有価証券報告書-第57期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/19 11:52
【資料】
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【項目】
115項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループは当期を初年度とする中期3ヶ年計画「Compass 2015」の達成に向けて、各種政策を推し進めてております。
売上高につきましては、アスレチック事業の国内市場におきましては、「ルコックスポルティフ」は好調に推移し、「デサント」「アリーナ」は堅調に推移致しましたが、「アンブロ」は横ばいとなりました。アジア市場におきましては、「デサント」「ルコックスポルティフ」及び「アリーナ」が好調に推移致しました。結果、全体では前年を大幅に上回りました。
ゴルフ事業の国内市場におきましては、「カルバンクラインゴルフ」が好調に、「ランバンスポール」は順調に、「ルコックスポルティフ」「マンシングウェア」は堅調に推移致しました。アジア市場におきましては、「ルコックスポルティフ」及び「マンシングウェア」が好調に推移致しました。結果、全体では前年を上回りました。
アウトドア事業の国内市場におきましては、「マーモット」が好調に推移致しました。アジア市場におきましては、「デサント」が韓国で好調に推移致しましたが、北米では横ばいとなりました。結果、全体では前年を大幅に上回りました。
海外売上高につきましては、前年同期比46.0%増の52,767百万円、海外売上比率は前年同期比8.7%増の48.0%となりました。
営業利益は、売上高及び売上総利益が増加したことが大きく、前年同期比851百万円増加の6,271百万円となりました。経常利益は前年同期比1,003百万円増加の6,643百万円となりました。結果、当期純利益は前年同期比908百万円増加の4,470百万円となりました。
(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度末の資産合計は83,830百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,592百万円増加いたしました。
流動資産は前連結会計年度末に比べ3,844百万円増加し、60,418百万円となりました。これは主に現金及び預金の減少1,679百万円、受取手形及び売掛金の増加2,786百万円、商品及び製品の増加1,826百万円によるものです。
固定資産は前連結会計年度末に比べ4,747百万円増加し、23,411百万円となりました。これは有形固定資産の増加2,710百万円、無形固定資産の増加1,051百万円、投資その他の資産の増加986百万円によるものです。
負債合計は前連結会計年度末に比べ1,257百万円増加し、27,520百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金の増加324百万円、繰延税金負債の増加587百万円によるものです。
純資産は前連結会計年度末に比べ7,334百万円増加し、56,309百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加3,867百万円、為替換算調整勘定の増加3,297百万円によるものです。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ、2.1%増の67.2%となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益6,643百万円、減価償却費1,713百万円の計上がありましたが、売上債権の増加額2,105百万円、法人税等の支払額1,939百万円などにより、3,976百万円の収入超過(前連結会計年度は1,528百万円の収入超過)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、韓国での物流倉庫の建設や、商標権の取得などにより、4,767百万円の支出超過(前連結会計年度は2,005百万円の支出超過)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フロ-は、長期借入れによる収入976百万円、長期借入金の返済による支出1,500百万円、配当金の支払額602百万円などにより、1,228百万円の支出超過(前連結会計年度は725百万円の支出超過)となりました。
これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ1,120百万円(6.4%)減少し、16,266百万円となりました。