有価証券報告書-第155期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)
(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
3 法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」及び「地方税等の一部を改正する法律」が平成27年3月31日に公布されたことに伴い、当事業年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算(ただし、平成28年1月1日以降解消されるものに限る)に使用した法定実効税率は、前事業年度の35.6%から、回収又は支払が見込まれる期間が平成28年1月1日から平成28年12月31日までのものは33.1%、平成29年1月1日以降のものについては32.3%にそれぞれ変更されております。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が199百万円減少し、当事業年度に計上された法人税等調整額が402百万円、その他有価証券評価差額金額が272百万円それぞれ増加しております。
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
第154期 (平成26年12月31日) | 第155期 (平成27年12月31日) | ||
繰延税金資産 | |||
貸倒引当金 | 41百万円 | 23百万円 | |
返品調整引当金 | 182百万円 | 145百万円 | |
販売促進引当金 | 297百万円 | 525百万円 | |
退職給付引当金 | 4,384百万円 | 6,926百万円 | |
減損損失 | 2,207百万円 | 1,991百万円 | |
未払事業税・事業所税 | 75百万円 | 274百万円 | |
その他 | 5,158百万円 | 6,282百万円 | |
繰延税金資産小計 | 12,347百万円 | 16,166百万円 | |
評価性引当金 | △4,534百万円 | △5,733百万円 | |
繰延税金資産合計 | 7,813百万円 | 10,432百万円 | |
繰延税金負債 | |||
租税特別措置法における積立金・準備金 | △319百万円 | △280百万円 | |
退職給付信託設定益 | △3,304百万円 | △5,174百万円 | |
資産除去債務 | △72百万円 | △58百万円 | |
その他有価証券評価差額金 | △3,768百万円 | △2,337百万円 | |
その他 | △202百万円 | ― | |
繰延税金負債合計 | △7,668百万円 | △7,851百万円 | |
繰延税金資産純額 | 145百万円 | 2,581百万円 |
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
第154期 (平成26年12月31日) | 第155期 (平成27年12月31日) | ||
法定実効税率 | 38.0% | 35.6% | |
(調整) | |||
交際費等永久に損金に算入されない項目 | 1.2% | 0.7% | |
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 | △14.2% | △7.3% | |
投資有価証券評価損等スケジューリング不能な項目 | 20.1% | 15.4% | |
その他 | 0.6% | △2.7% | |
税効果会計適用後の法人税等の負担率 | 45.7% | 41.7% |
3 法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」及び「地方税等の一部を改正する法律」が平成27年3月31日に公布されたことに伴い、当事業年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算(ただし、平成28年1月1日以降解消されるものに限る)に使用した法定実効税率は、前事業年度の35.6%から、回収又は支払が見込まれる期間が平成28年1月1日から平成28年12月31日までのものは33.1%、平成29年1月1日以降のものについては32.3%にそれぞれ変更されております。
その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)が199百万円減少し、当事業年度に計上された法人税等調整額が402百万円、その他有価証券評価差額金額が272百万円それぞれ増加しております。