四半期報告書-第10期第2四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/10 15:12
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は一時のピークに比べて減少傾向にあり、緩やかながら経済社会活動の持ち直しの動きが見られましたが、ウクライナ情勢の長期化等の地政学リスクも顕在化しており、内外経済の動向は依然として不透明感が拭えない状況にあります。
こうした経営環境の中、当社グループは、顧客の課題に応じて必要なサービスを提供すべく、「デジタル・クリエイティブスタジオ事業」という単一セグメントの中で、顧客と一緒にデジタルプロダクトを創造していく「クリエイティブ&エンジニアリング」と、デジタルプロダクトの創造に必要な人材を発掘・育成し、顧客に輩出していく「タレントプラットフォーム」という2つのサービスラインを展開し、顧客数及び顧客単価の拡大を重点課題として取り組んでいます。
「クリエイティブ&エンジニアリング」においては、既存顧客からの継続・安定した堅調な受注と、新規顧客の増加が継続していることにより、当第2四半期連結累計期間におけるストック型顧客数は105社、月次平均顧客単価は5,089千円、売上高は4,511,932千円となりました。「タレントプラットフォーム」においては、企業の採用意欲一部回復の傾向が見えてきたことにより、売上高は683,716千円となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間においては、売上高5,195,648千円(前年同期比43.0%増)、売上総利益2,424,179千円(前年同期比27.9%増)、営業利益459,524千円(前年同期比41.3%減)、経常利益457,355千円(前年同期比45.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益339,038千円(前年同期比52.8%減)となりました。
なお、当社グループは、デジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載していません。
(2)財政状態の分析
① 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は10,588,392千円となり、前連結会計年度末に比べ2,192,893千円増加しました。これは主に、資金の借入により現金及び預金が1,656,026千円、「クリエイティブ&エンジニアリング」の売上の増加により売掛金が72,466千円、本店の移転により建物及び構築物が152,442千円、投資有価証券の取得により101,335千円増加したことによるものです。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は3,165,415千円となり、前連結会計年度末に比べ1,355,925千円増加しました。これは主に、短期借入金1,272,000千円の増加によるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は7,422,976千円となり、前連結会計年度末に比べ836,967千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金339,038千円、為替換算調整勘定476,473千円の増加によるものです。
② キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ983,423千円減少し、2,750,864千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は243,199千円(前年同期は728,007千円の収入)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益393,808千円の計上、投資有価証券評価損の計上46,837千円、賞与引当金の増加額166,269千円の計上、仕入債務の増加額41,318千円の計上等があったものの、売上債権及び契約資産の増加額71,214千円、契約負債の減少額357,506千円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は2,488,764千円(前年同期は2,175,474千円の支出)となりました。これは、定期預金の預入による支出3,937,193千円及び投資有価証券の取得による支出118,262千円、定期預金の払戻による収入1,861,688千円があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果獲得した資金は1,140,161千円(前年同期は65,966千円の支出)となりました。これは、新株予約権の行使による株式の発行による収入704千円、短期借入金の増加による収入2,000,000千円、短期借入金の返済による支出728,000千円、長期借入金の返済による支出132,543千円があったこと等によるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、168,553千円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。