四半期報告書-第82期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(1) 財政状態の分析
当第2四半期末における流動資産は、153,576百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,354百万円減少しました。これは主に、売掛金が1,610百万円、仕掛品が1,419百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金と有価証券を合わせた手元資金が5,805百万円減少したことによるものであります。売掛金の増加は、主に当第2四半期連結累計期間の売上水準が堅調に推移したことによるものであります。仕掛品の増加は、主に水処理装置事業の工事進捗によるものであります。現金及び預金と有価証券を合わせた手元資金の減少は、主に自己株式を市場買付等により5,588百万円取得したことによるものであります。
固定資産は、146,516百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,198百万円増加しました。これは主に、有形固定資産が2,299百万円、投資その他の資産が1,263百万円それぞれ増加したことによるものであります。有形固定資産の増加は、主に超純水供給事業用設備等の設備投資額が減価償却費を上回ったことによるものであります。投資その他の資産の増加は、主に保有する株式の時価上昇により投資有価証券の含み益が増加したことによるものであります。
流動負債は、44,868百万円となり、前連結会計年度末に比べ458百万円増加しました。これは、主に流動負債のその他が設備投資に係る未払金の増加等により906百万円増加したことによるものであります。
固定負債は、25,858百万円となり、前連結会計年度末に比べ222百万円減少しました。
純資産合計は、229,366百万円となり、前連結会計年度末に比べ608百万円増加しました。これは主に、株主資本が1,026百万円減少した一方で、その他の包括利益累計額が1,614百万円増加したことによるものであります。株主資本の減少は、利益剰余金が3,978百万円減少した一方で、自己株式が2,951百万円減少(純資産は増加)したことによるものであります。利益剰余金の減少は、当第2四半期連結累計期間における親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により7,412百万円増加した一方で、前連結会計年度の期末配当金2,865百万円及び自己株式の消却8,525百万円により11,390百万円減少したことによるものであります。自己株式の減少(純資産の増加)は、市場買付等により5,588百万円増加した一方で、消却等により8,539百万円減少したことによるものであります。その他の包括利益累計額の増加は、主に繰延ヘッジ損益が797百万円減少した一方で、その他有価証券評価差額金が投資有価証券の含み益増加に伴い1,477百万円、為替換算調整勘定が円安ユーロ高に伴い939百万円それぞれ増加したことによるものであります。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における資産合計並びに負債純資産合計は300,093百万円となり、前連結会計年度末に比べ844百万円増加しました。
(2) 経営成績の分析
当社グループを取り巻く市場環境は、国内では個人消費や輸出の回復により、製造業の生産活動や設備投資は持ち直しの動きがみられました。
海外では、米国及び欧州では景気回復が続き、中国をはじめとした新興国経済も堅調に推移しました。
このような状況のもとで、当社グループは、IT・センシング技術を活用した競争力のある商品・サービスの開発と市場展開に取り組むとともに、環境負荷低減、省エネルギー、生産性向上など顧客の課題解決に貢献する提案を推進しました。また、米国において買収したフレモント・インダストリーズ,LLCの経営成績を第1四半期連結会計期間から新規に連結しました。
以上の結果、当社グループ全体の受注高は125,300百万円(前年同期比11.4%増)、売上高は108,107百万円(前年同期比4.1%増)となりました。
利益につきましては、営業利益10,153百万円(前年同期比5.3%増)、経常利益10,274百万円(前年同期比6.6%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,412百万円(前年同期比13.3%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(水処理薬品事業)
受注高・売上高につきましては、国内では、顧客工場の操業度回復や新商品・新サービスを活用した課題解決提案により新規の顧客開拓に努めたことにより、主力商品のボイラ薬品、冷却水薬品が増加したことに加え、紙パルプ向けプロセス薬品及び鉄鋼向けプロセス薬品も伸長し、受注高・売上高はともに増加しました。
海外では、買収した米国子会社の経営成績を第1四半期連結会計期間から新規に連結したことにより、受注高・売上高ともに増加しました。
この結果、当社グループの水処理薬品事業全体の受注高は44,582百万円(前年同期比6.1%増)、売上高は44,074百万円(前年同期比6.3%増)となりました。
利益につきましては、増収による増益要因がありましたが、販売費及び一般管理費が増加し営業利益は3,850百万円(前年同期比5.7%減)となりました。
(水処理装置事業)
国内では、電子産業分野向けの水処理装置の受注高は、大型案件の受注により増加し、売上高は、前連結会計年度に受注した大型案件の工事進捗により増加しました。メンテナンス・サービスの受注高・売上高は、顧客工場の操業度上昇を背景とした増設、改造案件の受注により、ともに増加しました。
