四半期報告書-第6期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 15:30
【資料】
PDFをみる
【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当社は、前第2四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
また、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
これに伴う影響については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ513,473千円増加し2,382,198千円となりました。これは主として、当社上場にあたり公募による自己株式の処分及び当社株式の売出しに関連した第三者割当による新株式の発行等に伴い現金及び預金が増加したものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ25,261千円減少し2,173,617千円となりました。これは主として、建物(純額)が減少したものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ322,896千円減少し1,091,299千円となりました。これは主として、買掛金及び未払法人税等が減少したものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べ20,460千円減少し96,572千円となりました。これは主として、長期借入金が減少したものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ831,569千円増加し3,367,944千円となりました。これは主として、当社上場にあたり公募による自己株式の処分及び当社株式の売出しに関連した第三者割当による新株式の発行等に伴い資本金及び資本剰余金が増加し、自己株式が減少したものであります。
② 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、7月以降、大都市圏を中心に度重なる緊急事態宣言が発出され、企業の設備投資や個人消費が停滞するなど、厳しい経済情勢が続きました。菅政権下、ワクチン接種率向上による感染症拡大の防止策に努める中で、海外経済の改善もあり、日本経済の回復が期待されますが、新たな変異株による感染症の再拡大も懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが属する情報サービス業界におきましては、新型コロナウイルス感染予防・抑止のためのICTの活用や企業の生産性向上を目的とした業務の自動化・省力化、事業変革推進に向けたクラウド移行やローコード開発等による旧来の基幹システムの刷新、コロナ禍で中断したプロジェクトの再開など、デジタルトランスフォーメーション(DX)領域における戦略的IT投資需要は増加基調を維持しております。
このような状況下、当社グループにおきましては、情報サービス事業やERP事業における既存事業では安定的に収益を確保するとともに、クラウド案件やローコード開発案件、DXを推進する企業の事業部門向け案件、デジタルマーケティング支援案件などのDX領域の拡大に努めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2,239,088千円、営業利益は139,583千円、経常利益は175,348千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は132,840千円となりました。
セグメント別の概況は、次のとおりであります。
(情報サービス事業)
電力案件やクラウド案件にて案件中断等により受注規模が縮小しましたが、鉄道案件や金融案件等での受注増に加え、航空案件が回復、また、住所クレンジング案件や事業部門向け案件が堅調に推移したほか、ローコード開発プラットフォーム「OutSystems」の開発・導入案件を受注しました。以上の結果、売上高は1,303,787千円、セグメント利益は237,650千円となりました。
(ERP事業)
流通小売業向け開発案件、パートナー向け教育サービス等の受注規模が縮小しましたが、高収益案件であるクラウドERP案件やリモートによるRPS(リソースプランニングサポート)案件が好調に推移し、営業利益率の改善に貢献しました。以上の結果、売上高は600,335千円、セグメント利益は199,588千円となりました。
(デジタルマーケティング事業)
前年度より引き続きテレワークなどの在宅需要の増加を背景にデジタルマーケティング支援案件の受注が好調、また、Windows版フィールド業務向けパッケージの受注も堅調に推移し、9月にはAndroid版パッケージの販売を開始いたしました。以上の結果、売上高は334,966千円、セグメント利益は54,541千円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて711,435千円増加し1,761,995千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において営業活動により得られた資金は85,121千円となりました。これは主として、売上債権の減少額211,952千円により資金を得た一方、法人税等の支払額139,483千円により資金を支出したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において投資活動により支出した資金は2,371千円となりました。これは主として、情報サービス事業のマスターファイルソリューションサービスで使用するソフトウエア開発等に係る無形固定資産の取得による支出3,321千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において財務活動により得られた資金は628,113千円となりました。これは主として、当社上場に伴う公募による自己株式の処分による収入596,160千円及び当社株式の売出しに関連した第三者割当による株式の発行による収入118,072千円によるものであります。
(3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
(7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。