四半期報告書-第56期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や設備投資は堅調に持続しましたが、米中の貿易摩擦や欧州の政治的不安などから、世界経済に影響が出始めた結果、一部の業種において輸出の減速が見られるなど、景気は踊り場局面に入る様相となりました。
建設業界においては、都市部の再開発や自然災害からの復旧・復興に対する需要は継続してあるものの、深刻な人手不足や資材価格の高止まりなどの影響が続いており、ほぼ横ばいの景況感となりました。
このような状況の中、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は24,005百万円(前年同四半期比 15.6%減)となりました。
損益面では、減収により、営業利益1,445百万円(前年同四半期比 12.1%減)、経常利益1,510百万円(前年同四半期比 11.0%減)となりました。
また、法人税等を控除した親会社株主に帰属する四半期純利益は1,051百万円(前年同四半期比 9.5%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
a.エンジニアリング事業
非鉄製錬関連・金属加工関連の分野で、前年同四半期より完成高が減少したことなどにより、売上高は 19,642百万円(前年同四半期比 19.2%減)となりました。
また、損益は、この減収に伴い、経常利益は2,034百万円(前年同四半期比 4.1%減)となりました。
b.パイプ・素材事業
研究所施設配管工事、トンネル内配管工事などの売上により、売上高は4,408百万円(前年同四半期比 5.5%増)となりました。
また、損益は、品質対策強化のためのコスト増などにより、経常利益は44百万円(前年同四半期比42.6%減)となりました。
②財政状態
当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末と比較して、受取手形・完成工事未収入金等が減少したことなどにより、1,425百万円減の21,349百万円となりました。
負債については、支払手形・工事未払金等が減少したことなどにより、1,613百万円減の7,358百万円となり、また、純資産は188百万円増の13,990百万円となりました。
この結果、自己資本比率は 65.5%となりました。
なお、当第3四半期連結会計期間末において、借入金等の有利子負債はありません。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の総額は、21百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。