四半期報告書-第8期第2四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/14 15:44
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。なお、当社は、前第2四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っていません。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により経済・消費活動が停滞し、依然として不透明な状況が継続しています。
当社グループがサービスを提供するデジタル・クリエイティブスタジオ関連市場においては、ビッグデータ、IoT、人工知能(AI)等の市場の拡大が引き続き見込まれる一方で、国内でこれらの開発を担う人材の不足が懸念されています。また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、リモートワークの浸透や各種サービスのオンライン化など、生活における様々な場面においてデジタルトランスフォーメーションが進んでいます。
こうした経営環境の中、当社グループは、顧客の課題に応じて必要なサービスを提供すべく、「デジタル・クリエイティブスタジオ事業」という単一セグメントの中で、顧客と一緒にデジタルプロダクトを創造していく「クリエイティブ&エンジニアリング」と、デジタルプロダクトの創造に必要な人材を発掘・育成し、顧客に輩出していく「タレントプラットフォーム」という2つのサービスラインを展開し、中期経営計画に基づき、顧客数及び顧客単価の拡大を重点課題として取り組んでいます。
「クリエイティブ&エンジニアリング」においては、既存顧客からの継続・安定した堅調な受注と、新規顧客の増加が継続していることにより、当第2四半期連結累計期間末におけるストック型顧客数は77社、顧客単価は3,737千円、売上高は2,147,062千円となりました。「タレントプラットフォーム」においては、企業の採用意欲が軟調に推移したことにより、売上高は550,349千円となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間においては、売上高2,697,411千円、売上総利益は1,445,982千円、売上総利益率は53.61%となりました。また、営業損益以下の段階損益においては、売上高の継続成長に伴い、営業利益548,598千円、経常利益564,387千円、親会社株主に帰属する四半期純利益500,916千円となりました。
なお、当社グループは、デジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載していません。
(2)財政状態の分析
① 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は4,197,142千円となり、前連結会計年度末に比べ841,634千円増加しました。これは主に、2020年1月及び2月に実施した資金調達(第三者割当増資)等による現金及び預金の増加727,756千円によるものです。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は1,184,224千円となり、前連結会計年度末に比べ142,630千円減少しました。これは主に、短期借入金100,000千円の返済による減少、未払費用54,489千円の減少によるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は3,012,918千円となり、前連結会計年度末に比べ984,265千円増加しました。これは主に、2020年1月及び2月に実施した資金調達(第三者割当増資)等による資本金の増加250,800千円、資本剰余金の増加250,800千円、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加500,916千円によるものです。
② キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,762,646千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は472,867千円となりました。これは、税金等調整前四半期純利益564,387千円の計上、賞与引当金の増加額72,729千円の計上、たな卸資産の減少額92,321千円の計上等があったものの、売上債権の増加額154,854千円、未払費用の減少額53,748千円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は277,872千円となりました。これは、定期預金の預入による支出215,274千円及び投資有価証券の取得による支出55,751千円があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果獲得した資金は358,347千円となりました。これは、株式の発行による収入501,600千円、長期借入金の返済による支出143,253千円があったこと等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、45,694千円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。