(前年同期比2.8%減)となりました。
(注)1.Monthly Active Userの略称であり、1ヶ月に一度でもアプリを利用したユーザーの数を指します。
2.Average Revenue Per Userの略称であり、ユーザー一人当たりの収益単価であります。
当社のAPP事業において運営するスマートフォンアプリのうち、「マンガアプリ」の四半期毎の平均MAU数の推移は下表のとおりであります。
(単位:万人)
年月平均MAU数年月平均MAU数
2017年5月末312020年2月末720
2017年8月末652020年5月末906
2017年11月末1082020年8月末994
2018年2月末1502020年11月末1,026
2018年5月末2042021年2月末1,054
2018年8月末2382021年5月末1,056
2018年11月末2792021年8月末1,101
2019年2月末3622021年11月末1,046
2019年5月末4302022年2月末1,044
2019年8月末5322022年5月末1,121
2019年11月末641

(注)上記の平均MAU数は、各四半期における平均値を記載しております。
② RET事業
当社が運営する宿泊施設である「&AND HOSTEL」では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けた前事業年度に比べ、一部店舗においてターゲットやコンセプトの転換を図り、新規顧客層の獲得を推進した結果、稼働率は回復基調となりました。一方、顧客単価は回復基調にはあるものの依然低い水準にあり、各店舗の運営収益は前年同期と比較して横ばいで推移しました。また、前事業年度において一部店舗における契約見直しを実施した結果、赤字店舗の賃料等の固定費が削減され前年同期と比較して赤字幅は縮小いたしました。
一方、不動産関連売上は不動産賃貸収入が継続して発生していることと、物件売買仲介手数料及び賃貸物件のコンサルティング事業である「&RESIDENCE」におけるコンサルティング収入がスポットで発生いたしました。
この結果、当第3四半期累計期間におけるIoT事業の売上高は111,712千円(前年同期比0.3%増)、セグメント損失は36,477千円(前年同期はセグメント損失129,848千円)となりました。
③ その他事業
前事業年度までIoT事業セグメントに含まれていた宿泊領域及び賃貸不動産領域向けサービスを事業譲渡したことにより、前年同期と比較すると売上高は減少しておりますが、不採算事業の撤退により営業利益は増加いたしました。
また、他のセグメントに属さない新技術等を用いたエンターテイメント領域の企画検討を継続して実施しております。
この結果、当第3四半期累計期間におけるその他事業の売上高は5,635千円(前年同期比94.8%減)、セグメント損失は20,430千円(前年同期はセグメント損失75,045千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産は4,914,921千円となり、前事業年度末に比べ461,628千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が249,407千円、売掛金が100,612千円、投資有価証券が64,999千円、また敷金及び保証金が43,514千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は4,153,522千円となり、前事業年度末に比べ334,735千円減少いたしました。これは主に短期借入金が45,000千円減少したこと、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)が207,852千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は761,399千円となり、前事業年度末に比べ126,892千円減少いたしました。これは主に四半期純損失の計上により利益剰余金が131,090千円減少したことによるものであります。
なお、自己資本比率は15.5%(前事業年度末は16.5%)となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。

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