一般産業分野向けの水処理装置は、受注高・売上高ともに減少しましたが、メンテナンス・サービスの受注高・売上高は、顧客工場の設備更新や増設案件を中心に増加しました。電力分野向け水処理装置の受注高は減少しましたが、売上高は増加しました。土壌浄化の受注高は、大型案件の受注により増加しましたが、売上高は、前連結会計年度の大型案件の売上計上の反動で減少しました。
海外では、受注高は、中国及び韓国の大型案件の受注により大幅に増加し、売上高も前連結会計年度に受注した案件の工事進捗により増加しました。
なお、超純水供給事業の国内及び海外を合わせた売上高は、増設案件の収益計上があったものの、前連結会計年度における一部顧客との契約変更による減収の影響があり、減少しました。
これらの結果、当社グループの水処理装置事業全体の受注高は、80,717百万円(前年同期比14.5%増)、売上高は、64,032百万円(前年同期比2.7%増)となりました。
利益につきましては、増収となったことに加え、工事案件の工程・原価管理の徹底により収益性が改善したことなどにより営業利益は6,307百万円(前年同期比13.3%増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期末における現金及び現金同等物の残高は57,789百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,648百万円減少しました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、10,957百万円(前年同期比5,311百万円減)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益10,480百万円、減価償却費8,209百万円(のれん償却費561百万円を含む)などで資金が増加したことに対し、売上債権の増加額2,197百万円、たな卸資産の増加額1,769百万円、仕入債務の減少額1,371百万円、法人税等の支払額2,911百万円などで資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、9,597百万円(前年同期比13,069百万円増)となりました。これは主に、定期預金の預入と払戻による差引支出1,841百万円、超純水供給事業用設備等の有形固定資産の取得による支出7,111百万円などで資金を使用したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、9,040百万円(前年同期比4,946百万円増)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出5,588百万円及び配当金の支払額2,882百万円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、2,554百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画した当連結会計年度の設備投資計画について、総額を200億円から240億円に40億円修正しております、これは主に、水処理装置事業における超純水供給事業用設備の拡充に伴うものであります。
当第2四半期末における流動資産は、153,576百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,354百万円減少しました。これは主に、売掛金が1,610百万円、仕掛品が1,419百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金と有価証券を合わせた手元資金が5,805百万円減少したことによるものであります。売掛金の増加は、主に当第2四半期連結累計期間の売上水準が堅調に推移したことによるものであります。仕掛品の増加は、主に水処理装置事業の工事進捗によるものであります。現金及び預金と有価証券を合わせた手元資金の減少は、主に自己株式を市場買付等により5,588百万円取得したことによるものであります。
固定資産は、146,516百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,198百万円増加しました。これは主に、有形固定資産が2,299百万円、投資その他の資産が1,263百万円それぞれ増加したことによるものであります。有形固定資産の増加は、主に超純水供給事業用設備等の設備投資額が減価償却費を上回ったことによるものであります。投資その他の資産の増加は、主に保有する株式の時価上昇により投資有価証券の含み益が増加したことによるものであります。
流動負債は、44,868百万円となり、前連結会計年度末に比べ458百万円増加しました。これは、主に流動負債のその他が設備投資に係る未払金の増加等により906百万円増加したことによるものであります。
固定負債は、25,858百万円となり、前連結会計年度末に比べ222百万円減少しました。
純資産合計は、229,366百万円となり、前連結会計年度末に比べ608百万円増加しました。これは主に、株主資本が1,026百万円減少した一方で、その他の包括利益累計額が1,614百万円増加したことによるものであります。株主資本の減少は、利益剰余金が3,978百万円減少した一方で、自己株式が2,951百万円減少(純資産は増加)したことによるものであります。利益剰余金の減少は、当第2四半期連結累計期間における親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により7,412百万円増加した一方で、前連結会計年度の期末配当金2,865百万円及び自己株式の消却8,525百万円により11,390百万円減少したことによるものであります。自己株式の減少(純資産の増加)は、市場買付等により5,588百万円増加した一方で、消却等により8,539百万円減少したことによるものであります。その他の包括利益累計額の増加は、主に繰延ヘッジ損益が797百万円減少した一方で、その他有価証券評価差額金が投資有価証券の含み益増加に伴い1,477百万円、為替換算調整勘定が円安ユーロ高に伴い939百万円それぞれ増加したことによるものであります。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における資産合計並びに負債純資産合計は300,093百万円となり、前連結会計年度末に比べ844百万円増加しました。
