有価証券報告書-第55期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
(a)財政状態
(資産)
当事業年度末における流動資産は27億54百万円となり、前事業年度末に比べ89百万円増加しました。これは主に原材料及び貯蔵品が41百万円増加したことによるものであります。固定資産につきましては28億10百万円と、前事業年度末に比べ78百万円減少しました。これは主に有形固定資産合計が60百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は55億64百万円となり、前事業年度末に比べ10百万円増加しました。
(負債)
当事業年度末における流動負債は19億59百万円となり、前事業年度末に比べ1億82百万円増加しました。これは主に短期借入金が3億90百万円増加したことによるものであります。また、固定負債は2億20百万円となり、前事業年度末に比べ2億90百万円減少しました。これは主に長期借入金が3億円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は21億79百万円となり、前事業年度末に比べ1億7百万円減少しました。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は33億84百万円となり、前事業年度末に比べ1億18百万円増加しました。これは主に繰越利益剰余金が1億19百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は60.8%(前事業年度末は58.8%)となりました。
(b)経営成績
当事業年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における国内経済は、雇用・所得環境の改善や堅調な企業業績等を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。当社の経営成績に影響を及ぼす建築動向も、全国的な都市再開発が継続され、堅調に推移しました。一方で、国際情勢が緊迫化するなか、建築業界でも資材価格の上昇と人材不足等の影響によって建築費の高騰が続いており、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経済状況のもと、当社は中期経営計画(2022年度-2026年度)4年目にあたり、①情報セキュリティ体制再構築 ②生産工程の機械化・自動化 ③製品品質の向上 ④収益基盤の再構築 ⑤経営の効率化 ⑥人材育成 といった重点推進課題を掲げ、課題解決に向けた取り組みを推進しました。
これらの結果、当事業年度の売上高は64億11百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は2億57百万円(前年同期比2.4%減)、経常利益は2億48百万円(前年同期比3.3%減)、当期純利益は2億6百万円(前年同期比18.2%増)となりました。
なお、当社が手がけるサイン製品の需要は下半期に偏る一方で、固定費はほぼ恒常的に発生するため、当社は利益が下半期に偏るなど経営成績に季節的な変動があります。
また、当社はサイン製品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績については記載を省略しております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は4億74百万円となり、前事業年度末に比べ40百万円増加しました
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、2億81百万円の収入(前事業年度は4億85百万円の収入)となりました。主な内訳は、税引前当期純利益2億82百万円、減価償却費1億42百万円、法人税等の支払額98百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、44百万円の支出(前事業年度は1億24百万円の支出)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出57百万円、投資有価証券の売却による収入38百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1億96百万円の支出(前事業年度は4億5百万円の支出)となりました。主な内訳は、長期借入金の返済による支出5億6百万円、短期借入金の純増加額3億90百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社はサイン製品事業の単一セグメントであり、生産、受注及び販売の状況は以下のとおりであります。
(注)生産実績の金額は販売実績に対応する製造原価で示しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当事業年度の財政状態及び経営成績の状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。また、財政状態及び経営成績の直近5事業年度の推移は以下のとおりであります。
<財政状態の推移>
<経営成績の推移>
当事業年度の財政状態は、有利子負債から現金及び預金を引いた実質有利子負債は6億65百万円となり、前事業年度末に比べ1億57百万円減少しました。これは主に有利子負債の返済を進めた結果であり、当社の財政基盤は一定の強化がなされているものと判断しております。
利益面においては安定的に利益を確保しておりますが、インフレ圧力によって材料費、人件費、外注加工費等のコストが嵩み、利益率は伸び悩んでおります。当社はこの問題につきまして、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営環境 (3) 経営戦略及び対処すべき課題」に記載のとおり、解決に取り組んでおります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当事業年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社の運転資金需要のうち主なものは、サイン製品製造のための材料及び製品の仕入費用のほか、外注加工費及び人件費であります。投資を目的とした資金需要は、主にサイン製品の製造設備購入によるものであり、詳細は「第3 設備の状況 1 設備投資等の概要」に記載のとおりであります。
資金の調達につきましては、中期計画・年度予算に照らして必要な資金を主に金融機関からの借入によって調達しております。なお、当事業年度において長期借入はおこなっておりません。また、運転資金の効率的な調達と手元資金の流動性確保のため、複数の金融機関と当座貸越契約を締結しており、当事業年度末における極度額は22億円で、借入実行残高は9億40百万円となりました。
当社は、当事業年度末における有利子負債の残高が12億81百万円、現金及び預金残高が6億16百万円、自己資本比率が60.8%と財務状況に不安はなく、上記の当座貸越極度額を含め金融機関からの資金調達は円滑に行える状況にあるため、資金の流動性は確保されているものと判断しております。
今後につきましては、獲得した利益によって得られた資金を、株主への還元、利益を増大させる設備投資、有利子負債の返済、リスクに備えた手元資金の確保等にバランスよく配分し、さらなる財務基盤の強化に取り組んでまいります。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
(a)財政状態
(資産)
当事業年度末における流動資産は27億54百万円となり、前事業年度末に比べ89百万円増加しました。これは主に原材料及び貯蔵品が41百万円増加したことによるものであります。固定資産につきましては28億10百万円と、前事業年度末に比べ78百万円減少しました。これは主に有形固定資産合計が60百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は55億64百万円となり、前事業年度末に比べ10百万円増加しました。
(負債)
