有価証券報告書-第68期(令和2年10月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/12/22 10:11
【資料】
PDFをみる
【項目】
136項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社および連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
1)財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて845百万円増加し、13,927百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて454百万円増加し、10,591百万円となりました。これは、現金及び預金が1,018百万円、受取手形及び売掛金が56百万円それぞれ増加した一方、たな卸資産が498百万円、その他の流動資産が121百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて390百万円増加し、3,335百万円となりました。これは主に、有形固定資産が329百万円、投資有価証券が54百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて275百万円増加し、2,335百万円となりました。これは主に、未払金が170百万円、短期借入金が39百万円、未払法人税等が37百万円、支払手形及び買掛金が28百万円それぞれ増加した一方、その他の流動負債が12百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて338百万円増加し、898百万円となりました。これは、長期借入金が277百万円、退職給付に係る負債が61百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて231百万円増加し、10,693百万円となりました。これは主に、利益剰余金が255百万円、その他有価証券評価差額金が40百万円、自己株式が31百万円、退職給付に係る調整累計額が31百万円増加したことによるものであります。
2)経営成績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により経済活動が制限され、個人消費が停滞するなど景気が下押しされる厳しい状況となりました。ワクチン接種の普及により感染者数は減少傾向にあり企業活動や経済活動は回復の兆しは見られるものの、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
食品業界におきましては、外食需要は回復傾向にはあるものの厳しい状況には変わりはなく、内食化傾向は高まりましたが、消費者の節約志向もさらに強まりました。
当社グループを取り巻く市場環境といたしましては、主要原材料である原料海苔は、今収穫量は昨年より少なくなるものの、平均仕入価格は前年よりも安値となりました。
このような状況のもと、当社では従業員の健康維持のため、新型コロナウイルス感染リスクの抑制に取り組み、安全・安心な製品の安定供給に努めております。一方で原材料費、物流費、人件費をはじめとするコスト増に対応するべく効率的な生産活動に努めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の売上高は17,904百万円(前期比0.9%減)となりました。利益面におきましては、営業利益は470百万円(前期比37.3%増)、経常利益は484百万円(前期比37.7%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は331百万円(前期比80.4%増)となり、ROE(自己資本利益率)は3.1%となりました。
当社グループにおける報告セグメントは「食品製造販売事業」のみであり、開示情報としての重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。
なお、売上高を品目別に分類しますと、家庭用海苔につきましては、「バリバリ職人シリーズ」が好調に推移したことにより、売上高は8,216百万円(前期比10.2%増)となりました。進物品につきましては、冠婚葬祭向けの需要が減少し、売上高は824百万円(前期比14.9%減)と不振が続いております。ふりかけ等につきましては、新製品「パリパリわかめ兄弟」が寄与したものの既存品は苦戦を強いられ、売上高は3,450百万円(前期比8.2%減)となりました。業務用海苔につきましては、コンビニエンスストア等の販売不振により、売上高は5,302百万円(前期比8.6%減)となりました。その他につきましては、売上高は110百万円(前期比54.2%増)となりました。

②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて1,018百万円増加し、1,798百万円となりました。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,403百万円(前連結会計年度末は386百万円の支出)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益507百万円(前連結会計年度比209百万円増)、たな卸資産の減少額499百万円(前連結会計年度末は876百万円の増加)、減価償却費226百万円(前連結会計年度比1百万円増)、未収消費税等の減少143百万円(前連結会計年度末は143百万円の増加)、その他の資産・負債の減少額120百万円(前連結会計年度末は26百万円の増加)、未払消費税等の増加56百万円(前連結会計年度末は66百万円の減少)、退職給付に係る負債の増加額61百万円(前連結会計年度比47百万円増)の収入があった一方、法人税等の支払額152百万円(前連結会計年度末は40百万円の還付)、売上債権の増加55百万円(前連結会計年度末は82百万円の減少)の支出があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は599百万円(前連結会計年度比357百万円増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出626百万円(前連結会計年度比409百万円増)があった一方、投資有価証券の売却による収入44百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は210百万円(前連結会計年度は148百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金による収入400百万円があった一方、長期借入金の返済による支出82百万円(前連結会計年度比9百万円増)、配当金の支払額75百万円(前連結会計年度比0百万円減)、自己株式の取得による支出31百万円(前連結会計年度比31百万円増)によるものであります。
③生産、受注及び販売の状況
1)生産実績
当連結会計年度における生産実績を単一セグメント内の品目別に示すと次のとおりであります。
区分生産高(千円)前年同期比(%)
家庭用海苔4,917,439103.3
進物品415,24383.7
ふりかけ等1,895,21692.8
業務用海苔4,550,43190.3
その他45,978334.5
合計11,824,30895.7

