四半期報告書-第74期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、世界経済は依然として厳しい状況にある中、ワクチン接種率の上昇などにより、基調としては持ち直しの動きが続いております。しかしながら、変異ウイルスの流行などによる感染の再拡大への懸念や、原油、天然ガスや鋼材、半導体などの原材料価格の高騰や輸送コストの上昇など、世界経済の先行きについては引き続き注視が必要です。
このような環境の下、企業価値である「Smiles for the Public ――人々が笑顔になれる社会をつくる――」の実現に向け、新たに2030年を見据えた経営ビジョンとして、「Dr.Sound -社会の音を良くするプロフェッショナル集団- になる」を策定いたしました。お客さまに選ばれる良い音体験の継続的提供を通じ、社会課題の特定、解決、改善の一連のサイクルをお客さまと共に実現してゆく頼れるパートナーとして、人々の安心・信頼・感動の価値実現を目指してまいります。国内においては、新たな価値の提供に向けて、これまで以上に産学官との共創や連携を深め、社会課題を解決する取り組みを進めております。また海外においては、社会経済活動の持ち直しの動きに伴い、営業活動の強化、効率化を進めております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は29,128百万円(前年同四半期比+1,053百万円、3.8%増)となりました。利益については、原材料価格の高騰などによる原価率の上昇や販売費および一般管理費の増加はありましたが、売上高の増加により、営業利益は1,148百万円(前年同四半期比+280百万円、32.3%増)、経常利益は1,294百万円(前年同四半期比+314百万円、32.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は803百万円(前年同四半期比+289百万円、56.3%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(日本)
売上高は18,165百万円(前年同四半期比△538百万円、2.9%減)、セグメント利益(営業利益)は3,487百万円(前年同四半期比△227百万円、6.1%減)となりました。
教育市場向けの売上は伸長し、空港施設向けには大型案件の納入が進みました。また、街頭防犯需要の獲得などにより映像機器の売上高は増加しました。一方で、鉄道車両向けの売上が減少し、セグメント全体での売上高は減少しました。
売上高の減少により、セグメント利益は減少しました。
(アジア・パシフィック)
売上高は4,499百万円(前年同四半期比+273百万円、6.5%増)、セグメント利益(営業利益)は731百万円(前年同四半期比+45百万円、6.7%増)となりました。
インドネシアやマレーシアにおいては、官公庁向けの大型案件の納入が進んだことや、宗教市場向け音響設備の販売が堅調に推移したことにより売上高は増加しました。タイやベトナムでは大型案件の納入が進みましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による工期遅延の影響などを受け、売上高は減少しました。結果、セグメント全体での売上高は増加しました。
売上高の増加により、セグメント利益は増加しました。
(欧州・中東・アフリカ)
売上高は3,345百万円(前年同四半期比+509百万円、18.0%増)、セグメント利益(営業利益)は476百万円(前年同四半期比+293百万円、160.4%増)となりました。
中東やイギリス、南アフリカで大型案件の納入が進み、欧州での販売も堅調に推移しました。また、為替影響もあり、売上高は増加しました。
売上高の増加により、セグメント利益は増加しました。
(アメリカ)
売上高は1,651百万円(前年同四半期比+418百万円、34.0%増)、セグメント利益(営業利益)は157百万円(前年同四半期比+130百万円、485.4%増)となりました。
アメリカでは商業施設向けの大型案件の納入が進み、売上高は増加しました。またカナダでは、教育市場向けの販売が伸長し、売上高は増加しました。
売上高の増加により、セグメント利益は増加しました。
(中国・東アジア)
売上高は1,465百万円(前年同四半期比+389百万円、36.2%増)、セグメント利益(営業利益)は192百万円(前年同四半期比+101百万円、111.2%増)となりました。
