有価証券報告書-第59期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/03/30 16:54
【資料】
PDFをみる
【項目】
164項目
1.経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、連結会計年度末における資産、負債の金額、及び連結会計年度における収益、費用の金額に影響を与える重要な会計方針及び各種引当金等の見積り方法(計上基準)につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
また、新型コロナウイルス感染症の影響に係る会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。
(2) 経営成績の分析
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、経済環境は大幅に悪化しました。5月の緊急事態宣言解除後は、経済活動が段階的に引き上げられ徐々に回復の動きがみられたものの、国内外で感染が再拡大するなど、先行きの不透明感が強まりました。
当アパレル・ファッション業界におきましても、店舗の臨時休業や営業時間の短縮、インバウンド需要の激減、外出自粛によるお客さまの来店減少等が影響し、極めて厳しい状況となりました。
このような状況の中、当社グループは、経営環境の変化に対応すべく、EC事業の強化を推し進め、消費者の購買行動の変化に柔軟に対応してまいりました。一方、仕入の抑制や経費の削減などの施策にも取り組み、徹底した効率経営を推し進めてまいりました。
その結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は370億1千4百万円(前年同期比15.7%減)、営業利益は6億3千6百万円(前年同期比61.7%減)、経常利益は8億4千8百万円(前年同期比52.5%減)、経常利益率は2.3%、親会社株主に帰属する当期純利益は4億3千1百万円(前年同期比78.6%減)となりました。
セグメント別の経営成績の概況は次のとおりであります。
(アパレル関連事業)
「日本」につきましては、EC事業において、3月よりECの物流機能の内製化を開始し、店舗とECとの在庫連携機能を強化いたしました。また、緊急事態宣言による店舗の休業期間中においてはECへ商材を集約するなどの施策を実行してまいりました。さらには、スマートフォンアプリやSNS導入ブランドを順次拡大するなど、お客さまの利便性の向上に取り組んだ結果、EC事業の売上高は前年同期より大幅に増加いたしました。店舗においては、主力ブランドの「イル ビゾンテ」「A.P.C.」の新規出店を推し進め、「イル ビゾンテ」は、コロナ禍においても売上高が前年同期を上回りました。その結果、売上高は200億8千6百万円(前年同期比20.4%減)、営業利益は4億5千7百万円(前年同期比57.4%減)となりました。
「韓国」につきましては、株式会社アイディールックにおいて、新型コロナウイルス感染症の影響により店舗での販売は非常に厳しい状況が続きました。一方、デジタルマーケティング(ライブ配信・インスタグラム等)を強化した結果、EC事業の売上高が増加いたしました。さらには、新規事業において、インポートブランド「エッセンシャル」及び「イレブンティ」の販売を開始いたしました。株式会社アイディージョイにおいては、マーケット環境の変化などにより、店舗での売上高が減少いたしました。その結果、売上高は150億3千万円(前年同期比10.3%減)、営業利益は6億9千7百万円(前年同期比36.1%減)となりました。
「欧州」につきましては、イタリアやフランスで新型コロナウイルス感染症拡大にともなう移動制限や外出制限が影響し、直営店舗の売上高は非常に厳しい状況となりました。一方、主力である卸売事業は堅調に推移いたしました。その結果、売上高は31億8千8百万円(前年同期比45.8%増)、営業利益は4億2千8百万円(前年同期比71.7%増)となりました。なお、「欧州」については、前第3四半期連結会計期間より新たにセグメントとして追加しているため、前年同期は6か月間の実績であります。
「その他海外」(香港・中国・米国)につきましては、ルック(H.K.)Ltd.(香港)において、新型コロナウイルス感染症拡大にともなう行動制限の条例発令により、店舗での売上高が減少いたしました。洛格(上海)商貿有限公司においては、既存事業のEC売上高が、SNSでのライブ配信などの効果もあり好調に推移し、売上高が増加いたしました。米国においては、欧州同様に新型コロナウイルス感染症の影響により、直営店舗が長期休業を実施し、売上高は非常に厳しい状況となりました。その結果、売上高は3億9千4百万円(前年同期比3.1%減)、営業損失は1億2千7百万円(前年同期は4千5百万円の営業損失)となりました。
これらの結果、アパレル関連事業の売上高は387億円(前年同期比13.2%減)、営業利益は14億5千5百万円(前年同期比38.6%減)となりました。
(生産及びOEM事業)
「生産及びOEM事業」につきましては、株式会社ルックモードにおいて、新型コロナウイルス感染症の影響により、株式会社ルックが展開するオリジナルブランドの生産調整により受注が減少し、売上高が減少いたしました。その結果、売上高は24億4千万円(前年同期比13.8%減)、営業損失は6千5百万円(前年同期は3千万円の営業利益)となりました。
(物流事業)
「物流事業」につきましては、株式会社エル・ロジスティクスにおいて、ECの物流機能の内製化により売上高が増加しました。その結果、売上高は11億9千7百万円(前年同期比14.0%増)、営業利益は4千3百万円(前年同期比249.6%増)となりました。
(飲食事業)
