四半期報告書-第64期第3四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/02/13 11:09
【資料】
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、一連の政府による経済政策や日銀による金融政策を背景に、企業収益や雇用情勢に改善が見られ、緩やかな回復基調が続いておりますが、中国を始めアジア新興国等の経済情勢の不確実性の高まりや米国大統領選等の影響による金融市場の変動から海外経済の不確実性が高まり、依然として先行きに不透明さが残る状況で推移いたしました。
当業界におきましては、金利の低下や政府の住宅取得支援策の拡大等により、住宅取得に対する関心が高まったことから、新設住宅着工戸数は堅調に推移いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は12,490百万円(前年同四半期比4.5%増)、営業利益は355百万円(前年同四半期比4,889.9%増)、経常利益は483百万円(前年同四半期比611.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は284百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失48百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①木材関連事業
木材関連事業におきましては、国内市場では主力製品の拡販によるシェアの拡大、新製品の積極的な開発、リフォーム市場や非住宅市場への参入を積極的に推進しつつ、引き続き、収納材を中心にお客様のニーズに合った製品の生産・販売活動に注力したことで売上高、利益ともに増加いたしました。一方、海外市場ではフランス子会社の合板製造販売事業において、製造工程の見直し等による原価低減活動に取り組んでおりますが、市場の成熟による価格競争の激化から収益性が低迷しており、新たな市場開拓等のビジネスモデルの再構築が急務となっております。
結果、売上高11,569百万円(前年同四半期比6.1%増)、セグメント利益は341百万円(前年同四半期5678.6%増)となりました。
②電線関連事業
電線関連事業におきましては、引き続き地方における電材業界に寄与する物件の新設が低迷していることから、経営環境に改善の兆しが見えない中、各拠点における大手サブコンへの積極的な提案活動、セールスミックスの見直しによる収益力の改善に努めてまいりました。
結果、売上高921百万円(前年同四半期比12.3%減)、セグメント利益14百万円(前年同四半期比1067.1%増)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、46百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。