四半期報告書-第107期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/10 9:23
【資料】
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【項目】
37項目
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う経済活動の自粛、停滞が徐々に緩和されてきたものの、ロシア・ウクライナ問題の長期化、また円安・ドル高、原油高等を背景に物価が高騰しており、景気は極めて厳しい状況で推移しております。また海外につきましても、中国における爆発的な新型コロナウイルス感染者の増加により上海地域等のロックダウンが発生し、全世界で生産、物流に混乱、支障を来す等、経済の先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループの主要なお取引先である自動車業界につきましては、新型コロナウイルス感染症によるロックダウン等の影響に加え、世界的な半導体需要の逼迫を受けて自動車メーカーの減産が継続し、材料の供給問題・価格高騰、経済活性化に伴う輸送コストの増加等の影響を受けるなど依然として厳しい状況下となったことから、国内生産台数は前年と比較して減少となりました。
このような需要環境のもと当社グループといたしましては、お取引先からのニーズを確実に捕捉し、グローバルに拡販活動を継続的に推進いたしましたが、新型コロナウイルス感染症によるお取引先からの生産縮小等に伴う減産影響を受け、売上高は13,911百万円と、前期比△429百万円(△3.0%)の減収となりました。
一方利益面におきましては、より一層の合理化を推進いたしましたが、減収による限界利益の減少、原材料費や物流費、エネルギー費用等の高騰により、営業利益は1,236百万円(前期比22.3%減)、経常利益は1,423百万円(前期比28.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,063百万円(前期比30.6%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(自動車関連等)
米国をはじめ新興国市場等にグローバル拡販を積極的に推進いたしましたが、新型コロナウイルス感染症によるお取引先からの生産縮小等に伴う減産影響を受け、売上高は12,768百万円(前期比3.8%減)となりました。一方利益面においては、収益改善活動をグループ一丸となって推進いたしましたが、減収による限界利益の減少、原材料費や物流費、エネルギー費用等の高騰により、営業利益は1,421百万円(前期比17.4%減)となりました。
(医療機器)
拡販を積極的に推進いたしました結果、売上高は1,142百万円(前期比7.3%増)となりました。一方利益面においては、合理化活動を推進いたしましたが、主に在庫減少等の影響により、営業利益は65百万円(前期比25.8%減)となりました。
財政状態は、次のとおりであります。
当第1四半期末の資産合計は、棚卸資産の増加等により3,317百万円増加し、112,991百万円となりました。
負債合計は、買掛金の増加等により224百万円増加し、11,565百万円となりました。
純資産合計は、為替換算調整勘定の増加等により3,093百万円増加し、101,426百万円となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、206百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。