有価証券報告書-第76期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 13:27
【資料】
PDFをみる
【項目】
123項目

研究開発活動

当社グループでは、IT産業の急激な変化の中で常に最新の技術習得に努め、お客さまにベストソリューションを提案していくための技術基盤の構築及び今後の事業の中心となる製品の研究開発活動に取り組んでおります。
現在の研究開発は、提出会社及び連結子会社の1社が行っております。当連結会計年度の主な研究開発内容は、ソリューションビジネスモデルの拡充及び技術者育成であります。
その結果、当連結会計年度の研究開発費の総額は85百万円となりました。
当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究開発及び研究開発費は次のとおりであります。
(1) 情報ネットワークソリューションサービス
◇ ソリューションビジネスに関する研究
システム開発全体の品質向上及び高度化するお客さまのご要望にお応えするため、技術者の育成・継承に注力しました。主な取り組みとしましては、上流工程品質管理ツールの導入とその活用に向けた教育を行うとともに商談への適用を実施しました。また、開発基盤の整備を行い、各種ガイドラインの作成に取り組みました。
介護システム構築におきましては、各種機能の強化に加えて、地域の包括的な支援、サービス提供体制の構築をテーマに他社医療システムとの連携強化に務めました。
旅行業基幹システム構築では、前期より引続き次世代型旅行業基幹システム「Travel WINS Next」の機能拡充を行いました。従来製品の機能に加え、クラウドサービスでの提供をはじめ、モバイル端末への対応及び海外拠点での利用を考慮した多言語対応、IFRS(国際会計基準)への準拠などの機能拡張及び強化に取り組みました。
今後もこれらの活動に積極的に取り組み、市場競争力をもった高品質・低コストなシステムを開発してまいります。当セグメントにおける研究開発活動に携わった人員は41名であり、研究開発費の金額は83百万円であります。
(2) 電子デバイス
◇ Bluetooth Low Energy( Bluetooth Smart )に関する研究
IT産業の急激な変化の中、組み込み機器とインターネットを繋げるIoTや組み込み機器同士がネットワークで繋がるM2Mのニーズが広がっており、お客さまからの要求も増えております。
このような状況のもと、お客さまにIoTやM2Mのソリューションを提供していくための基礎技術の構築が必要となっております。お客さま製品とスマートフォンやタブレットのGatewayとして広く企画されているBLE(Bluetooth Low Energy)通信の技術習得ならびにソフト開発効率の向上を目的とし、研究開発に取り組みました。
当セグメントにおける研究開発活動に携わった人数は4名であり、研究開発費の金額は1百万円であります。