有価証券報告書-第41期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/28 10:40
【資料】
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【項目】
143項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当企業集団の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響による国内およびインバウンド需要の落ち込みにより、主力の化粧品関連事業、栄養補助食品関連事業が減収となり、全体では114,909百万円(前期比9.4%減)となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費において、広告宣伝費の効率的な使用に努めたほか、販売手数料などの変動費が減少したものの、売上減による売上総利益の減少などにより、11,576百万円(前期比18.0%減)となりました。経常利益は11,784百万円(前期比17.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,016百万円(前期比19.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
1)化粧品関連事業
売上高
化粧品関連事業の売上高は、65,140百万円(前期比14.2%減)となりました。
2020年3月期2021年3月期伸び率
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
ファンケル化粧品59,47878.449,63776.2△16.5
アテニア化粧品12,67416.712,33719.0△2.7
boscia(ボウシャ)2,8103.72,4213.7△13.9
その他9271.27431.1△19.8
合計75,891100.065,140100.0△14.2

2020年3月期2021年3月期伸び率
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
通信販売29,08138.332,01749.110.1
店舗販売29,66639.118,07827.8△39.1
卸販売他9,09612.07,72611.9△15.1
海外8,04710.67,31711.2△9.1
合計75,891100.065,140100.0△14.2

ファンケル化粧品は、店舗販売から通信販売への積極的な誘導や、外部通販の強化により通信販売は増収となったものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、店舗販売、卸販売他および海外が減収となり、49,637百万円(前期比16.5%減)となりました。
アテニア化粧品は、通信販売および中国向け越境ECが好調な海外が増収となったものの、新型コロナウイルス感染症により店舗販売が減収となり、12,337百万円(前期比2.7%減)となりました。
boscia(ボウシャ)は、ECチャネルを強化したものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、化粧品専門店や百貨店などへの販売が減少し、2,421百万円(前期比13.9%減)となりました。
営業損益
損益面では、広告宣伝費の効率的な使用や、販売手数料などの変動費が減少したものの、売上減による売上総利益の減少などにより、営業利益は7,954百万円(前期比32.4%減)となりました。
2)栄養補助食品関連事業
売上高
栄養補助食品関連事業の売上高は、41,191百万円(前期比6.4%減)となりました。
2020年3月期2021年3月期伸び率
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
金額
(百万円)
構成比
(%)
通信販売15,71035.717,99443.714.5
店舗販売12,50128.48,07219.6△35.4
卸販売他13,17629.911,98929.1△9.0
海外2,6176.03,1347.619.8
合計44,006100.041,191100.0△6.4

店舗販売から通信販売への積極的な誘導や、定期販売、外部通販の強化により通信販売が増収となったほか、中国向け越境ECが好調で海外が増収となったものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、店舗販売および卸販売他が減収となりました。
営業損益
損益面では、減収となったものの、主力製品の売上構成比が高まったことによる売上総利益率の改善に加え、広告宣伝費の効率的な使用や、販売手数料などの変動費の減少などにより、営業利益は5,042百万円(前期比23.1%増)となりました。
3)その他関連事業
売上高
その他関連事業の売上高は、8,578百万円(前期比24.1%増)となりました。
2020年3月期2021年3月期伸び率
(%)
金額
(百万円)
金額
(百万円)
発芽米2,0312,1726.9
青汁2,4202,4621.7
その他2,4593,94360.3
合計6,9118,57824.1

