四半期報告書-第75期第3四半期(令和3年3月1日-令和3年5月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の制限や個人消費の低迷が長期化し企業収益が悪化する等、依然として厳しい状況で推移いたしました。ワクチン接種の広がりによる沈静化が期待されておりますが、新型コロナウイルス感染症の収束時期は依然として見通せず、先行き不透明な状況となっております。
一方、当アパレル・ファッション業界におきましては、消費増税による根強い節約志向に加え、3度目の緊急事態宣言発出に伴う人々の外出自粛や商業施設の臨時休業等の影響が長期化しており極めて厳しい状況が続いております。
このような経営環境の中、当社グループは、現コロナ禍を切り抜け継続的に利益を残せる企業へ向けた事業構造の転換を図り「ものを創り 人を創り お客様と共に心豊かな毎日を創る」という不変のミッションのもと、3年後のあるべき姿を目指し、中期ビジョン「Yamato2023」を始動しております。大きな転換期を迎えた人々のライフスタイルや価値観が様変わりする中で、いつの時代でもお客様に求められ続ける真のブランド創りを目指してまいります。
基幹事業である「クロコダイル」は、1963年の発売開始以来、半世紀以上にわたり愛され続ける当社のオリジナルブランドです。ライフスタイルテーマ「クロコダイルTrad2020」のもと、改めて原点である顧客起点に立ち返り、ブランドコンセプトに基づいた既顧客の満足度向上と活性化に繋がる商品の強みや付加価値を戦略的に構築し、また潜在顧客が興味を持ち共感できる新しいスタイルを提案してまいります。
新規事業である「CITERA(シテラ)」は、“アクティブ・トランスファー・ウェア”をテーマに、スタンダードなスタイルにテクノロジーを用いた素材や機能を持たせ、都市内 都市間の移動を「より快適」で「よりスマート」にするフリクションレスで利便性の高い商品開発に注力するとともに、新しいファンクションやサービスへの投資を積極的に行うことで、更なる売上拡大を目指しております。また、米国発アウトドアファッションブランド「Penfield(ペンフィールド)」と、日本国内における商標権を取得したハワイ発カジュアルサーフブランド「Lightning Bolt(ライトニングボルト)」は、ブランド認知度と価値向上に注力し、ライセンス事業の拡大を目指してまいります。
一方、当社グループの物流業務を請負う子会社ヤマト ファッションサービス株式会社は、在庫管理や入出荷業務の精度向上に努めるとともに、新たに導入した自動ソーターが本格稼働する等、積極的な投資を行うことで更なる業務の生産性向上を図っております。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の財政状態及び当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は95億8千万円となり、前連結会計年度末と比べ4億8千5百万円増加いたしました。主な要因は、受取手形及び売掛金が1億3千8百万円増加し、商品及び製品が4億1千4百万円増加したこと等によるものであります。なお、現金及び預金と有価証券を合わせた手元流動性資金は53億3千4百万円からほぼ増減なく53億3千4百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は118億9千3百万円となり、前連結会計年度末と比べ7千1百万円増加いたしました。主な要因は、有形固定資産が7千6百万円減少し、投資有価証券が1億7千5百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、総資産は214億7千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億5千6百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は44億7千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億6千5百万円増加いたしました。主な要因は、電子記録債務が4億1千9百万円増加したこと等によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は9億6千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億4千5百万円減少いたしました。主な要因は、長期借入金が2億円減少し、繰延税金負債が6千1百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は54億3千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億1千9百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は160億3千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億3千7百万円増加いたしました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が2億3百万円増加したこと等によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は74.7%(前連結会計年度末は75.5%)となりました。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間における経営成績は、新型コロナウイルス感染症による影響を受け、売上高が105億1千2百万円(前年同期比2.8%減)と減収になりました。利益面では売上総利益率は45.9%(前年同期比で2.6ポイント増)となり、販売費及び一般管理費については49億6百万円(前年同期比5.8%減)、営業損失は7千7百万円(前年同期は営業損失5億2千万円)、経常利益は2億2千1百万円(前年同期は経常損失4億6千5百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億7千万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失7億4千3百万円)となりました。
セグメントごとの売上高では、繊維製品製造販売業102億7千8百万円(前年同期比2.8%減)、不動産賃貸事業2億3千3百万円(前年同期比0.9%減)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 会社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