(注) 上記金額は、製造原価によっております。また、上記金額には消費税等は含まれておりません。
2)受注実績
当社グループは見込生産方式を採っておりますので、該当事項はありません。
3)販売実績
当連結会計年度における販売実績を単一セグメント内の品目別に示すと次のとおりであります。
区分販売高(千円)前年同期比(%)
家庭用海苔8,216,046110.2
進物品824,84785.1
ふりかけ等3,450,60591.8
業務用海苔5,302,57491.4
その他110,225154.2
合計17,904,29999.1

(注) 1 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2 主な相手先別の販売実績及びそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2019年10月1日
至 2020年9月30日)
当連結会計年度
(自 2020年10月1日
至 2021年9月30日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
三菱商事㈱5,021,66127.85,067,33728.3
伊藤忠商事㈱4,040,90522.44,676,96426.1


(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
(繰延税金資産)
当社グループは、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
(退職給付費用及び退職給付債務)
当社グループは、退職給付費用及び債務について、割引率、昇給率等の数理計算上の前提条件に基づき算出しております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合には、その影響は将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される退職給付費用及び債務に影響を及ぼす可能性があります。
(固定資産の減損)
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候のある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合には、減損損失が必要となる可能性があります。
なお、新型コロナウイルス感染症による当社グループへの影響は、収束時期の見通しが不透明な状況であり、事業によってその影響や程度が異なるものの、提出日現在においては、当期末の見積りに大きな影響を与えるものではないと想定しております。しかしながら、今後の新型コロナウイルス感染症の広がりにともなう経済活動への影響等には不確定要素も多いため、想定に変化が生じた場合、当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
1)経営成績等
a. 財政状態
当該事項につきましては、「第2 事業の状況 3.経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 1)財政状態」に記載のとおりであります。
b. 経営成績
ア. 売上高
当連結会計年度における売上高は17,904百万円となり、前連結会計年度と比較して156百万円の減少(前連結会計年度比0.9%減)となりました。品目別の状況につきましては、「第2 事業の状況 3.経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 2)経営成績」に記載しております。
イ. 売上原価及び売上総利益
売上原価は、前連結会計年度と比較して457百万円減少(前連結会計年度比3.7%減)し、11,986百万円となりました。売上原価率は66.9%(前連結会計年度68.9%)となりました。これは主に、物流コスト、人件費等の上昇があったものの主要原材料である海苔の平均仕入価格が前年よりも安値となったことによるものであります。
この結果、売上総利益は5,917百万円となり、前連結会計年度と比較して301百万円増加(前連結会計年度比5.4%増)いたしました。
ウ. 販売費及び一般管理費および営業利益
販売費及び一般管理費は5,447百万円となり、前連結会計年度と比較して173百万円増加(前連結会計年度比3.3%増)いたしました。主な内訳は販売促進費3,631百万円、給料手当510百万円、運賃444百万円、広告宣伝費154百万円であります。当連結会計年度においては、販売促進費が39百万円、広告宣伝費が55百万円、それぞれ前連結会計年度に比べて増加いたしました。
この結果、営業利益は470百万円となり、前連結会計年度と比較して127百万円増加(前連結会計年度比37.3%増)いたしました。
エ. 営業外損益及び経常利益
営業外収益は前連結会計年度と比較して3百万円増加(前連結会計年度比24.6%増)し17百万円となりました。営業外費用は前連結会計年度と比較して1百万円減少し、3百万円(前連結会計年度比29.4%減)となりました。
この結果、経常利益は484百万円となり、前連結会計年度と比較して132百万円の増加(前連結会計年度比37.7%増)となりました。
オ. 特別損益及び税金等調整前当期純利益
特別利益は投資有価証券売却益を32百万円計上しました。
特別損失は固定資産除却損を9百万円、固定資産売却損を0百万円計上しました。
この結果、税金等調整前当期純利益は507百万円となり、前連結会計年度と比較して209百万円の増加(前連結会計年度比70.1%増)となりました。
カ. 法人税等及び親会社株主に帰属する当期純損益
法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合わせた法人税等合計は、前連結会計年度と比較して61百万円増加し、176百万円(前連結会計年度比53.4%増)となりました。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比較して147百万円増加し、331百万円(前連結会計年度比80.4%増)となりました。
c. キャッシュ・フロー
当該事項につきましては、「第2 事業の状況 3.経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりでありますが、指標のトレンドを示しますと以下のとおりであります。
2019年9月期2020年9月期2021年9月期
自己資本比率(%)80.180.076.8
時価ベースの自己資本比率(%)31.630.028.9
キャッシュ・フロー対有利子負債比率△0.7△0.60.4
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)△305.6△169.8615.4

(注)
1.各指標はいずれも以下の算式により算出しております。
自己資本比率 自己資本÷総資産
時価ベースの株主資本比率 株式時価総額÷総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 有利子負債÷営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ 営業キャッシュ・フロー÷利払い
2.株式時価総額は期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
4.営業キャッシュ・フロー及び利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書に計上されている「営業活動によるキャッシュ・フロー」及び「利息の支払額」を使用しております。
2)資本の財源および資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキュッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入等による資金調達にて対応していくこととしております。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。