四半期報告書-第9期第1四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/05/13 15:11
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、国内外の需要は引き続き低位で推移しています。また、感染の波やワクチンの普及時期についても見通しを立てることが難しく、依然として不透明な状況が継続しています。
当社グループがサービスを提供するデジタル・クリエイティブスタジオ関連市場においては、新型コロナウイルスへの対応を行う中で、リモートワークの浸透や各種サービスのデジタル化が広く浸透してきています。また、ビジネスシーン以外においても様々なサービスにおいてデジタルトランスフォーメーションが進むことが予想されます。
こうした経営環境の中、当社グループは、顧客の課題に応じて必要なサービスを提供すべく、「デジタル・クリエイティブスタジオ事業」という単一セグメントの中で、顧客と一緒にデジタルプロダクトを創造していく「クリエイティブ&エンジニアリング」と、デジタルプロダクトの創造に必要な人材を発掘・育成し、顧客に輩出していく「タレントプラットフォーム」という2つのサービスラインを展開し、顧客数及び顧客単価の拡大を重点課題として取り組んでいます。
「クリエイティブ&エンジニアリング」においては、既存顧客からの継続・安定した堅調な受注と、新規顧客の増加が継続していることにより、当第1四半期連結累計期間におけるストック型顧客数は88社、月次平均顧客単価は4,391千円、売上高は1,524,726千円となりました。「タレントプラットフォーム」においては、企業の採用意欲一部回復の傾向が見えてきたことにより、売上高は297,554千円となりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間においては、売上高1,822,281千円(前年同期比29.5%増)、売上総利益956,657千円(前年同期比29.2%増)、営業利益417,267千円(前年同期比39.2%増)、経常利益391,869千円(29.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益332,643千円(前年同期比23.8%増)となりました。
なお、当社グループは、デジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載していません。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は6,625,555千円となり、前連結会計年度末に比べ408,648千円増加しました。これは主に、「クリエイティブ&エンジニアリング」売上の増加により現金及び預金が168,640千円、売掛金が198,778千円増加したことによるものです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は1,178,111千円となり、前連結会計年度末に比べ20,970千円減少しました。これは主に、長期借入金53,221千円の返済による減少によるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は5,447,444千円となり、前連結会計年度末に比べ429,618千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加332,643千円によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務以上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務以上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、42,702千円です。なお、当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。