有価証券報告書-第140期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/07/29 16:06
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【項目】
148項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境や個人消費について緩やかな回復基調で推移しました。しかし、英国のEU離脱交渉の不確実性や、米中の貿易摩擦による海外経済の不安から景気の先行きについては、不透明な状況が続いております。
当社グループでは、2019年4月1日に「藤倉コンポジット株式会社(英文:FUJIKURA COMPOSITES Inc.)」に商号変更いたしました。当社の創業者である藤倉の名前を引き継ぎ、また今後も当社の複合化(コンポジット)技術を生かし、ゴムだけにとらわれない新しい製品分野に積極的に進出していくことを、この社名にこめて邁進していきます。
また、2018年7月26日開催の取締役会において、原町工場(福島県南相馬市)の敷地内に工場建屋を新設することを決議いたしました。今後医療用ゴム製品などの生産拡大、および管理部門の集約に伴う作業効率の改善を図ってまいります。さらに、小型でパーソナルユースに利用できる非常用モバイル充電器『アクアチャージ』を2019年5月29日に発売するなど、新製品開発にも積極的に取り組んでおります。
このような状況のもと、当連結会計年度の売上高は334億3千8百万円(前年同期比1.5%減)、営業利益は9億1千7百万円(前年同期比57.7%減)、経常利益は8億3千8百万円(前年同期比62.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億8千1百万円(前年同期比63.5%減)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
<産業用資材>売上高は212億5千4百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は5億4千2百万円(前年同期比60.6%減)となりました。
<引布加工品>売上高は54億6百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は2億2千2百万円(前年同期比10.0%減)となりました。
<スポーツ用品>売上高は63億9千7百万円(前年同期比5.5%減)、営業利益は5億9千8百万円(前年同期比39.5%減)となりました。
<その他>売上高は3億8千万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は7千5百万円(前年同期比0.9%増)となりました。
当期の財政状況は、当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ3億2千7百万円減少の355億8千1百万円となりました。負債につきましては、前連結会計年度末に比べ7百万円増加の114億3百万円となりました。純資産につきましては、241億7千8百万円となり、これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末の68.3%から68.0%に低下いたしました。
② キャッシュ・フローの状況
連結会計年度末における「現金及び現金同等物」(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ4億1千3百万円減少し(前年同期比7.4%減)、51億8千8百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は12億1千3百万円となりました。これは主に「税金等調整前当期純利益」を7億7千3百万円計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は16億3千万円となりました。これは主に「有形固定資産の取得による支出」11億4千2百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は1億6千8百万円となりました。これは主に借入金返済を進めた上で、新たに「長期借入金による収入」を23億円計上したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位 : 千円)
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
前年同期比(%)
産業用資材21,782,58099.5
引布加工品5,499,321104.7
スポーツ用品2,912,15284.8
合計30,194,05398.7

(注) 1 金額は販売価額によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位 : 千円)
セグメントの名称受注高前年同期比(%)受注残高前年同期比(%)
産業用資材21,386,478103.92,162,609106.5
引布加工品5,389,140103.7691,07997.6
スポーツ用品6,330,06294.9308,99382.1
その他380,117104.3
合計33,485,797102.03,162,681101.5

(注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位 : 千円)
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
前年同期比(%)
産業用資材21,254,81297.4
引布加工品5,406,254107.8
スポーツ用品6,397,43694.5
その他380,117104.3
合計33,438,62198.5

(注) 1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、以下の科目について、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる方法により見積り計算を行っております。
a. 繰延税金資産
b. 繰延税金負債
c. 貸倒引当金
d. 賞与引当金
e. 退職給付に係る負債
f. 環境対策引当金
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等につきまして、売上高は334億3千8百万円(前年同期比1.5%減)、営業利益は9億1千7百万円(前年同期比57.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億8千1百万円(前年同期比63.5%減)となりました。また、当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ3億2千7百万円減少の355億8千1百万円、純資産は、前連結会計年度末に比べ3億3千4百万円減少の241億7千8百万円となりました。
この結果、当社グループが企業価値の安定的、かつ着実な成長を示す指標(以下、「目標数値」という)と比べると、売上高営業利益率は2.7%(目標数値10%以上)、自己資本比率は68.0%(目標数値60%以上)、ROEは2.4%(目標数値10%以上)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、「2 事業等のリスク」に掲げたリスクに対して、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に掲げた取り組みを進めています。引き続き、リスクに対する取り組みを進めてまいります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきまして、当連結会計年度は、経常的な資金調達が中心となりました。当連結会計年度末における現金及び現金同等物51億8千8百万円の手許流動性を確保しております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
<産業用資材>工業用品部門は、国内においては自動車、住宅機器、設備投資関連など総じて好調だったものの、海外において北米の自動車部品メーカーの在庫調整や中国市場の減速の影響を受けたことに加え、材料費、運賃が上昇したため減益となりました。制御機器部門は、液晶・半導体関連メーカーの設備投資が減速、さらに産業機械メーカーも低調となった影響を受け減益となりました。電気材料部門は、インフラ工事用部材、非常用マグネシウム空気電池『WattSatt』の受注が順調に推移し、増益となりました。
この結果、売上高は212億5千4百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は5億4千2百万円(前年同期比60.6%減)となりました。
<引布加工品>引布部門は、高耐熱ゴムシート、電気電子製品向けゴムシートは好調に推移したものの、自動車市場が低迷し減益となりました。印刷材料部門は、新製品を投入し拡販に努めましたが、国内外ともに見通しどおりの受注を確保出来ず、減益となりました。加工品部門は、国内外において舶用品が好調で増益となりました。
この結果、売上高は54億6百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は2億2千2百万円(前年同期比10.0%減)となりました。
<スポーツ用品>ゴルフ用カーボンシャフト部門は、2018年8月に発売した『Speeder EVOLUTION Ⅴ』などのシャフトが多くのプロゴルファーに使用され、ゴルフクラブメーカーにも広く採用されておりますが、一部ゴルフクラブメーカーの発売が遅れたことにより減益となりました。アウトドア用品部門は、キャラバンシューズやJack Wolfskinなどの主力商品が下支えとなったものの、全体の需要が停滞したため減益となりました。
この結果、売上高は63億9千7百万円(前年同期比5.5%減)、営業利益は5億9千8百万円(前年同期比39.5%減)となりました。
<その他>物流部門は、荷主の業績好調に後押しされ好調を維持し、増益となりました。
この結果、売上高は3億8千万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は7千5百万円(前年同期比0.9%増)となりました。

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