四半期報告書-第75期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

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2020/02/14 11:31
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40項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、全体として景気の回復力が鈍化しました。米国では雇用情勢の改善などを背景に個人消費は堅調に推移したものの、外需の低迷などにより減速傾向となりました。また、欧州でも外需の落ち込みや英国のEU離脱をめぐる混乱などにより減速傾向となりました。アジアでは中国において、米中貿易摩擦の影響による企業の設備投資や個人消費の減少により景気の減速が続きました。日本経済は、雇用・所得環境の改善などにより個人消費は緩やかに回復しましたが、世界景気の減速を背景に輸出が弱含み、全体としては横ばいで推移しました。
当社グループにおける市場環境につきましては、国内市場は米中貿易摩擦などの影響により、電子部品メーカーなどで調整局面が見られましたが、首都圏におけるオフィスビルの建設投資や製薬メーカーによる設備投資などもあり、需要は堅調に推移しました。一方、海外市場は、景気の減速感が強まっているものの、北米においては自動車メーカーによる需要が好調に推移しました。
このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間における受注工事高は、国内、海外ともに減少し、1,667億60百万円(前年同四半期比10.6%減少)となり、うち海外の受注工事高は、689億66百万円(前年同四半期比10.3%減少)となりました。
完成工事高は、海外は減少したものの国内で増加し、1,586億96百万円(前年同四半期比2.6%増加)となり、うち海外の完成工事高は、614億90百万円(前年同四半期比13.5%減少)となりました。
利益面につきましては、完成工事総利益は270億32百万円(前年同四半期比32億4百万円増加)、営業利益は108億52百万円(前年同四半期比27億61百万円増加)、経常利益は112億49百万円(前年同四半期比25億5百万円増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は77億61百万円(前年同四半期比37億2百万円増加)となりました。
セグメントごとの業績(セグメント間の内部取引高を含む)は次のとおりであります。
環境システム事業
受注工事高は、国内においてビル空調分野、産業空調分野ともに前年同四半期に大型案件の受注があったことによる反動減となり、前年同四半期を下回りました。完成工事高は、海外ではタイなどで減少したものの、国内においてはビル空調分野が大きく増加したことに加え、産業空調分野も増加したことから、環境システム事業全体としては前年同四半期を上回りました。
この結果、受注工事高は、1,145億15百万円(前年同四半期比10.2%減少)となりました。このうちビル空調分野は、322億30百万円(前年同四半期比18.9%減少)、産業空調分野は、822億85百万円(前年同四半期比6.3%減少)となりました。完成工事高は、1,137億47百万円(前年同四半期比8.2%増加)となりました。このうちビル空調分野は、389億89百万円(前年同四半期比29.1%増加)、産業空調分野は747億58百万円(前年同四半期比0.3%減少)となりました。セグメント利益(経常利益)につきましては101億65百万円(前年同四半期比7億92百万円増加)となりました。
塗装システム事業
受注工事高は、北米などで増加したものの、前年同四半期に欧州で大型案件の受注があったことによる反動減などにより、前年同四半期を下回りました。完成工事高は、国内、欧州などで増加したものの、北米、ロシアなどで減少し、前年同四半期を下回りました。
この結果、受注工事高は、522億45百万円(前年同四半期比11.5%減少)となりました。完成工事高は、449億52百万円(前年同四半期比9.1%減少)となりました。セグメント利益(経常利益)につきましては、前年同四半期は前年第2四半期会計期間に北米のプロジェクトにおいて採算が悪化した影響がありましたが、その影響が解消したため、13億91百万円(前年同四半期は7億42百万円のセグメント損失(経常損失))となりました。
区分前第3四半期
連結累計期間
(自 2018年4月1日
至 2018年12月31日)
(百万円)
当第3四半期
連結累計期間
(自 2019年4月1日
至 2019年12月31日)
(百万円)
増減率
(%)
受注工事高
環境システム事業ビル空調39,71732,230△18.9
産業空調87,78382,285△6.3
小計127,501114,515△10.2
(うち海外)(28,331)(28,108)(△0.8)
塗装システム事業59,02752,245△11.5
(うち海外)(48,521)(40,858)(△15.8)
合計186,529166,760△10.6
(うち海外)(76,852)(68,966)(△10.3)
完成工事高
環境システム事業ビル空調30,19238,98929.1
産業空調74,97774,758△0.3
小計105,170113,7478.2
(うち海外)(29,297)(26,612)(△9.2)
塗装システム事業49,43344,952△9.1
(うち海外)(41,776)(34,880)(△16.5)
合計154,603158,6992.6
(うち海外)(71,073)(61,493)(△13.5)

