有価証券報告書-第96期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 11:02
【資料】
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【項目】
86項目

対処すべき課題

今後の見通しといたしましては、政府の経済政策による景気の回復傾向が続くと予想されるものの、消費税増税による個人消費への影響や海外景気の減速に対する懸念等、先行きは引き続き不透明な状況にあります。
このような厳しい経営環境において当社は、「生活者の信頼に応え、豊かな健康生活に貢献する」という経営理念の下、「持続的成長に向けた事業構造の変革」を基本方針とする中期経営計画(平成24年4月から平成27年3月まで)において「新規事業領域の拡大と成長性の確保」「養命酒関連事業による安定的収益基盤の構築」「大正製薬株式会社との業務提携強化」「保有資産の見直しと積極的な活用」「経営基盤の強化、高度化」「社会的使命への取組み」の6つを柱とする経営戦略に引き続き取り組んでまいります。この戦略の下、「美容と健康」への関心の高い生活者の皆様に向けた商品の拡充、「くらすわ」における商品の拡充と顧客ニーズの把握、輸出領域の拡大に向けた海外事業の推進等により、新規事業領域の拡大と成長性の確保を推進し、これらの施策に必要な投資を積極的に行い、「養命酒」以外の売上高の拡大を図ってまいります。また、コア商品「養命酒」の安定的な販売を堅持するため、効率的効果的な販売促進活動に努め、収益構造の一層の改善を行うとともに、原材料の安定的確保に取り組み、養命酒関連事業による安定的収益基盤の構築を図り、中期経営計画の達成に向けて取り組んでまいります。