四半期報告書-第14期第3四半期(令和2年12月1日-令和3年2月28日)

【提出】
2021/04/13 15:03
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績に関する説明
当社グループは、「出会いからイノベーションを生み出す」というミッション、「ビジネスインフラになる」というビジョンを掲げ、「クラウドソフトウエア」に「テクノロジーと人力による名刺データ化の仕組み」を組み合わせた新しい手法を軸に、企業やビジネスパーソンが抱えるさまざまな課題の解決につながるサービスを展開しています。
当第3四半期連結累計期間は、継続的な売上高の成長の実現に向け、人材採用をはじめとした営業体制の強化に取り組みました。また、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」と名刺アプリ「Eight」上で利用できる「オンライン名刺」の利用拡大を推進したほか、クラウド請求書受領サービス「Bill One」の立ち上げに注力しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は11,753,209千円(前年同期比21.5%増)となり、2021年1月に日本国内の一部地域に発出された緊急事態宣言によるマイナス影響をやや受けたものの、総じて堅調な実績となりました。また、売上総利益は10,321,127千円(前年同期比24.1%増)、売上総利益率は87.8%(前年同期比1.8ポイント増)となりました。営業損益以下は、積極的な成長戦略の実行によって広告宣伝費や人件費等が増加したものの、売上高の伸長等に伴い利益率が大きく改善し、営業利益は823,156千円(前年同期比324.5%増)、経常利益は479,331千円(前年同期比490.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は413,870千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失94,154千円)となりました。
セグメント別の業績は以下の通りです。
なお、当社IRサイトに各事業のサービス内容やビジネスモデル、競争優位性等を掲載しています。詳しくは以下URLをご参照ください。
IRサイト(事業内容):https://ir.corp-sansan.com/ja/ir/management/businessinformation.html
①Sansan事業
当社は法人向け名刺管理サービス市場においてサービスを展開しており、同市場は、当社の成長等につれて2010年から2018年にかけて18倍に拡大しています。同市場において、当社が展開する「Sansan」は83.5%の市場シェア(注1)を占めていますが、昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大によるリモートワーク等の働き方の変化やデジタルトランスフォーメーションへの意識改革、SaaSビジネスへの関心の高まり等によって、市場規模はさらなる拡大が続いています。また、デジタルトランスフォーメーション市場は2030年において3兆425億円(2019年比2兆2,513億円増)(注2)、国内SaaS市場は2024年には1兆1,178億円(2019年比5,162億円増)(注3)の規模に達すると予想されています。
当第3四半期連結累計期間においては、「Sansan」の契約件数及び契約当たり月次売上高のさらなる拡大に向け、人材採用をはじめとした営業体制の強化のほか、「オンライン名刺」機能の利用拡大に取り組みました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、新規契約獲得に一定のマイナス影響が生じたものの、営業体制の強化等が奏功し、大手メーカーや中小企業の新規契約獲得が進んだ結果、当第3四半期連結会計期間末における「Sansan」の契約件数は前年同期末比14.2%増の7,523件と順調に推移しました。また、契約当たり月次売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、「Sansan」の初期導入時に提供するサービス料金等で構成される一部の売上高が低調に推移したこと等から、前年同期比2.5%増の167千円に留まりました。加えて、強固な顧客基盤の実現に向け、既存顧客の利用拡大に対する継続的な取り組みを行った結果、直近12か月平均の月次解約率(注4)は0.67%(前年同期比0.11ポイント増)となり、コロナ禍においても1%以下の低水準を維持しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は10,651,094千円(前年同期比19.3%増)、うち「Sansan」における固定収入であるストック売上高は10,100,598千円(前年同期比24.6%増)となりました。また、セグメント利益は4,528,774千円(前年同期比40.0%増)となりました。
(注) 1. シード·プランニング「名刺管理サービスと営業サービス(SFA/CRM/オンライン名刺交換)の最新動向」
2. 富士キメラ総研「2020 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望」
3. 富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2020年版」
4. 「Sansan」の既存契約の月額課金額に占める、解約に伴い減少した月額課金額の割合
②Eight事業
Eight事業では、プロフィール管理や名刺管理機能が無料で利用できる名刺アプリ「Eight」をベースとし、一部利用機能を拡充したBtoCサービス「Eightプレミアム」と「Eight」における名刺共有を企業内で可能にするサービス「Eight 企業向けプレミアム」や「Eight」のユーザーに対して広告配信ができるサービス「Eight Ads」、買い手と売り手を効率的にマッチングさせ、生産性を上げるビジネスイベント「Meets」、転職潜在層のユーザーにアプローチ可能な採用関連サービス「Eight Career Design」等のBtoBサービスを提供しています。
当第3四半期連結累計期間においては、「Eight 企業向けプレミアム」等のBtoBサービスのマネタイズ強化に取り組んだ結果、当第3四半期連結会計期間末における「Eight 企業向けプレミアム」の契約件数は前年同期末比57.5%増の2,132件となりました。また、「Eight」ユーザー数(注5)は前年同期末比20万人増の286万人となり、順調に伸長しました。そのほか、連結子会社化したログミー株式会社(以下、ログミー社)の業績が2020年9月より寄与しています(当セグメントのBtoBサービス売上高に計上)。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は1,104,415千円(前年同期比49.1%増)、うちBtoCサービス売上高は221,820千円(前年同期比1.9%増)、BtoBサービス売上高は882,595千円(前年同期比68.8%増)となりました。セグメント損益については、現在は将来の収益化に向けた先行的な投資を行っているフェーズであることから、セグメント損失538,710千円(前年同期はセグメント損失715,289千円)を計上しました。
(注) 5. アプリをダウンロード後、自身の名刺をプロフィールに登録した認証ユーザー数
なお、2020年5月よりサービス提供を開始したクラウド請求書受領サービス「Bill One」に係る売上高及び一部の原価は社内で設定したルールに基づき、各セグメントに配賦して計上していますが、当該サービスに係るそれ以外の原価や全ての販管費は、各セグメントに配賦しない全社費用として計上する方法を採用しています。
当第3四半期連結累計期間においては、「Bill One」の成長実現に向け、営業体制の強化やテレビCMを中心とした広告宣伝活動等を行った結果、当第3四半期連結会計期間末における契約件数は、前四半期末比86.5%増と順調に成長しました。今後、人材採用や広告宣伝活動、サービスの改善等の推進によって、2022年5月期末の契約件数1,000件以上を目指しています。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は20,232,511千円となり、前連結会計年度末に比べて2,587,256千円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少2,154,945千円及び投資有価証券の減少930,823千円、並びにログミー社取得によるのれんの増加190,680千円及び繰延税金資産の増加105,981千円によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は9,141,085千円となり、前連結会計年度末に比べ3,126,061千円減少しました。これは主に、長期借入金の減少2,744,750千円、及び顧客企業から契約期間分の料金を一括で受領すること等による前受金の減少588,044千円、並びに未払金の増加489,015千円によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は11,091,426千円となり、前連結会計年度末に比べ538,805千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加413,870千円によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。

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