(資産)
当第3四半期連結会計期間末の流動資産は前連結会計年度末に比べ2.7%減少し、1,643億82百万円となりました。これはその他のうち仮払消費税等が80億83百万円増加し、現金預金が103億69百万円、受取手形・完成工事未収入金等が36億67百万円それぞれ減少したことなどによります。
当第3四半期連結会計期間末の固定資産は前連結会計年度末に比べ0.8%増加し、545億54百万円となりました。これは投資有価証券が7億53百万円、退職給付に係る資産が5億22百万円それぞれ増加し、有形固定資産が2億13百万円、のれんが1億25百万円それぞれ減少したことなどによります。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の資産合計は前連結会計年度末に比べ1.9%減少し、2,189億36百万円となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の流動負債は前連結会計年度末に比べ6.9%減少し、919億78百万円となりました。これは賞与引当金が43億6百万円増加し、支払手形・工事未払金等が50億39百万円、短期借入金が49億38百万円それぞれ減少したことなどによります。
当第3四半期連結会計期間末の固定負債は前連結会計年度末に比べ1.8%増加し、108億31百万円となりました。これはその他のうち繰延税金負債が12億70百万円、退職給付に係る負債が2億54百万円それぞれ増加し、長期借入金が13億83百万円減少したことなどによります。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の負債合計は前連結会計年度末に比べ6.0%減少し、1,028億9百万円となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は前連結会計年度末に比べ2.2%増加し、1,161億26百万円となりました。これは利益剰余金が44億86百万円増加し、資本剰余金が21億86百万円減少したことなどによります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
① 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は、当社株式の売買は市場に委ねられるべきものと考えており、当社株券等の大量買付行為を行う大量買付者による当社株券等の買付けの要請に応じて当社株式の売却を行うか否かは、最終的には当社株式を保有する株主の皆様のご判断によるものと考えております。また、大量買付者による経営への関与は、必ずしも企業価値を毀損するものではなく、それが当社の企業価値の拡大につながるものであれば何ら否定するものではありません。
しかしながら、大量買付行為を行う大量買付者の中には、その目的等に鑑みて、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を損なう恐れがある場合や株主の皆様に当社株式の売却を事実上強要する場合等、不適切な大量買付行為が実施される場合も存在すると考えております。
このような当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益に反する不適切な大量買付行為が実施される場合には、株主の皆様が大量買付者による買付け要請に応じるか否かについて判断を行うだけの必要十分な情報及び時間を確保することや当社が大量買付者との交渉の機会を確保することが必要であると考えております。
さらに、継続性を維持した企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を確保し、向上させるという目的を達成するためには、当社グループ内の各事業会社の位置付けや役割を十分に理解しつつ、より中長期的な観点から将来の展望を見据えて安定的な経営を目指していくことが必要であります。
このように、当社といたしましては、大量買付者による当社株券等の大量買付行為が行われた場合に、株主の皆様が、当社及び当社グループの特性を踏まえた上で、当該大量買付行為に応じるか否かを判断するために必要十分な情報及び時間を確保すること、また、当社が、大量買付者との交渉の機会を確保することが、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を確保し、向上させることにとって不可欠であると考えております。
② 基本方針の実現に資する特別な取組み
当社は、企業理念を「永続的に成長し、社会に貢献する会社づくり」、「魅力ある会社づくり」の二点に定めております。この企業理念を実現するために、当社は、付加価値増大を通じたステークホルダーの繁栄、技術を通じた豊かな環境の創造と産業社会の発展、仕事を通じた社員の自己実現、相互信頼・協調・合理性のある組織風土の醸成等を目指しております。このような当社が目指すところを経営ビジョンとして換言したものが「法令とその精神を順守し、公正で自由な競争のもとに適正な取引を行い、透明性と高い倫理観で、顧客・取引先、株主、社員、地域・社会、地球環境に貢献する。」であります。
以上の企業理念・経営ビジョンに基づき、2020年3月期から2022年3月期までの3ヶ年を計画期間とした中期経営計画の下、環境システム事業及び塗装システム事業を中心とした当社事業の持続的な発展を目指すとともに、企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を確保し、向上させることに努めてまいります。
また、当社は、企業価値を毀損する最大の経営リスクは法令違反であることを強く認識し、法令順守の実行を通じ、企業価値を高め、広く社会から評価されるべくコーポレート・ガバナンスを一層充実させることを、経営の最重要課題としております。取締役会、監査役会、経営会議、コンプライアンス委員会、内部監査室等の活動を通じて、また、内部統制システムの整備を通じて、建設業法や金融商品取引法をはじめとした関連諸法令の順守に努めております。
③ 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み
当社は、当社株式の大量買付行為を行おうとする者に対しては、大量買付行為の是非を株主の皆様が適切に判断するための必要かつ十分な情報の提供を求め、あわせて当社取締役会の意見等を開示し、株主の皆様の検討のための時間と情報の確保に努める等、金融商品取引法、会社法及びその他関係法令の許容する範囲内において、適切な措置を講じてまいります。
④ 前記取組みが基本方針に沿い、株主の共同の利益を損なうものではなく、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないことについて
前記取組みは、当社の企業価値ひいては株主の皆様の共同の利益を継続的かつ持続的に確保・向上させるための取組みとして策定されたものであり、基本方針の実現に資するものであります。
したがいまして、かかる取組みは基本方針に沿い、当社の株主の皆様の共同の利益を害するものではなく、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は8億39百万円であります。

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