四半期報告書-第32期第2四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/05/14 15:00
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動減の影響を一部受けつつも、雇用・所得環境の改善は緩やかな回復基調で推移しておりました。しかし、米中貿易摩擦問題の影響等による減速感や新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の影響が加わり、雇用情勢や個人消費に影響を与える懸念から、国内外の景気の先行きは不透明な状況にあります。
このような市場環境のもと、当第2四半期累計期間におきましては、消費税率引き上げに伴う前事業年度への売上前倒しによる反動の影響と新型コロナウイルス感染症による影響は一部あったものの、通信販売を中心に、主力商品であるパーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズが堅調に推移し、前年同期を上回る売上高となりました。
通信販売においては、前述したパーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズをご利用のお客さまに、3種類の福袋などの冬季限定商品、春先に向けてのスキンケアコフレ、ヘルスケア商品などの併売促進に継続して取り組みました。加えて、外部ECモールでは広告投資を拡大した結果、販売は好調に推移し、売上高は拡大いたしました。
直営店舗販売・卸売販売においては、新型コロナウイルス感染症の影響により客足の減少は一部みられましたが、バラエティショップやGMS(※1)を中心に取扱店舗数の増加や売り場の拡大施策に継続的に取り組んだ結果、売上高は順調に推移しております。
海外販売においては、新型コロナウイルス感染症により中国への商品出荷が一時停止となるなどの影響を受けましたが、第1四半期累計期間において中国を中心に売上高が好調に推移していたことから、当第2四半期累計期間の売上高は前年同期を上回る結果となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は16,834百万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は1,098百万円(前年同期比24.1%減)、経常利益は1,103百万円(前年同期比22.3%減)、四半期純利益は685百万円(前年同期比20.7%減)となりました。
なお、当社の事業セグメントは化粧品、ヘルスケアに関わる商品の通信販売、直営店舗販売・卸売販売及び海外販売でありますが、直営店舗販売・卸売販売及び海外販売の全セグメントに占める割合が僅少であり、開示情報としての重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。
当第2四半期会計期間末における総資産は18,159百万円となり、前事業年度末に比べ416百万円減少となりました。これは主に、売掛金の減少495百万円、現金及び預金の増加124百万円及び商品の増加119百万円等によるものであります。
負債は5,071百万円となり、前事業年度末に比べ746百万円減少となりました。これは主に、未払法人税等の減少398百万円及び未払金の減少348百万円等によるものであります。
純資産は13,087百万円となり、前事業年度末に比べ329百万円増加となりました。これは主に、四半期純利益の計上685百万円及び配当金の支払いによる減少378百万円等によるものであります。
※1 General Merchandise Store(総合スーパー)
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ124百万円増加し、10,700百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは697百万円の収入(前年同期比545百万円の収入の減少)となりました。主な要因は、税引前四半期純利益1,100百万円、売上債権の減少495百万円及び法人税等の支払による支出754百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは105百万円の支出(前年同期比433百万円の支出の減少)となりました。主な要因は、固定資産の取得による支出109百万円、投資有価証券の取得による支出44百万円及び投資有価証券の売却による収入30百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは464百万円の支出(前年同期比5,728百万円の収入の減少)となりました。主な要因は、配当金の支払額377百万円及び長期借入金の返済による支出86百万円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は97百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。