有価証券報告書-第11期(2023/08/01-2024/07/31)

【提出】
2024/10/30 15:26
【資料】
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【項目】
150項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、「あらゆる価値を解放し、ココロ震える体験を世界に。」というグループパーパスのもと、サーバープラットフォーム事業や国内・海外向けマンガサービスの開発・運営、マンガ・Webtoonのコンテンツ制作等を行っております。その中で培ったサーバーインフラ技術、データ処理技術及びコンテンツ処理技術等を強みとして、事業規模を拡大してまいりました。
当社グループの主な事業領域である情報通信産業は、総務省発行の「令和6年版情報通信白書」によると、2022年時点で名目GDP54.7兆円となっており、全産業の10.1%を占めております。
当社グループが注力する電子書籍市場につきましては、2023年度の市場規模は6,449億円と推計され、2022年度の6,026億円から426億円(7.0%)増加しております。日本の電子出版市場は2024年度以降も拡大基調で、2028年度には8,000億円程度になると予測されております(インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告2024」)。
このような経営環境の中、当社グループは、リカーリングサービス及び初期開発・保守開発サービスにおいて、既存サービスの収益力拡大及び新規サービスのリリースに注力してまいりました。この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高3,662,056千円(前年同期比117.0%)、営業利益353,677千円(前年同期比81.5%)、経常利益375,480千円(前年同期比94.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益229,747千円(前年同期比112.5%)となりました。
なお、当社グループはインターネットサービス事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。サービス別の状況は、次のとおりであります。
(リカーリングサービス)
「リカーリングサービス」は、レベニューシェア収益及び月額固定収益(サブスクリプション)で構成されております。
当連結会計年度においては、新たに連結子会社となった、株式会社ビューン及び株式会社Romanzにおける収益の加算及び、地震予測AIサービス「ゆれしる」やインハウスによる広告運用収益、昨年度リリースをしたサービスの月額固定収益などが順調に伸長いたしました。
この結果、リカーリングサービスの売上高は3,334,423千円(前年同期比120.1%)となりました。
(初期開発・保守開発サービス)
「初期開発・保守開発サービス」は、リカーリングサービス案件獲得のための受託開発を提供するサービスです。取引先の新規サービス立ち上げ時、既存サーバーからの乗り換え時に、当社グループがその後のサービス保守運用も見据えたサーバープラットフォームやアプリケーション等をワンストップで提供します。
当連結会計年度においては、海外向けマンガアプリを含む複数のサービスを開発いたしました。
この結果、初期開発・保守開発サービスの売上高は327,633千円(前年同期比92.4%)となりました。
財政状態については次のとおりであります。
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は4,638,134千円となり、前連結会計年度末と比較して539,236千円の増加となりました。
その主な要因は、のれんの増加323,522千円によるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は1,862,543千円となり、前連結会計年度末と比較して77,405千円の増加となりました。
その主な要因は、長期借入金の増加115,960千円によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は2,775,590千円となり、前連結会計年度末と比較して461,831千円の増加となりました。
その主な要因は、非支配株主持分の増加245,572千円によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、主に営業活動によるキャッシュ・フローが増加したことにより、前連結会計年度末と比較して144,081千円増加し、1,900,086千円(前連結会計年度末1,756,004千円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は115,306千円(前年同期は401,473千円の獲得)となりました。その主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上381,721千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は29,855千円(前年同期は193,351千円の支出)となりました。その主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出192,912千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果獲得した資金は56,130千円(前年同期は557,805千円の獲得)となりました。その主な要因は、長期借入れによる収入100,000千円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績は、次のとおりであります。なお、当社グループはインターネットサービス事業の単一セグメントであるため、サービス別に記載しております。
サービスの名称当連結会計年度
(自 2023年8月1日
至 2024年7月31日)
受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
初期開発・保守開発サービス284,257120.3178,58165.80

(注)リカーリングサービス及びその他サービスで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループはインターネットサービス事業の単一セグメントであるため、サービス別に記載しております。
サービスの名称当連結会計年度
(自 2023年8月1日
至 2024年7月31日)
販売高(千円)前年同期比(%)
リカーリングサービス3,334,423120.1
初期開発・保守開発サービス327,63392.4
合計3,662,056117.0

(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2022年8月1日
至 2023年7月31日)
当連結会計年度
(自 2023年8月1日
至 2024年7月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
株式会社小学館409,88013.1496,36213.6
株式会社集英社429,29913.7438,25612.0

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたって、見積り、判断並びに仮定を用いることが必要となりますが、これらは期末日における資産・負債の金額、開示期間の収益・費用の金額及び開示情報に影響を与えます。ただし、これらの見積り、判断並びに仮定は、実際の結果とは異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針及び重要な見積りは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。
② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。また経営成績等に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に含めて記載しております。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要」に含めて記載しております。
当社グループの資金需要は、事業規模の拡大に係る人件費、その採用費、広告宣伝費及び主にサーバー購入に係る設備投資資金等の運転資金並びにM&A等の戦略的投資資金となります。財政状態等を勘案しながら、自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等による資金調達を考えております。
流動資産と流動負債のバランスを注視し、財政状態の健全性を評価しており、当連結会計年度末時点で健全な財務体制であると判断しております。なお、資金の短期流動性確保のため、金融機関と合計900,000千円の当座貸越契約を締結しております。

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