(2) 経営成績の分析
当社グループを取り巻く市場環境は、国内では個人消費や輸出の回復により、製造業の生産活動や設備投資は持ち直しの動きがみられました。
海外では、米国及び欧州では景気回復が続き、中国をはじめとした新興国経済も堅調に推移しました。
このような状況のもとで、当社グループは、IT・センシング技術を活用した競争力のある商品・サービスの開発と市場展開に取り組むとともに、環境負荷低減、省エネルギー、生産性向上など顧客の課題解決に貢献する提案を推進しました。また、米国において買収したフレモント・インダストリーズ,LLCの経営成績を第1四半期連結会計期間から新規に連結しました。
以上の結果、当社グループ全体の受注高は125,300百万円(前年同期比11.4%増)、売上高は108,107百万円(前年同期比4.1%増)となりました。
利益につきましては、営業利益10,153百万円(前年同期比5.3%増)、経常利益10,274百万円(前年同期比6.6%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,412百万円(前年同期比13.3%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(水処理薬品事業)
受注高・売上高につきましては、国内では、顧客工場の操業度回復や新商品・新サービスを活用した課題解決提案により新規の顧客開拓に努めたことにより、主力商品のボイラ薬品、冷却水薬品が増加したことに加え、紙パルプ向けプロセス薬品及び鉄鋼向けプロセス薬品も伸長し、受注高・売上高はともに増加しました。
海外では、買収した米国子会社の経営成績を第1四半期連結会計期間から新規に連結したことにより、受注高・売上高ともに増加しました。
この結果、当社グループの水処理薬品事業全体の受注高は44,582百万円(前年同期比6.1%増)、売上高は44,074百万円(前年同期比6.3%増)となりました。
利益につきましては、増収による増益要因がありましたが、販売費及び一般管理費が増加し営業利益は3,850百万円(前年同期比5.7%減)となりました。
(水処理装置事業)
国内では、電子産業分野向けの水処理装置の受注高は、大型案件の受注により増加し、売上高は、前連結会計年度に受注した大型案件の工事進捗により増加しました。メンテナンス・サービスの受注高・売上高は、顧客工場の操業度上昇を背景とした増設、改造案件の受注により、ともに増加しました。
一般産業分野向けの水処理装置は、受注高・売上高ともに減少しましたが、メンテナンス・サービスの受注高・売上高は、顧客工場の設備更新や増設案件を中心に増加しました。電力分野向け水処理装置の受注高は減少しましたが、売上高は増加しました。土壌浄化の受注高は、大型案件の受注により増加しましたが、売上高は、前連結会計年度の大型案件の売上計上の反動で減少しました。
海外では、受注高は、中国及び韓国の大型案件の受注により大幅に増加し、売上高も前連結会計年度に受注した案件の工事進捗により増加しました。
なお、超純水供給事業の国内及び海外を合わせた売上高は、増設案件の収益計上があったものの、前連結会計年度における一部顧客との契約変更による減収の影響があり、減少しました。
これらの結果、当社グループの水処理装置事業全体の受注高は、80,717百万円(前年同期比14.5%増)、売上高は、64,032百万円(前年同期比2.7%増)となりました。
利益につきましては、増収となったことに加え、工事案件の工程・原価管理の徹底により収益性が改善したことなどにより営業利益は6,307百万円(前年同期比13.3%増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期末における現金及び現金同等物の残高は57,789百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,648百万円減少しました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、10,957百万円(前年同期比5,311百万円減)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益10,480百万円、減価償却費8,209百万円(のれん償却費561百万円を含む)などで資金が増加したことに対し、売上債権の増加額2,197百万円、たな卸資産の増加額1,769百万円、仕入債務の減少額1,371百万円、法人税等の支払額2,911百万円などで資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、9,597百万円(前年同期比13,069百万円増)となりました。これは主に、定期預金の預入と払戻による差引支出1,841百万円、超純水供給事業用設備等の有形固定資産の取得による支出7,111百万円などで資金を使用したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、9,040百万円(前年同期比4,946百万円増)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出5,588百万円及び配当金の支払額2,882百万円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、2,554百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画した当連結会計年度の設備投資計画について、総額を200億円から240億円に40億円修正しております、これは主に、水処理装置事業における超純水供給事業用設備の拡充に伴うものであります。