健康意識の高まりなどにより発芽米、青汁が増収となったことに加え、不織布マスクや「クリーン&バリアシ リーズ」の発売などによりその他が増収となりました。
営業損益
損益面では、売上増による売上総利益の増加などにより、営業利益は224百万円(前期比146.9%増)となりました。
資産は、前連結会計年度末に比べて3,055百万円増加し、97,533百万円となりました。この要因は、流動資産の減少1,274百万円および固定資産の増加4,329百万円であります。流動資産の減少の主な要因は、現金及び預金の減少2,503百万円および受取手形及び売掛金の増加1,475百万円であります。固定資産の増加の主な要因は、有形固定資産の増加4,317百万円であります。
負債は、前連結会計年度末に比べて1,021百万円減少し、26,318百万円となりました。この要因は、流動負債の減少937百万円であります。流動負債の減少の主な要因は、未払法人税等の減少443百万円、未払費用の減少などによる流動負債「その他」の減少222百万円および買掛金の減少147百万円であります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて4,076百万円増加し、71,215百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益計上による利益剰余金の増加8,016百万円および配当金の支払いによる利益剰余金の減少4,100百万円であります。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末から1.9ポイント上昇し、72.3%となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は25,487百万円となり、前連結会計年度末より2,503百万円減少いたしました。
当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は10,011百万円(前連結会計年度は14,380百万円の収入)となりました。この内訳の主なものは、税金等調整前当期純利益11,235百万円、減価償却費3,665百万円などによる増加と、売上債権の増減額1,526百万円および法人税等の支払額3,564百万円などによる減少であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は8,135百万円(前連結会計年度は11,309百万円の支出)となりました。この内訳の主なものは、有形固定資産の取得による支出7,395百万円および無形固定資産の取得による支出812百万円などによる減少であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は4,170百万円(前連結会計年度は6,292百万円の収入)となりました。この内訳の主なものは、配当金の支払額4,096百万円などによる減少であります。
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合計したフリーキャッシュ・フローは1,875百万円のプラスとなりました。
当企業集団の資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。
当企業集団の資金需要の主なものは、製品製造のための原材料の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用の主なものは広告宣伝費等のマーケティング費用であり、品質向上のための研究開発費の大部分は費用として計上しております。
また、設備投資の資金調達のため、2019年4月に2024年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債を発行しております。当該資金の主要な使途につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)
化粧品関連事業62,393△9.4
栄養補助食品関連事業40,639△3.0
その他関連事業4,73410.6
合計107,767△6.3

(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 生産実績には、見本品等を含んでおります。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
当企業集団は、主に需要予測に基づく見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)
化粧品関連事業65,140△14.2
栄養補助食品関連事業41,191△6.4
その他関連事業8,57824.1
合計114,909△9.4

(注) 1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2 主要な販売先の記載については、総販売実績に対する販売先別の販売実績割合が100分
の10未満のため、記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当企業集団の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当企業集団の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度末の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、新型コロナウィルス感染症の影響を含め、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1)中期方針」および「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当企業集団の経営成績に重要な影響を与える要因としては、個人消費の低迷、化粧品関連事業および栄養補助食品関連事業への異業種からの新規参入による競争激化が挙げられます。
① 化粧品関連事業
化粧品の国内市場は成熟期を迎え市場成長が厳しい中、異業種からの新規参入も相次ぎ競争が激化しております。スキンケア市場では高価格帯商品と低価格帯商品への二極化が続いており、独自技術・サービスによる競争も厳しくなっております。また、海外市場でも同様に競争環境が厳しくなっております。このような環境下において、他社と差別化できる技術をもとに開発した商品・サービスの提供が経営成績に重要な影響を与えると考えております。
② 栄養補助食品関連事業
栄養補助食品業界は、市場が調整期を迎えて厳しい状況が続く中、高付加価値商品と大衆向け商品への二極化が進んでおります。人口に占める中高年層の割合が増えるとともに、2015年4月より機能性表示食品制度が開始となり、健康への関心がさらに高まっております。それらのニーズに合った商品・サービスの提供が経営成績に重要な影響を与えると考えております。
③ その他関連事業
発芽米は、災害や天候不良などにより原料米価格に影響を及ぼし事業収益を低下させる可能性があります。
青汁は、災害や天候不良により生葉の生育に影響を及ぼし事業収益を低下させる可能性があります。

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