半期報告書-第37期(2024/10/01-2025/09/30)
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や継続するインバウンド需要の増加を背景に、緩やかな回復が続きました。一方で、欧米諸国の金融政策転換による為替変動や物価高騰による消費者の節約志向が一層強まり、依然として先行きが見通しづらい状況が継続しております。
このような市場環境のもと、当社グループは『美と健康の「新しい」で、笑顔あふれる毎日をつくる。』というパーパスの実現に向けて、中期経営計画「Growth Next 2027」に基づき重点課題に取り組みました。
通信販売において、化粧品の「PERFECT ONE」では、ミドル世代(40代から50代)に向けた新商品投入・新規施策の展開による新規顧客の開拓が進展したことで、EC売上高が成長しました。一方で、つめかえ用商品の販売拡大による売上単価減少や投資効率を踏まえた広告投資の抑制等を背景に、ブランド売上高は減収となりましたが、下期におけるミドル世代に向けた複数の新商品発売を通じて、EC売上高の拡大による通期での増収転換をめざします。「PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)」では、主力商品のクレンジングバームや期間限定商品を中心に、EC売上高が伸長しました。ヘルスケアの「Fun and Health」では、主力商品である機能性表示食品「Wの健康青汁」の定期購入が高い継続率で推移したことでブランド収益基盤を構築し、「Slimore Coffee(スリモアコーヒー)」の好調な新規顧客獲得が継続したことで、大きく増収しました。また、「Wellness Food」においては、原材料価格の上昇と為替変動に伴う原価高騰に対して一時的に広告宣伝費を抑制しました。
卸販売においては、1店舗当たり売上高の拡大を重視する戦略のもと、化粧品の「PERFECT ONE」の着実なドラッグストア展開店舗数拡大に加えて、「PERFECT ONE FOCUS」では、新商品「VCチャージスムースマスク」の初期配荷を進め、下期での拡大に向けた取り組みを推進しました。また、インバウンド需要獲得に向けた取り組み強化・グローバル展開の一環として、リニューアルオープンした福岡空港国際線免税店に新規出店し、訪日外国人へのブランド認知拡大を強化しております。「Wellness Food」では、前年上期の一時的な需要増加の反動減により減収となりました。
海外販売において、米国ではテスト販売エリアを拡大し、エリア別のラーニング蓄積が進みました。蓄積した知見を活用しながら、商品・エリア特性・顧客ターゲット層・広告手法ごとの複数の視点から網羅的なテストマーケティングを進め、最適な投資拡大タイミングの見定めを継続しております。さらに、米国で得られた知見を活かし、他国展開の検討も開始しました。アジアにおいては、台湾でのECテスト販売を継続し、その他複数国での越境ECを中心とした戦略の構築を推進しました。
また、株式会社フラット・クラフトについて、当初策定した計画を下回って推移していたことから、計画の見直しを行い、のれん等の減損損失759百万円を特別損失として計上しました。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は20,282百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は2,533百万円(前年同期比22.0%増)、経常利益は2,540百万円(前年同期比21.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は935百万円(前年同期比33.3%減)となりました。
なお、当社グループの事業セグメントは化粧品、ヘルスケアに関わる商品の通信販売、卸販売及び海外販売でありますが、卸販売及び海外販売の全セグメントに占める割合が僅少であり、開示情報としての重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて、1,009百万円減少して26,213百万円となりました。これは主に、現金及び預金が350百万円、棚卸資産が277百万円、投資その他の資産が373百万円それぞれ増加した一方で、売掛金が1,123百万円、のれんが712百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて、417百万円減少して5,012百万円となりました。これは主に、未払金が128百万円、賞与引当金が70百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が88百万円それぞれ減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて、592百万円減少して21,200百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が378百万円増加した一方で、自己株式が857百万円増加(純資産は減少)したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて、649百万円減少して15,691百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは2,571百万円の収入(前年同期は1,110百万円の収入)となりました。主な要因は、棚卸資産の増加額277百万円、法人税等の支払額758百万円の一方で、税金等調整前中間純利益1,775百万円、減損損失759百万円、売上債権の減少額1,123百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは1,211百万円の支出(前年同期は165百万円の支出)となりました。主な要因は、定期預金の預入による支出1,000百万円、無形固定資産の取得による支出75百万円、投資有価証券の取得による支出108百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは2,009百万円の支出(前年同期は808百万円の支出)となりました。主な要因は、自己株式取得による支出949百万円、配当金の支払額970百万円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当中間連結会計期間における研究開発活動の金額は39百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や継続するインバウンド需要の増加を背景に、緩やかな回復が続きました。一方で、欧米諸国の金融政策転換による為替変動や物価高騰による消費者の節約志向が一層強まり、依然として先行きが見通しづらい状況が継続しております。
