四半期報告書-第60期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)
有報資料
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間の売上高は62,528百万円(前年同四半期比3.7%減)、営業利益は3,438百万円(前年同四半期比32.4%減)、経常利益は3,743百万円(前年同四半期比28.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,678百万円(前年同四半期比28.0%減)となりました。
当社グループは、平成28年5月10日に2020年度に目指す姿「VISION 2020」と、その達成に向けた当期を初年度とする中期3ヶ年経営計画「Compass 2018」を発表しました。その達成に向けて、グローバルレベルでの一貫性のあるブランド戦略の構築、競争力の源泉である「モノを創る力」、自主管理店舗推進のための「売場を創る力」の向上、更にそれらを支える経営インフラとロジスティクス体制の整備等を重点戦略として取り組んでいきます。数値目標としては2018年度に売上高1,700億円、経常利益140億円、親会社株主に帰属する当期純利益100億円、2020年度に売上高2,000億円、経常利益160億円としています。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。
(日本)
アスレチックウェアにおいて「デサント」は好調に推移し、その他のブランドも概ね堅調でしたが、「アンブロ」は苦戦をしました。ゴルフウェアにおいては「マンシングウェア」およびその他のブランドで苦戦しましたが、2016年春夏より展開を始めた「スリクソン」ブランドが好調に推移しました。結果、日本全体として売上高は前年実績を上回りましたが、損益面においては主にデジタルマーケティング投資等、広告販促費を中心とした販管費の増加により減益となりました。
これらの結果、日本での売上高は27,760百万円(前年同四半期比1.9%増)、セグメント利益は656百万円(前年同四半期比16.2%減)となりました。
(アジア)
現地通貨ベースでは、各国およびブランドにばらつきはあるものの、韓国においては「デサント」ブランド、中国においては「アリーナ」、香港においては「ルコックスポルティフ」、シンガポールにおいては「ルコックスポルティフ」と「アリーナ」を中心に概ね堅調に推移しました。邦貨ベースでは、為替における円高基調が大きく影響し、売上高、利益ともに前年を下回りました。
これらの結果、アジアでの売上高は33,624百万円(前年同四半期比10.8%減)、セグメント利益は3,082百万円(前年同四半期比32.0%減)となりました。
(欧米)
前第3四半期連結会計期間よりイノヴェイトグループを連結の範囲に含めたことに伴い、売上高は増加しましたが、のれん償却に伴う販管費が増加したため損失は拡大しました。
これらの結果、欧米での売上高は1,143百万円(前年同四半期は11百万円のセグメント売上高)、セグメント損失は470百万円(前年同四半期は180百万円のセグメント損失)となりました。
品目別売上高の状況は次のとおりであります。
(アスレチックウェア及びその関連商品)
アスレチックウェアにおいては、「デサント」では、国内で2015年に展開を始めた新しいライフスタイル提案の直営新業態である「デサント ブラン」の4店舗目を、2016年9月に東京丸の内にオープンしました。また、当社がビジター用ユニフォームをサプライするプロ野球の広島東洋カープが25年ぶりのリーグ優勝を果たし、関連商品の売上が好調に推移しています。中国においては合弁会社「Descente (China) Co., Ltd」を設立し、「デサント」の展開を開始します。「ルコックスポルティフ」においてはサイクリング、テニスといったスポーツカテゴリーに注力していく中で、サイクリングではニューヨークを拠点にサイクリングカルチャーを強く発信するバイクブランドCHARI&COとのコラボレーションコレクションの発売も行い、ブランド価値向上に努めました。また、韓国においては2016年5月26日にサイクリストフレンドリーショップをコンセプトとした直営店「BOUNDARY」をオープンしました。商品の購入だけでなく、サイクリング愛好者のコミュニティ形成ができる場所になっています。国内ではテニスにおいてITF(国際テニス連盟)ジュニア世界ランキング5位(2016年10月10日現在)のプロテニスプレーヤー、綿貫陽介選手(HONDA ESTILO所属)およびWTA(女子テニス協会)ランキング84位(2016年10月17日現在)のプロテニスプレーヤー、日比野菜緒選手(LuLuLun所属)とテニスウェア等のスポーツウェアに関するスポンサー契約を締結しました。「アリーナ」においては、当社とアドバイザリー契約を締結している瀬戸大也選手(JSS毛呂山/早稲田大学所属)がブラジル リオデジャネイロで開催された第31回オリンピック競技大会において400M個人メドレーで銅メダルを獲得し、ブランド価値向上に貢献しました。また中国においては、競泳中国代表選手にサプライした商品、「アクアフォースライトニングドラゴンモデル」のレプリカ商品の販売が好調に推移しました。「アンブロ」においては展開商品のジュニア用シンガードが「第10回キッズデザイン賞」(主催:キッズデザイン協議会)において、キッズデザイン賞を受賞した作品の中からさらに優秀作品に授与される「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞しました。「イノヴェイト」ブランドではブランド初の冠レースとなる「第6回Inov-8カップ美ヶ原トレイルラン&ウォークinながわ」大会に特別協賛しました。運営・事務局等の業務サポート、スタッフウエア・入賞商品の提供を通して大会全体をバックアップするとともに試履き会の実施を通してブランドや新商品のPRを行いました。
