有価証券報告書-第97期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/17 13:48
【資料】
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【項目】
125項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度末における総資産は1,561億7百万円となり前連結会計年度末(2015年3月期末)に比べ406億77百万円増加しました。
流動資産は839億59百万円となり前連結会計年度末に比べ239億76百万円増加しました。主な要因は、現金及び預金が102億90百万円、商品及び製品が44億34百万円、受取手形及び売掛金が30億31百万円、有価証券が20億33百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は721億48百万円となり前連結会計年度末に比べ167億円増加しました。主な要因は、新規連結等によりのれんが85億60百万円、有形固定資産が38億31百万円、顧客関係資産が28億89百万円、技術資産が25億63百万円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における負債は860億11百万円となり前連結会計年度末に比べ368億94百万円増加しました。
流動負債は486億69百万円となり前連結会計年度末に比べ83億62百万円増加しました。主な要因は、支払手形及び買掛金が49億93百万円、短期借入金が23億71百万円増加したこと等によるものであります。
固定負債は373億42百万円となり前連結会計年度末に比べ285億32百万円増加しました。主な要因は、社債の新規発行に伴い社債を200億円計上、また、長期借入金が34億87百万円、リース債務が14億49百万円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における純資産は700億96百万円となり前連結会計年度末に比べ37億82百万円増加しました。
当連結会計年度における経営成績につきましては、売上高は、前連結会計年度に比べ0.4%増加し1,192億22百万円となりました。このうち、海外売上高は876億92百万円であり、連結売上高に占める割合は73.6%であります。海外売上高は主として産業資材およびディバイスによるものであります。また、売上原価は前連結会計年度に比べ3.8%減少の901億21百万円、販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ13.8%増加の185億58百万円となりました。
その結果、営業利益は前連結会計年度に比べ20.5%増加し、105億41百万円となりました。
営業外損益については、前連結会計年度は為替差益などを主とした営業外収益を50億93百万円計上する一方で、持分法による投資損失などを主とした営業外費用を13億49百万円計上したのに対して、当連結会計年度では受取配当金などを主とした営業外収益を3億61百万円計上する一方で、為替差損などを主とした営業外費用を16億65百万円計上しました。
その結果、経常利益は前連結会計年度に比べ26.1%減少し、92億37百万円となりました。
特別損益については、前連結会計年度は国庫補助金などを主とした特別利益を5億60百万円計上する一方で、減損損失などを主とした特別損失を22億94百万円計上したのに対して、当連結会計年度では国庫補助金などを主とした特別利益を2億70百万円計上する一方で、のれん償却額を主とした特別損失を16億24百万円計上しました。
これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ38.7%減少し、68億98百万円となりました。また、1株当たり当期純利益は前連結会計年度に比べ101円30銭減少し160円75銭となりました。
キャッシュ・フローの状況の分析については、「1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。