このような市場環境のもと、当社グループは『美と健康の「新しい」で、笑顔あふれる毎日をつくる。』というパーパスの実現に向けて、中期経営計画「Growth Next 2027」に基づき重点課題に取り組みました。
通信販売において、化粧品の「PERFECT ONE」では、ミドル世代(40代から50代)に向けた新商品投入・新規施策の展開による新規顧客の開拓が進展したことで、EC売上高が成長しました。一方で、つめかえ用商品の販売拡大による売上単価減少や投資効率を踏まえた広告投資の抑制等を背景に、ブランド売上高は減収となりましたが、下期におけるミドル世代に向けた複数の新商品発売を通じて、EC売上高の拡大による通期での増収転換をめざします。「PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)」では、主力商品のクレンジングバームや期間限定商品を中心に、EC売上高が伸長しました。ヘルスケアの「Fun and Health」では、主力商品である機能性表示食品「Wの健康青汁」の定期購入が高い継続率で推移したことでブランド収益基盤を構築し、「Slimore Coffee(スリモアコーヒー)」の好調な新規顧客獲得が継続したことで、大きく増収しました。また、「Wellness Food」においては、原材料価格の上昇と為替変動に伴う原価高騰に対して一時的に広告宣伝費を抑制しました。
卸販売においては、1店舗当たり売上高の拡大を重視する戦略のもと、化粧品の「PERFECT ONE」の着実なドラッグストア展開店舗数拡大に加えて、「PERFECT ONE FOCUS」では、新商品「VCチャージスムースマスク」の初期配荷を進め、下期での拡大に向けた取り組みを推進しました。また、インバウンド需要獲得に向けた取り組み強化・グローバル展開の一環として、リニューアルオープンした福岡空港国際線免税店に新規出店し、訪日外国人へのブランド認知拡大を強化しております。「Wellness Food」では、前年上期の一時的な需要増加の反動減により減収となりました。
海外販売において、米国ではテスト販売エリアを拡大し、エリア別のラーニング蓄積が進みました。蓄積した知見を活用しながら、商品・エリア特性・顧客ターゲット層・広告手法ごとの複数の視点から網羅的なテストマーケティングを進め、最適な投資拡大タイミングの見定めを継続しております。さらに、米国で得られた知見を活かし、他国展開の検討も開始しました。アジアにおいては、台湾でのECテスト販売を継続し、その他複数国での越境ECを中心とした戦略の構築を推進しました。
また、株式会社フラット・クラフトについて、当初策定した計画を下回って推移していたことから、計画の見直しを行い、のれん等の減損損失759百万円を特別損失として計上しました。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は20,282百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は2,533百万円(前年同期比22.0%増)、経常利益は2,540百万円(前年同期比21.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は935百万円(前年同期比33.3%減)となりました。
なお、当社グループの事業セグメントは化粧品、ヘルスケアに関わる商品の通信販売、卸販売及び海外販売でありますが、卸販売及び海外販売の全セグメントに占める割合が僅少であり、開示情報としての重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて、1,009百万円減少して26,213百万円となりました。これは主に、現金及び預金が350百万円、棚卸資産が277百万円、投資その他の資産が373百万円それぞれ増加した一方で、売掛金が1,123百万円、のれんが712百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて、417百万円減少して5,012百万円となりました。これは主に、未払金が128百万円、賞与引当金が70百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が88百万円それぞれ減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて、592百万円減少して21,200百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が378百万円増加した一方で、自己株式が857百万円増加(純資産は減少)したことによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて、649百万円減少して15,691百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは2,571百万円の収入(前年同期は1,110百万円の収入)となりました。主な要因は、棚卸資産の増加額277百万円、法人税等の支払額758百万円の一方で、税金等調整前中間純利益1,775百万円、減損損失759百万円、売上債権の減少額1,123百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは1,211百万円の支出(前年同期は165百万円の支出)となりました。主な要因は、定期預金の預入による支出1,000百万円、無形固定資産の取得による支出75百万円、投資有価証券の取得による支出108百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは2,009百万円の支出(前年同期は808百万円の支出)となりました。主な要因は、自己株式取得による支出949百万円、配当金の支払額970百万円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当中間連結会計期間における研究開発活動の金額は39百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。