四半期報告書-第75期第2四半期(令和2年12月1日-令和3年2月28日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績等の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大の影響により経済活動が制限されたことで企業業績が悪化し、景気は大きく後退しました。新型コロナウイルス感染症の収束時期が依然として見通せない中で、欧州等の一部地域では感染の再拡大も深刻化しており、先行き不透明な状況で推移しました。
一方、当アパレル・ファッション業界におきましては、消費増税による根強い節約志向に加え、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う2度目の緊急事態宣言発出等により、人々の外出自粛やそれによる商業施設の集客減少等の影響が長期化しており、厳しい状況が続いております。
このような経営環境の中、当社グループは、現コロナ禍を切り抜け継続的に利益を残せる企業へ向けた事業構造の転換を図り「ものを創り 人を創り お客様と共に心豊かな毎日を創る」という不変のミッションのもと、
3年後のあるべき姿を目指し、中期ビジョン「Yamato2023」を始動しております。大きな転換期を迎えた人々の
ライフスタイルや価値観が様変わりする中で、いつの時代でもお客様に求められ続ける真のブランド創りを目指
してまいります。
基幹事業である「クロコダイル」は、1963年の発売以来、半世紀以上にわたり愛され続ける当社のオリジナルブランドです。ライフスタイルテーマ「クロコダイルTrad2020」のもと、改めて原点である顧客起点に立ち返り、ブランドコンセプトに基づいた既顧客の満足度向上と活性化に繋がる商品の強みや付加価値を戦略的に構築し、また潜在顧客が興味を持ち共感できる新しいスタイルを提案してまいります。更に商品・店舗・コミュニケーション等すべてにおいて一貫性を保ち提供することで、お客様のブランドに対する認知・認識を深め顧客を獲得し、事業の持続的な成長を目指してまいります。
新規事業である「CITERA(シテラ)」は、“アクティブ・トランスファー・ウェア”をテーマに、スタンダードなスタイルにテクノロジーを用いた素材や機能を持たせ、都市内 都市間の移動を「より快適」で「よりスマー
ト」にするフリクションレスで利便性の高い商品開発に注力するとともに、新しいファンクションやサービスへの投資を積極的に行うことで、更なる売上拡大を目指しております。また、米国発アウトドアファッションブランド「Penfield(ペンフィールド)」と、日本国内における商標権を取得したハワイ発カジュアルサーフブランド「Lightning Bolt(ライトニングボルト)」は、ブランド認知度と価値向上に注力し、ライセンス事業の拡大を目指してまいります。
一方、当社グループの物流業務を請け負う子会社ヤマト ファッションサービス株式会社は、在庫管理や入出荷
業務の精度向上に努めるとともに、新たに導入した自動ソーターが本格稼働する等、積極的な投資を行うことで更なる業務の生産性向上を図っております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローは以下のとおりとなりました。
①財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は105億1千万円となり、前連結会計年度末に比べ14億1千4百万円増加いたしました。主な要因は、現金及び預金と有価証券を合わせた手元流動性資金が53億3千4百万円から67億8千8百万円となり14億5千4百万円増加したこと等によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は118億8千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ6千万円増加いたしました。主な要因は、有形固定資産が7千2百万円減少し、投資有価証券が1億6千5百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、総資産は223億9千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億7千5百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は54億8千万円となり、前連結会計年度末に比べ14億6千9百万円増加いたしました。主な要因は、電子記録債務が13億8千4百万円増加し、支払手形及び買掛金が1億8百万円減少したこと等によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は9億9千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億1千5百万円減少いたしました。主な要因は、長期借入金が1億7千1百万円減少し、繰延税金負債が6千7百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は64億7千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億5千4百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は159億2千万円となり、前連結会計年度末に比べ1億2千万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金が7千1百万円減少し、その他有価証券評価差額金が1億9千7百万円増加したこと等によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は71.1%(前連結会計年度末は75.5%)となりました。
②経営成績
当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高が74億8百万円(前年同期比14.9%減)と減収になりました。利益面では、売上総利益率は44.1%(前年同期比2.0ポイント増)となり、販売費及び一般管理費については33億3千1百万円(前年同期比7.2%減)、営業損失は6千6百万円(前年同期は営業利益7千5百万円)、経常利益は8千2百万円(前年同期比31.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5千1百万円(前年同期比24.3%減)となりました。
セグメントごとの売上高では、繊維製品製造販売業72億5千4百万円(前年同期比15.1%減)、不動産賃貸事業1億5千4百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ14億5千4百万円増加し、67億8千8百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、15億7千3百万円の収入(前年同期は19億6百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益7千8百万円、減価償却費8千3百万円、仕入債務の増加12億7千6百万円等の資金の増加に対し、売上債権の増加額9千万円等の資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1億1百万円の収入(前年同期は3億8千9百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の売却及び償還による収入1億円等の資金の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2億2千1百万円の支出(前年同期は3億1千7百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出9千3百万円、配当金の支払額1億2千3百万円等の資金の減少によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