台湾では大型スポーツ施設向けや工場市場向けの納入が進み、中国では教育市場向けなどに複数の大型案件の納入がありました。香港での売上高は減少しましたが、セグメント全体の売上高は増加しました。
売上高の増加により、セグメント利益は増加しました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は63,404百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,831百万円の増加となりました。資産の部は、棚卸資産の増加や投資有価証券の評価替えなどにより増加しました。負債及び純資産の部は、仕入債務の増加やその他有価証券評価差額金の増加などにより増加しました。
(2) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,998百万円であります。
なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、当第3四半期連結累計期間における、主な成果や取り組みは以下のとおりです。
・「コアキシャルホーンスピーカーCH-601シリーズ」を発売しました。
低域用のウーハーと高域用のツイーターを同軸上に配置した2way構造を採用しており、従来の屋外向けスピーカーと比較して広い音域を再生できることが特徴です。そのため、聴き取りやすいアナウンスが可能となり、BGM放送も高品質なサウンドを実現します。また、優れた防塵・防水性能を持っています。
・テキストからアナウンス音源を作成できるサービス「アナウンスクリエーター」の販売を開始しました。
公共施設において、利用者の快適性実現や感染症対策としての注意喚起をするために、施設内へのアナウンス放送の重要性が高まっています。しかし、様々な状況変化に対応するために放送の内容や設定を頻繁に変更する必要があり、また、新規で音源を作成するためのコストも増加傾向にあります。
「アナウンスクリエーター」は、アナウンス音源をクラウド上で作成し、専用ソフトウェアに登録することで、そのまま施設内放送に利用できます。簡単操作で、かつタイムリーな運用が可能なため、公共施設や工場、商業施設などの業務の効率化、および費用の削減を検討されている皆さまに最適です。
・新方式の信号処理技術により、同一空間で最大15チャンネルの同時使用かつ高音質化を実現した「800MHz帯デジタルワイヤレスシステム」に、新たに2機種を追加しました。
「デジタルワイヤレスマイクミキサー」は、有線マイクや音楽プレーヤーなどの音声をミキシングして送信でき、学校での運動会などのイベントにおいて仮設音響設備などの配線の手間なく校庭への放送を行うことが可能です。また、「デジタルワイヤレスチューナーユニット」を組み込むことで、ワイヤレスアンプや移動用PAアンプでも最大15チャンネルの同時使用が可能になります。今回の2機種の拡充により、より幅広い用途やシーンに対応可能です。
・アナログカメラ映像を、ネットワークカメラシステムの映像として変換伝送する「多機能ドライブユニット」および「マルチビデオエンコーダー」を発売しました。
今回発売した2機種では、アナログカメラ映像をネットワークカメラシステムに変換することで、ネットワークカメラシステムの強みである画像認識機能などを用いた様々なソリューションへ展開できます。
「多機能ドライブユニット」はカメラドライブユニットを内蔵しており、カメラへの電源供給ができるため、全体での機器数を減らすことが可能です。また、「マルチビデオエンコーダー」はアナログカメラ信号の他に、HDMI信号も変換することができ、パソコンを使った業務の過程を記録するなど、防犯以外にも幅広い用途に役立ちます。
・新たな情報伝達手段として活用できる国産ドローンの実証実験を開始しました。
KOBEモビリティフィールドにおいて、神戸市および日本コンピューターネット株式会社とともに、今まで蓄積した屋内・屋外空間でのノウハウを活かし、国産ドローンにスピーカーをはじめカメラや画像認識技術などを搭載し、新たな情報発信の検討などを継続的に行います。
三者は既に神戸市主催の各種防災訓練、コロナ禍における外出自粛呼びかけなど、あらゆる機会で協働の取り組みを行っておりますが、市民の安全安心のため、これまで以上に未来志向の取り組みを加速させます。
・防災情報が確実に“聞こえる・伝わる”社会を目指して、防災用屋外拡声音の長期観測を開始しました。
青森県深浦町において、「防災行政情報伝達システム」より試験音を放送し、新たに設置した複数の屋外観測ステーションにて、実際に現場で聞こえる音声の収録と、風向き・風速の観測を行います。