「飲食事業」につきましては、株式会社ファッショナブルフーズ・インターナショナルが展開する「ジェラテリア マルゲラ」において、新型コロナウイルス感染症の影響により宅配サービスの売上高は伸長しているものの、店舗の時短営業や臨時休業の実施が影響し、売上高が減少いたしました。その結果、売上高は4千4百万円(前年同期比25.2%減)、営業損失は3千万円(前年同期は2千4百万円の営業損失)となりました。
生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
前年同期比(%)
アパレル関連事業
日本(百万円)40654.4
韓国(百万円)2,67881.2
欧州(百万円)1,439160.5
その他海外(百万円)--
アパレル関連事業計(百万円)4,52491.6
生産及びOEM事業(百万円)2,48390.4
物流事業(百万円)--
飲食事業(百万円)1277.7
合計(百万円)7,01991.1

(注) 1.金額は製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.金額には、消費税等は含まれておりません。
3.上記の他に商品仕入が10,422百万円あります。
② 受注状況
当社グループは主に見込生産を行っており、婦人服生産の一部のみ受注生産を行っておりますが、全体に占める割合が僅少であるため記載を省略しております。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
前年同期比(%)
アパレル関連事業
日本(百万円)20,05279.6
韓国(百万円)14,97789.5
欧州(百万円)967106.6
その他海外(百万円)39496.9
アパレル関連事業計(百万円)36,39284.2
生産及びOEM事業(百万円)48783.2
物流事業(百万円)90333.8
飲食事業(百万円)4474.8
合計(百万円)37,01484.3

(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.金額には、消費税等は含まれておりません。
(3) 財政状態の分析
① 資産
当連結会計年度末の資産につきましては、株式会社アイディールック(韓国)において物流センター増築等により建物及び構築物が11億2千万円増加しましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による売上高の減少により受取手形及び売掛金が5億1千4百万円、投資有価証券の売却等により投資有価証券が6億3千7百万円、それぞれ減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ4億9千2百万円減少し、467億2千2百万円となりました。
② 負債
負債につきましては、主に販売費及び一般管理費の低減により未払費用が4億3千4百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ5億2百万円減少し、224億8千1百万円となりました。
③ 純資産
純資産につきましては、投資有価証券の売却等によりその他有価証券評価差額金の減少がありましたが、為替換算調整勘定や利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ1千万円増加し、242億4千万円となりました。
この結果、自己資本比率は、51.7%となりました。
(4) キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、下記のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益は7億6千万円となり、増加要因として売上債権の減少4億9千9百万円、非資金項目である減価償却費11億5千3百万円など、減少要因として法人税の支払額5億2千4百万円などにより、19億5千万円の収入(前年同期は9億9千8百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、株式会社アイディールックにおいて物流センター増築など有形固定資産の取得による支出19億7千万円などにより、19億2千7百万円の支出(前年同期は98億2千7百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額2億2千9百万円などにより、2億1千5百万円の支出(前年同期は93億1千4百万円の収入)となりました。
当連結会計年度末の現金及び現金同等物の期末残高は、上記のキャッシュ・フローに、現金及び現金同等物に係る換算差額1千9百万円の増加により、前連結会計年度末に比べ1億7千2百万円減少し、60億5千9百万円となりました。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループでは、事業活動の維持・拡大を図るための事業投資、設備投資及び運転資金などの資金需要に対する適切な資金の確保と適正水準の流動性の維持に努めております。
当社グループの主な資本の財源は営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金であります。
資金の流動性を確保するため、運転資金などの資金需要に対して、自己資金のほか、複数の金融機関と当座貸越契約を締結しております。
当連結会計年度においては、中長期的な経営基盤の構築を目的として、2020年2月にシンジケートローン契約を締結し、借入期間の長期化により、資金調達のより一層の安定化と金融費用の圧縮を行っております。
また、新型コロナウイルス感染症拡大及び影響の長期化に備え、金融機関からの長期借入を行うなど、事業活動を行う上で十分な運転資金を調達しております。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。