四半期報告書-第76期第3四半期(令和4年3月1日-令和4年5月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を適用しております。このため、前第3四半期連結累計期間と収益認識に関する会計処理が異なることから、以下の経営成績に関する説明において増減額及び前年同期比(%)は記載せずに説明しております。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染者数が減少傾向となり景気は持ち直しの動きが見られたものの、上海のロックダウンに伴う物流等の混乱やウクライナ情勢等による資源価格の上昇、更には金融資本市場の変動等、かつてない先行き不透明な状況で推移いたしました。
一方、当アパレル・ファッション業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による雇用・所得環境の悪化や急激な物価上昇により個人消費がコロナ以前に戻るには多少時間がかかると想定されますが、各種制限の緩和により回復の兆しも見え始めております。
このような経営環境の中、当社グループは「ものを創り 人を創り お客様と共に心豊かな毎日を創る」という不変のミッションのもと、3年後のあるべき姿を目指した中期ビジョン「Yamato2023」を推進しております。人々のライフスタイルや価値観が様変わりする中で、いつの時代でも どのような環境下でも、お客様の不満や問題を解決し 求められるものを提供し 最初に想起される真のブランド「シン・ブランド創り」を目指してまいります。
基幹事業である「クロコダイル」は、1963年の販売開始以来、半世紀以上にわたり愛され続ける当社のオリジナルブランドです。「〝大人TPO〟をスマートに演出するブランド」をコンセプトに、改めて原点である顧客起点に立ち返り、既顧客の満足度向上と活性化に繋がる商品の強みや付加価値を戦略的に構築し、また潜在顧客が興味を持ち共感できる新しいスタイルを提案してまいります。更に商品・店舗・コミュニケーション等すべてにおいて一貫性を保ち提供することで、お客様のブランドに対する認知・認識を深め顧客を獲得し、事業の持続的な成長を目指してまいります。
「創造的な移動を続ける都市生活者のための機能服」をコンセプトに、オンラインショップをベースに展開する「CITERA(シテラ)」は、常に快適で洗練された、時代に響くスタイルを創り出しております。ブランドの顔となる商品開発等に引き続き注力することで更なる売上拡大を目指してまいります。また、米国発アウトドアファッションブランド「Penfield(ペンフィールド)」と、ハワイ発カジュアルサーフブランド「Lightning Bolt(ライトニングボルト)」は、ブランド認知度と価値向上に注力し、ライセンス事業の拡大を目指してまいります。
一方、当社グループの物流業務を請負う子会社ヤマト ファッションサービス株式会社は、在庫管理や入出荷業務の精度向上に努めるとともに、これまでの自動ソーターに加え、成長著しいEC事業に向け新たに自動製封函機を導入する等、積極的な投資を行うことで更なる業務の生産性向上を図っております。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の財政状態及び当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は101億1千3百万円となり、前連結会計年度末と比べ10億4千5百万円増加いたしました。主な要因は、商品及び製品が5億1千4百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が6億6千6百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。なお、現金及び預金と有価証券を合わせた手元流動性資金は58億5千万円から9千5百万円減少し57億5千5百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は118億4千1百万円となり、前連結会計年度末と比べ1億3百万円減少いたしました。主な要因は、投資有価証券が1億3千2百万円減少し、有形固定資産が1千5百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、総資産は219億5千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億4千1百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は50億3千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億5千4百万円増加いたしました。主な要因は、電子記録債務が4億7千2百万円、支払手形及び買掛金が2億6千7百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は8億4千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億3千1百万円減少いたしました。主な要因は、繰延税金負債が8千9百万円、長期借入金が7千万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は58億8千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億2千2百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は160億6千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億1千8百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金が3億6千2百万円増加し、その他有価証券評価差額金が2億4千2百万円減少したこと等によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は73.2%(前連結会計年度末は75.9%)となりました。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間における経営成績は、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等の適用により売上高が147億3千1百万円(前年同期は105億1千2百万円)となりました。利益面では売上総利益率は58.9%(前年同期は45.9%)となり、販売費及び一般管理費については84億3千1百万円(前年同期は49億6百万円)、営業利益は2億4千1百万円(前年同期は営業損失7千7百万円)、経常利益は6億8百万円(前年同期は2億2千1百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億8千万円(前年同期は1億7千万円)となりました。
セグメントごとの売上高では、繊維製品製造販売業145億1千4百万円(前年同期は102億7千8百万円)、不動産賃貸事業2億1千6百万円(前年同期比は2億3千3百万円)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 会社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
