有価証券報告書-第116期(平成26年12月1日-平成27年11月30日)

【提出】
2016/02/24 15:01
【資料】
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【項目】
138項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき継続的にこれを行っております。
個々の項目につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 4 会計処理基準に関する事項」に記載のとおりであります。
(2) 経営成績の分析
① 売上高
当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ1,267百万円増加し、25,417百万円となりました。これは主として、電子部材・フォトマスク事業における国内売上高が増加したことによるものであります。
② 営業利益
当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ216百万円増加し、1,383百万円となりました。
売上原価率は、前連結会計年度と比べ0.2ポイント減少し、64.9%となりました。販売費及び一般管理費の比率は、前連結会計年度と比べ0.4ポイント減少し、29.7%となりました。
③ 経常利益
当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ109百万円増加し、1,576百万円となりました。
営業外収益は、前連結会計年度と比べ91百万円減少し、374百万円となりました。これは、主として営業外収益のその他に含まれております為替差益の減少によるものであります。
営業外費用は、前連結会計年度と比べ14百万円増加し、180百万円となりました。これは、主としてその他費用の増加によるものであります。
④ 当期純利益
当連結会計年度における当期純利益は、前連結会計年度に比べ346百万円増加し、1,529百万円となりました。これは、主として、退職給付制度改定益499百万円を特別利益として計上し、減損損失221百万円、環境対策引当金繰入額130百万円を特別損失としてそれぞれ計上したことによるものであります。
(3) 財政状態に関する分析
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,955百万円増加し、16,727百万円となりました。これは主として、現金及び預金が845百万円、受取手形及び売掛金が439百万円、商品及び製品が311百万円それぞれ増加したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,370百万円増加し、18,471百万円となりました。これは主として、建物及び構築物が111百万円、土地が115百万円、投資有価証券が286百万円、退職給付に係る資産が1,003百万円それぞれ増加し、機械装置及び運搬具が255百万円、のれんが121百万円それぞれ減少したことによるものであります。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,325百万円増加し、35,198百万円となりました。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,331百万円増加し、9,955百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金が389百万円、短期借入金が800百万円それぞれ増加したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ139百万円増加し、8,264百万円となりました。これは主として、繰延税金負債が143百万円、環境対策引当金が120百万円それぞれ増加し、長期預り敷金保証金が105百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,470百万円増加し、18,219百万円となりました。
③ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,855百万円増加し、16,979百万円となりました。これは主として、利益剰余金が1,667百万円(当期純利益の計上により1,529百万円、退職給付に関する会計基準等の適用により185百万円それぞれ増加、剰余金の配当により177百万円の減少)、その他有価証券評価差額金が242百万円、退職給付に係る調整累計額が125百万円それぞれ増加し、為替換算調整勘定が239百万円減少したことによるものであります。
(4) 資本の源泉及び資金の流動性
キャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、当社グループは、資金の流動性保持の観点から主要取引銀行と特定融資枠契約等を締結しております。特定融資枠等の総額は8,139百万円であり、当連結会計年度末の借入実行残高は2,426百万円であります。