特に記載すべき事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績等の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大の影響により経済活動が制限されたことで企業業績が悪化し、景気は大きく後退しました。新型コロナウイルス感染症の収束時期が依然として見通せない中で、欧州等の一部地域では感染の再拡大も深刻化しており、先行き不透明な状況で推移しました。
一方、当アパレル・ファッション業界におきましては、消費増税による根強い節約志向に加え、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う2度目の緊急事態宣言発出等により、人々の外出自粛やそれによる商業施設の集客減少等の影響が長期化しており、厳しい状況が続いております。
このような経営環境の中、当社グループは、現コロナ禍を切り抜け継続的に利益を残せる企業へ向けた事業構造の転換を図り「ものを創り 人を創り お客様と共に心豊かな毎日を創る」という不変のミッションのもと、
3年後のあるべき姿を目指し、中期ビジョン「Yamato2023」を始動しております。大きな転換期を迎えた人々の
ライフスタイルや価値観が様変わりする中で、いつの時代でもお客様に求められ続ける真のブランド創りを目指
してまいります。
基幹事業である「クロコダイル」は、1963年の発売以来、半世紀以上にわたり愛され続ける当社のオリジナルブランドです。ライフスタイルテーマ「クロコダイルTrad2020」のもと、改めて原点である顧客起点に立ち返り、ブランドコンセプトに基づいた既顧客の満足度向上と活性化に繋がる商品の強みや付加価値を戦略的に構築し、また潜在顧客が興味を持ち共感できる新しいスタイルを提案してまいります。更に商品・店舗・コミュニケーション等すべてにおいて一貫性を保ち提供することで、お客様のブランドに対する認知・認識を深め顧客を獲得し、事業の持続的な成長を目指してまいります。
新規事業である「CITERA(シテラ)」は、“アクティブ・トランスファー・ウェア”をテーマに、スタンダードなスタイルにテクノロジーを用いた素材や機能を持たせ、都市内 都市間の移動を「より快適」で「よりスマー
ト」にするフリクションレスで利便性の高い商品開発に注力するとともに、新しいファンクションやサービスへの投資を積極的に行うことで、更なる売上拡大を目指しております。また、米国発アウトドアファッションブランド「Penfield(ペンフィールド)」と、日本国内における商標権を取得したハワイ発カジュアルサーフブランド「Lightning Bolt(ライトニングボルト)」は、ブランド認知度と価値向上に注力し、ライセンス事業の拡大を目指してまいります。
一方、当社グループの物流業務を請け負う子会社ヤマト ファッションサービス株式会社は、在庫管理や入出荷
業務の精度向上に努めるとともに、新たに導入した自動ソーターが本格稼働する等、積極的な投資を行うことで更なる業務の生産性向上を図っております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローは以下のとおりとなりました。
①財政状態
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は105億1千万円となり、前連結会計年度末に比べ14億1千4百万円増加いたしました。主な要因は、現金及び預金と有価証券を合わせた手元流動性資金が53億3千4百万円から67億8千8百万円となり14億5千4百万円増加したこと等によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は118億8千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ6千万円増加いたしました。主な要因は、有形固定資産が7千2百万円減少し、投資有価証券が1億6千5百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、総資産は223億9千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億7千5百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は54億8千万円となり、前連結会計年度末に比べ14億6千9百万円増加いたしました。主な要因は、電子記録債務が13億8千4百万円増加し、支払手形及び買掛金が1億8百万円減少したこと等によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は9億9千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億1千5百万円減少いたしました。主な要因は、長期借入金が1億7千1百万円減少し、繰延税金負債が6千7百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は64億7千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億5千4百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は159億2千万円となり、前連結会計年度末に比べ1億2千万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金が7千1百万円減少し、その他有価証券評価差額金が1億9千7百万円増加したこと等によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は71.1%(前連結会計年度末は75.5%)となりました。
②経営成績
当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高が74億8百万円(前年同期比14.9%減)と減収になりました。利益面では、売上総利益率は44.1%(前年同期比2.0ポイント増)となり、販売費及び一般管理費については33億3千1百万円(前年同期比7.2%減)、営業損失は6千6百万円(前年同期は営業利益7千5百万円)、経常利益は8千2百万円(前年同期比31.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5千1百万円(前年同期比24.3%減)となりました。
セグメントごとの売上高では、繊維製品製造販売業72億5千4百万円(前年同期比15.1%減)、不動産賃貸事業1億5千4百万円(前年同期比2.0%減)となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ14億5千4百万円増加し、67億8千8百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、15億7千3百万円の収入(前年同期は19億6百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益7千8百万円、減価償却費8千3百万円、仕入債務の増加12億7千6百万円等の資金の増加に対し、売上債権の増加額9千万円等の資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1億1百万円の収入(前年同期は3億8千9百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の売却及び償還による収入1億円等の資金の増加によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2億2千1百万円の支出(前年同期は3億1千7百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出9千3百万円、配当金の支払額1億2千3百万円等の資金の減少によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
特に記載すべき事項はありません。