有価証券報告書-第156期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/25 11:23
【資料】
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【項目】
140項目

研究開発活動

研究開発活動は、当社グループが長年に渡り培ってきた技術を基に、
「グローバル・ニッチ分野で、オンリーワン・ナンバーワン素材を提供し続ける企業」の実現に向けた、
研究開発を行っております。
研究開発は、国内では、筑波研究所と各事業所開発部で、国外では、大韓民国において、SFC CO.,LTD.
および HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO.,LTD. で取り組んでおります。
全社的な研究開発活動としては、「新規テーマ探索プロジェクト」を立ち上げ、次世代の新事業の創出に向けて、「環境」と「エネルギー」をキーワードに、長期的視野に立った研究開発戦略の構築を行っております。
また、産官学との共同の枠組みも積極的に推進し、次世代の基盤技術の構築・新事業の創出を図っております。
当期における当社グループ全体の研究開発費は、32億9百万円であります。
(機能性色素セグメント)
機能性色素セグメントでは、有機EL材料の開発、イメージング材料事業であるCCA(トナー用電荷制御剤)、OPC材料(有機光導電体材料)、およびインクジェットプリンター用染料等の開発、色素材料事業であるアルミ着色用染料、文具用染料、およびカラートリートメント用染料、食品添加物用染料等
の開発を推進しております。
有機EL材料の開発では、当社の正孔輸送材、電子輸送材に加え、SFC CO.,LTD. の発光材と、各材料の技術を融合して、新規の材料を開発しております。
また、お客様に密着した開発活動を行うため、筑波研究所のみならず、SFC CO.,LTD.およびHODOGAYA CHEMICAL KOREA CO.,LTD. の研究所を最大限に活用して、取り組んでおります。
イメージング材料については、環境対応と性能向上を合わせ持つ、カラートナー用CCAや、
トナー周辺材料の開発を積極的に推進しております。
(機能性樹脂セグメント)
機能性樹脂セグメントでは、PTG(ウレタン原料)や植物由来(非可食)原料を100%用いたバイオPTGを
中心とした特殊ポリオールの開発、ウレタン系防水材の開発、医薬・農薬・電子材料等の中間材料の開発を
進めております。
(基礎化学品セグメント)
基礎化学品セグメントでは、過酸化水素およびその誘導品について、動物用医薬品(水産用)、医療用器具の消毒等、新規分野への用途展開を積極的に図っております。
(アグロサイエンスセグメント)
アグロサイエンスセグメントでは、新規農薬製剤の開発を引き続き推進し、逐次上市しております。