特に記載すべき事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の制限や個人消費の低迷が長期化し企業収益が悪化する等、依然として厳しい状況で推移いたしました。ワクチン接種の広がりによる沈静化が期待されておりますが、新型コロナウイルス感染症の収束時期は依然として見通せず、先行き不透明な状況となっております。
一方、当アパレル・ファッション業界におきましては、消費増税による根強い節約志向に加え、3度目の緊急事態宣言発出に伴う人々の外出自粛や商業施設の臨時休業等の影響が長期化しており極めて厳しい状況が続いております。
このような経営環境の中、当社グループは、現コロナ禍を切り抜け継続的に利益を残せる企業へ向けた事業構造の転換を図り「ものを創り 人を創り お客様と共に心豊かな毎日を創る」という不変のミッションのもと、3年後のあるべき姿を目指し、中期ビジョン「Yamato2023」を始動しております。大きな転換期を迎えた人々のライフスタイルや価値観が様変わりする中で、いつの時代でもお客様に求められ続ける真のブランド創りを目指してまいります。
基幹事業である「クロコダイル」は、1963年の発売開始以来、半世紀以上にわたり愛され続ける当社のオリジナルブランドです。ライフスタイルテーマ「クロコダイルTrad2020」のもと、改めて原点である顧客起点に立ち返り、ブランドコンセプトに基づいた既顧客の満足度向上と活性化に繋がる商品の強みや付加価値を戦略的に構築し、また潜在顧客が興味を持ち共感できる新しいスタイルを提案してまいります。
新規事業である「CITERA(シテラ)」は、“アクティブ・トランスファー・ウェア”をテーマに、スタンダードなスタイルにテクノロジーを用いた素材や機能を持たせ、都市内 都市間の移動を「より快適」で「よりスマート」にするフリクションレスで利便性の高い商品開発に注力するとともに、新しいファンクションやサービスへの投資を積極的に行うことで、更なる売上拡大を目指しております。また、米国発アウトドアファッションブランド「Penfield(ペンフィールド)」と、日本国内における商標権を取得したハワイ発カジュアルサーフブランド「Lightning Bolt(ライトニングボルト)」は、ブランド認知度と価値向上に注力し、ライセンス事業の拡大を目指してまいります。
一方、当社グループの物流業務を請負う子会社ヤマト ファッションサービス株式会社は、在庫管理や入出荷業務の精度向上に努めるとともに、新たに導入した自動ソーターが本格稼働する等、積極的な投資を行うことで更なる業務の生産性向上を図っております。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の財政状態及び当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
①財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は95億8千万円となり、前連結会計年度末と比べ4億8千5百万円増加いたしました。主な要因は、受取手形及び売掛金が1億3千8百万円増加し、商品及び製品が4億1千4百万円増加したこと等によるものであります。なお、現金及び預金と有価証券を合わせた手元流動性資金は53億3千4百万円からほぼ増減なく53億3千4百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は118億9千3百万円となり、前連結会計年度末と比べ7千1百万円増加いたしました。主な要因は、有形固定資産が7千6百万円減少し、投資有価証券が1億7千5百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、総資産は214億7千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億5千6百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は44億7千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億6千5百万円増加いたしました。主な要因は、電子記録債務が4億1千9百万円増加したこと等によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は9億6千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億4千5百万円減少いたしました。主な要因は、長期借入金が2億円減少し、繰延税金負債が6千1百万円増加したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は54億3千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億1千9百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は160億3千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億3千7百万円増加いたしました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が2億3百万円増加したこと等によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は74.7%(前連結会計年度末は75.5%)となりました。
②経営成績
当第3四半期連結累計期間における経営成績は、新型コロナウイルス感染症による影響を受け、売上高が105億1千2百万円(前年同期比2.8%減)と減収になりました。利益面では売上総利益率は45.9%(前年同期比で2.6ポイント増)となり、販売費及び一般管理費については49億6百万円(前年同期比5.8%減)、営業損失は7千7百万円(前年同期は営業損失5億2千万円)、経常利益は2億2千1百万円(前年同期は経常損失4億6千5百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億7千万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失7億4千3百万円)となりました。
セグメントごとの売上高では、繊維製品製造販売業102億7千8百万円(前年同期比2.8%減)、不動産賃貸事業2億3千3百万円(前年同期比0.9%減)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4) 会社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
特に記載すべき事項はありません。