四半期報告書-第9期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/12 15:38
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1)経営成績の状況
当社グループは「誰もが価値創造に夢中になれる世界」をビジョンに掲げ、デジタル・テクノロジーとクリエイティブを活用できる最適なチームを編成し、あらゆる産業のデジタライゼーションを促進するデジタル・クリエイティブスタジオです。
当社グループがサービスを提供するデジタル・クリエイティブスタジオ関連市場においては、ビッグデータ、人工知能(AI)、ブロックチェーン等の市場の拡大が引き続き見込まれる一方で、国内でこれらの開発を担う人材の不足が懸念されています。また、新型コロナウイルスの感染拡大以降の世の中において、サービスのデジタル化が進み、生活における様々な場面においてデジタルトランスフォーメーションが進んでいます。
こうした経営環境の中、当社グループは、顧客の課題に応じて必要なサービスを提供すべく、「デジタル・クリエイティブスタジオ事業」という単一セグメントの中で、顧客と一緒にデジタルプロダクトを創造していく「クリエイティブ&エンジニアリング」と、デジタルプロダクトの創造に必要な人材を発掘・育成し、顧客に輩出していく「タレントプラットフォーム」という2つのサービスラインを展開し、中期経営計画に基づき、顧客数及び顧客単価の拡大を重点課題として取り組んでいます。
「クリエイティブ&エンジニアリング」においては、既存顧客からの継続・安定した堅調な受注と、新規顧客の増加が継続していることにより、当第2四半期連結累計期間におけるストック型顧客数は92社、顧客単価は4,435千円、売上高は3,032,294千円となりました。「タレントプラットフォーム」においては、企業の採用意欲が軟調に推移したことにより、売上高は599,880千円となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間においては、売上高3,632,175千円(前年同期比34.7%増)、売上総利益1,895,129千円(前年同期比31.1%増)、営業利益782,342千円(前年同期比42.6%増)、経常利益839,775千円(前年同期比48.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益718,821千円(前年同期比43.5%増)となりました。
なお、当社グループは、デジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載していません。
(2)財政状態の分析
① 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は7,182,432千円となり、前連結会計年度末に比べ965,524千円増加しました。これは主に、「クリエイティブ&エンジニアリング」売上の増加により現金及び預金が674,149千円、売掛金が157,918千円増加したこと及び投資有価証券の取得により92,484千円増加したことによるものです。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は1,277,957千円となり、前連結会計年度末に比べ78,875千円増加しました。これは主に、買掛金が62,181千円、賞与引当金が132,383千円、前受金が63,323千円が増加し、未払費用が51,289千円、短期借入金が30,000千円、長期借入金が101,679千円が減少したことによるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は5,904,474千円となり、前連結会計年度末に比べ886,649千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加718,821千円、新株予約権の行使による資本金の増加32,925千円、資本剰余金の増加32,925千円によるものです。
② キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,501,612千円減少し、2,569,250千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は728,007千円(前年同期は472,867千円の収入)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益839,775千円の計上、賞与引当金の増加額129,667千円の計上、仕入債務の増加額62,021千円の計上等があったものの、売上債権の増加額148,736千円、未払費用の減少額53,417千円、未払消費税等の減少額46,910千円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は2,175,474千円(前年同期は277,872千円の支出)となりました。これは、定期預金の預入による支出3,336,935千円及び投資有価証券の取得による支出90,447千円、定期預金の払戻による収入1,285,103千円があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は65,966千円(前年同期は358,347千円の収入)となりました。これは、新株予約権の行使による株式の発行による収入65,768千円、短期借入金の返済による支出30,000千円、長期借入金の返済による支出101,679千円があったこと等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、92,009千円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。