有価証券報告書-第142期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/25 14:12
【資料】
PDFをみる
【項目】
141項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの財政状態及び経営成績に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。
(1) 経営成績
① 売上高
当社グループの連結売上高は、前連結会計年度に比べ8.8%増加の3,371億48百万円となりました。主な要因は、当社の油粕および油脂の販売価格の上昇や、海外子会社の円安による為替換算に伴う増収であります。
セグメント別では、油脂・油糧事業が前連結会計年度に比べ8.2%増加の2,238億88百万円、加工油脂事業につきましては10.5%増加の827億71百万円、ヘルシーフーズ事業につきましては2.3%増加の72億41百万円、ファインケミカル事業につきましては9.9%増加の137億24百万円、大豆食品素材事業につきましては9.5%増加の57億88百万円、その他の事業につきましては14.5%増加の37億33百万円となりました。
② 営業利益及び経常利益
国内においては適正な販売価格の形成に取り組みましたが、原材料価格等のコスト上昇がそれ以上に大きかったことなどから、前期を下回りました。一方、海外においては加工油脂事業が増益となったことなどにより、前期を上回りました。このことなどにより、営業利益は51億3百万円と前期に比べ20.7%、経常利益は50億58百万円と前期に比べ13.1%それぞれ増加いたしました。
③ 当期純利益
過年度法人税等を計上した一方、特別利益として固定資産売却益や投資有価証券売却益などを計上したことなどにより、当期純利益は22億76百万円と前期に比べ50.9%増加となりました。
(2) 資本の財源及び資金の流動性
① 財政状態の概要
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度に比べ157億93百万円減少し、2,327億86百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が28億54百万円、たな卸資産が57億62百万円、短期貸付金(現先)が74億98百万円それぞれ減少したことであります。
負債は、前連結会計年度に比べ180億47百万円減少し、1,134億55百万円となりました。主な要因は、会計基準の変更に伴い退職給付に係る負債を計上した一方、仕入債務が72億31百万円、有利子負債が128億27百万円それぞれ減少したことであります。
純資産は、利益剰余金が6億69百万円増加し、時価評価の変動による増加および退職給付に係る調整累計額を計上した影響によりその他の包括利益累計額が9億60百万円、少数株主持分が6億27百万円それぞれ増加したことから、前連結会計年度末に比べ22億53百万円増加し、1,193億31百万円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動により127億11百万円増加しましたが、投資活動により89億34百万円、財務活動により157億51百万円減少いたしました。これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は57億17百万円となり、前連結会計年度に比べ107億34百万円減少しました。