これらの結果、アスレチックウェア及びその関連商品の売上高は41,873百万円(前年同四半期比4.7%減)となりました。
(ゴルフウェア及びその関連商品)
ゴルフウェアにおいては、「マンシングウェア」で、中国・香港・台湾を中心にブランドキャラクターとして、海外での人気の高い木村拓哉さんを起用したプロモーション展開をすることでアジアでの売上拡大を図っています。商品としては軽さと暖かさを両立させたダウンベスト「デュアル・エア・ダウン」の発売を開始し、国内では好調な出だしとなっています。また今年も9月に「第47回マンシングウェアレディース東海クラシック」を開催し、当社の「マンシングウェア」で契約をしている全美貞プロが2位、「ルコックスポルティフ」で契約をしているキム ハヌルプロが3位と好成績を残しました。また「ルコックスポルティフ」では契約選手であるイ ボミプロが引き続き好調でブランド価値の向上に貢献しています。商品としてはゴルフシューズが国内外ともに好調で売上を牽引しています。「デサントゴルフ」では日本ゴルフ協会とのオフィシャルサプライヤー契約に基づき第31回オリンピック競技大会におけるゴルフの日本代表選手へ公式ユニフォームをサプライし、ブランド価値向上に貢献しました。また2016年春夏から国内において「スリクソン」ブランドのゴルフウェアの展開をスタートさせ、売上は好調に推移しています。
これらの結果、ゴルフウェア及びその関連商品の売上高は17,050百万円(前年同四半期比1.1%減)となりました。
(アウトドアウェア及びその関連商品)
国内市場においては、「マーモット」の売上高が堅調に推移しました。
この結果、アウトドアウェア及びその関連商品の売上高は3,604百万円(前年同四半期比4.7%減)となりました。
その他のトピックスとして、お客様により良いサービスを提供することを目的に2016年6月1日付けで国内の全国の店舗に勤務する月給制契約社員約550名を販売職正社員としました。また、「マンシングウェア」の主力店の販売職正社員が国内工場を見学する研修を実施しました。商品に対する知識を深め、モチベーションアップや接客販売力の向上を目的とするとともに、中期経営計画の重点戦略の中にもある「売場を創る力」の向上を図っています。またデサントアパレル株式会社吉野工場の移転・増強を計画するなど「モノを創る力」の向上も合わせて取り組んでおります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は98,178百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,445百万円減少致しました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ8,864百万円減少し、66,077百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少5,227百万円、受取手形及び売掛金の減少2,785百万円などによるものです。
固定資産は前連結会計年度末に比べ581百万円減少し、32,101百万円となりました。これは主にのれんの減少851百万円などによるものです。
負債合計は前連結会計年度末に比べ5,025百万円減少し、32,850百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少2,182百万円、未払法人税等の減少1,107百万円などによるものです。
純資産は前連結会計年度末に比べ4,420百万円減少し、65,328百万円となりました。これは主に為替換算調整勘定の減少5,685百万円、利益剰余金の増加1,398百万円などによるものです。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ1.7%増の66.5%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ5,189百万円減少し、19,940百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,673百万円の収入超過(前第2四半期連結累計期間は4,154百万円の収入超過)となりました。これは主な減少要因としてたな卸資産の増加額1,879百万円、仕入債務の減少額1,527百万円、法人税等の支払額1,920百万円などがありましたが、税金等調整前四半期純利益3,743百万円、減価償却費1,260百万円、売上債権の減少額2,022百万円などの増加要因があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,640百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は3,974百万円の支出超過)となりました。これは有形固定資産の取得による支出2,264百万円、関係会社株式の取得による支出1,143百万円などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,385百万円の支出超過(前第2四半期連結累計期間は484百万円の収入超過)となりました。これは主に配当金の支払額1,280百万円などによるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。