特に記載すべき事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を適用しております。このため、前第3四半期連結累計期間と収益認識に関する会計処理が異なることから、以下の経営成績に関する説明において増減額及び前年同期比(%)は記載せずに説明しております。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染者数が減少傾向となり景気は持ち直しの動きが見られたものの、上海のロックダウンに伴う物流等の混乱やウクライナ情勢等による資源価格の上昇、更には金融資本市場の変動等、かつてない先行き不透明な状況で推移いたしました。
一方、当アパレル・ファッション業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による雇用・所得環境の悪化や急激な物価上昇により個人消費がコロナ以前に戻るには多少時間がかかると想定されますが、各種制限の緩和により回復の兆しも見え始めております。
このような経営環境の中、当社グループは「ものを創り 人を創り お客様と共に心豊かな毎日を創る」という不変のミッションのもと、3年後のあるべき姿を目指した中期ビジョン「Yamato2023」を推進しております。人々のライフスタイルや価値観が様変わりする中で、いつの時代でも どのような環境下でも、お客様の不満や問題を解決し 求められるものを提供し 最初に想起される真のブランド「シン・ブランド創り」を目指してまいります。
基幹事業である「クロコダイル」は、1963年の販売開始以来、半世紀以上にわたり愛され続ける当社のオリジナルブランドです。「〝大人TPO〟をスマートに演出するブランド」をコンセプトに、改めて原点である顧客起点に立ち返り、既顧客の満足度向上と活性化に繋がる商品の強みや付加価値を戦略的に構築し、また潜在顧客が興味を持ち共感できる新しいスタイルを提案してまいります。更に商品・店舗・コミュニケーション等すべてにおいて一貫性を保ち提供することで、お客様のブランドに対する認知・認識を深め顧客を獲得し、事業の持続的な成長を目指してまいります。
「創造的な移動を続ける都市生活者のための機能服」をコンセプトに、オンラインショップをベースに展開する「CITERA(シテラ)」は、常に快適で洗練された、時代に響くスタイルを創り出しております。ブランドの顔となる商品開発等に引き続き注力することで更なる売上拡大を目指してまいります。また、米国発アウトドアファッションブランド「Penfield(ペンフィールド)」と、ハワイ発カジュアルサーフブランド「Lightning Bolt(ライトニングボルト)」は、ブランド認知度と価値向上に注力し、ライセンス事業の拡大を目指してまいります。
一方、当社グループの物流業務を請負う子会社ヤマト ファッションサービス株式会社は、在庫管理や入出荷業務の精度向上に努めるとともに、これまでの自動ソーターに加え、成長著しいEC事業に向け新たに自動製封函機を導入する等、積極的な投資を行うことで更なる業務の生産性向上を図っております。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の財政状態及び当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は101億1千3百万円となり、前連結会計年度末と比べ10億4千5百万円増加いたしました。主な要因は、商品及び製品が5億1千4百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が6億6千6百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。なお、現金及び預金と有価証券を合わせた手元流動性資金は58億5千万円から9千5百万円減少し57億5千5百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は118億4千1百万円となり、前連結会計年度末と比べ1億3百万円減少いたしました。主な要因は、投資有価証券が1億3千2百万円減少し、有形固定資産が1千5百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、総資産は219億5千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億4千1百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は50億3千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億5千4百万円増加いたしました。主な要因は、電子記録債務が4億7千2百万円、支払手形及び買掛金が2億6千7百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は8億4千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億3千1百万円減少いたしました。主な要因は、繰延税金負債が8千9百万円、長期借入金が7千万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は58億8千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億2千2百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は160億6千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億1千8百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金が3億6千2百万円増加し、その他有価証券評価差額金が2億4千2百万円減少したこと等によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は73.2%(前連結会計年度末は75.9%)となりました。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間における経営成績は、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等の適用により売上高が147億3千1百万円(前年同期は105億1千2百万円)となりました。利益面では売上総利益率は58.9%(前年同期は45.9%)となり、販売費及び一般管理費については84億3千1百万円(前年同期は49億6百万円)、営業利益は2億4千1百万円(前年同期は営業損失7千7百万円)、経常利益は6億8百万円(前年同期は2億2千1百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億8千万円(前年同期は1億7千万円)となりました。
セグメントごとの売上高では、繊維製品製造販売業145億1千4百万円(前年同期は102億7千8百万円)、不動産賃貸事業2億1千6百万円(前年同期比は2億3千3百万円)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 会社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
特に記載すべき事項はありません。