当事業年度末における流動負債は19億59百万円となり、前事業年度末に比べ1億82百万円増加しました。これは主に短期借入金が3億90百万円増加したことによるものであります。また、固定負債は2億20百万円となり、前事業年度末に比べ2億90百万円減少しました。これは主に長期借入金が3億円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は21億79百万円となり、前事業年度末に比べ1億7百万円減少しました。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は33億84百万円となり、前事業年度末に比べ1億18百万円増加しました。これは主に繰越利益剰余金が1億19百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は60.8%(前事業年度末は58.8%)となりました。
(b)経営成績
当事業年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における国内経済は、雇用・所得環境の改善や堅調な企業業績等を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。当社の経営成績に影響を及ぼす建築動向も、全国的な都市再開発が継続され、堅調に推移しました。一方で、国際情勢が緊迫化するなか、建築業界でも資材価格の上昇と人材不足等の影響によって建築費の高騰が続いており、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経済状況のもと、当社は中期経営計画(2022年度-2026年度)4年目にあたり、①情報セキュリティ体制再構築 ②生産工程の機械化・自動化 ③製品品質の向上 ④収益基盤の再構築 ⑤経営の効率化 ⑥人材育成 といった重点推進課題を掲げ、課題解決に向けた取り組みを推進しました。
これらの結果、当事業年度の売上高は64億11百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は2億57百万円(前年同期比2.4%減)、経常利益は2億48百万円(前年同期比3.3%減)、当期純利益は2億6百万円(前年同期比18.2%増)となりました。
なお、当社が手がけるサイン製品の需要は下半期に偏る一方で、固定費はほぼ恒常的に発生するため、当社は利益が下半期に偏るなど経営成績に季節的な変動があります。
また、当社はサイン製品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績については記載を省略しております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は4億74百万円となり、前事業年度末に比べ40百万円増加しました
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、2億81百万円の収入(前事業年度は4億85百万円の収入)となりました。主な内訳は、税引前当期純利益2億82百万円、減価償却費1億42百万円、法人税等の支払額98百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、44百万円の支出(前事業年度は1億24百万円の支出)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出57百万円、投資有価証券の売却による収入38百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1億96百万円の支出(前事業年度は4億5百万円の支出)となりました。主な内訳は、長期借入金の返済による支出5億6百万円、短期借入金の純増加額3億90百万円であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社はサイン製品事業の単一セグメントであり、生産、受注及び販売の状況は以下のとおりであります。
| 区分 | 当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 生産実績(千円) | 4,554,563 | 110.2 |
| 受注高(千円) | 6,458,303 | 108.6 |
| 販売実績(千円) | 6,411,686 | 109.3 |
(注)生産実績の金額は販売実績に対応する製造原価で示しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当事業年度の財政状態及び経営成績の状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。また、財政状態及び経営成績の直近5事業年度の推移は以下のとおりであります。
<財政状態の推移>
| 2022年 3月期末 | 2023年 3月期末 | 2024年 3月期末 | 2025年 3月期末 | 2026年 3月期末 | |
| 総資産(千円) | 5,717,321 | 6,062,236 | 5,762,421 | 5,554,617 | 5,564,989 |
| 純資産(千円) | 2,808,772 | 3,012,504 | 3,147,880 | 3,266,838 | 3,384,989 |
| 現金及び預金(千円) | 594,970 | 640,084 | 610,597 | 575,439 | 616,212 |
| 有利子負債(千円) | 904,612 | 1,343,892 | 1,743,427 | 1,397,657 | 1,281,394 |
| 自己資本比率(%) | 49.1 | 49.7 | 54.6 | 58.8 | 60.8 |
<経営成績の推移>
| 2022年 3月期 | 2023年 3月期 | 2024年 3月期 | 2025年 3月期 | 2026年 3月期 | |
| 売上高(千円) | 5,401,608 | 6,020,260 | 5,888,372 | 5,868,794 | 6,411,686 |
| 売上総利益(千円) | 1,741,125 | 1,798,490 | 1,740,545 | 1,737,276 | 1,857,123 |
| 営業利益(千円) | 298,359 | 313,930 | 259,405 | 264,054 | 257,656 |
| 経常利益(千円) | 295,642 | 310,574 | 256,940 | 257,058 | 248,629 |
当事業年度の財政状態は、有利子負債から現金及び預金を引いた実質有利子負債は6億65百万円となり、前事業年度末に比べ1億57百万円減少しました。これは主に有利子負債の返済を進めた結果であり、当社の財政基盤は一定の強化がなされているものと判断しております。
利益面においては安定的に利益を確保しておりますが、インフレ圧力によって材料費、人件費、外注加工費等のコストが嵩み、利益率は伸び悩んでおります。当社はこの問題につきまして、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営環境 (3) 経営戦略及び対処すべき課題」に記載のとおり、解決に取り組んでおります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当事業年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社の運転資金需要のうち主なものは、サイン製品製造のための材料及び製品の仕入費用のほか、外注加工費及び人件費であります。投資を目的とした資金需要は、主にサイン製品の製造設備購入によるものであり、詳細は「第3 設備の状況 1 設備投資等の概要」に記載のとおりであります。
資金の調達につきましては、中期計画・年度予算に照らして必要な資金を主に金融機関からの借入によって調達しております。なお、当事業年度において長期借入はおこなっておりません。また、運転資金の効率的な調達と手元資金の流動性確保のため、複数の金融機関と当座貸越契約を締結しており、当事業年度末における極度額は22億円で、借入実行残高は9億40百万円となりました。
当社は、当事業年度末における有利子負債の残高が12億81百万円、現金及び預金残高が6億16百万円、自己資本比率が60.8%と財務状況に不安はなく、上記の当座貸越極度額を含め金融機関からの資金調達は円滑に行える状況にあるため、資金の流動性は確保されているものと判断しております。
今後につきましては、獲得した利益によって得られた資金を、株主への還元、利益を増大させる設備投資、有利子負債の返済、リスクに備えた手元資金の確保等にバランスよく配分し、さらなる財務基盤の強化に取り組んでまいります。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。