長期にわたり収集したデータから、地形や気象条件といった様々な環境下で生じる音の聞こえ方の違いについてAI解析などを行い、最適な防災用屋外放送の実現を目指します。
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、世界経済は依然として厳しい状況にある中、ワクチン接種率の上昇などにより、基調としては持ち直しの動きが続いております。しかしながら、変異ウイルスの流行などによる感染の再拡大への懸念や、原油、天然ガスや鋼材、半導体などの原材料価格の高騰や輸送コストの上昇など、世界経済の先行きについては引き続き注視が必要です。
このような環境の下、企業価値である「Smiles for the Public ――人々が笑顔になれる社会をつくる――」の実現に向け、新たに2030年を見据えた経営ビジョンとして、「Dr.Sound -社会の音を良くするプロフェッショナル集団- になる」を策定いたしました。お客さまに選ばれる良い音体験の継続的提供を通じ、社会課題の特定、解決、改善の一連のサイクルをお客さまと共に実現してゆく頼れるパートナーとして、人々の安心・信頼・感動の価値実現を目指してまいります。国内においては、新たな価値の提供に向けて、これまで以上に産学官との共創や連携を深め、社会課題を解決する取り組みを進めております。また海外においては、社会経済活動の持ち直しの動きに伴い、営業活動の強化、効率化を進めております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は29,128百万円(前年同四半期比+1,053百万円、3.8%増)となりました。利益については、原材料価格の高騰などによる原価率の上昇や販売費および一般管理費の増加はありましたが、売上高の増加により、営業利益は1,148百万円(前年同四半期比+280百万円、32.3%増)、経常利益は1,294百万円(前年同四半期比+314百万円、32.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は803百万円(前年同四半期比+289百万円、56.3%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(日本)
売上高は18,165百万円(前年同四半期比△538百万円、2.9%減)、セグメント利益(営業利益)は3,487百万円(前年同四半期比△227百万円、6.1%減)となりました。
教育市場向けの売上は伸長し、空港施設向けには大型案件の納入が進みました。また、街頭防犯需要の獲得などにより映像機器の売上高は増加しました。一方で、鉄道車両向けの売上が減少し、セグメント全体での売上高は減少しました。
売上高の減少により、セグメント利益は減少しました。
(アジア・パシフィック)
売上高は4,499百万円(前年同四半期比+273百万円、6.5%増)、セグメント利益(営業利益)は731百万円(前年同四半期比+45百万円、6.7%増)となりました。
インドネシアやマレーシアにおいては、官公庁向けの大型案件の納入が進んだことや、宗教市場向け音響設備の販売が堅調に推移したことにより売上高は増加しました。タイやベトナムでは大型案件の納入が進みましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による工期遅延の影響などを受け、売上高は減少しました。結果、セグメント全体での売上高は増加しました。
売上高の増加により、セグメント利益は増加しました。
(欧州・中東・アフリカ)
売上高は3,345百万円(前年同四半期比+509百万円、18.0%増)、セグメント利益(営業利益)は476百万円(前年同四半期比+293百万円、160.4%増)となりました。
中東やイギリス、南アフリカで大型案件の納入が進み、欧州での販売も堅調に推移しました。また、為替影響もあり、売上高は増加しました。
売上高の増加により、セグメント利益は増加しました。
(アメリカ)
売上高は1,651百万円(前年同四半期比+418百万円、34.0%増)、セグメント利益(営業利益)は157百万円(前年同四半期比+130百万円、485.4%増)となりました。
アメリカでは商業施設向けの大型案件の納入が進み、売上高は増加しました。またカナダでは、教育市場向けの販売が伸長し、売上高は増加しました。
売上高の増加により、セグメント利益は増加しました。
(中国・東アジア)
売上高は1,465百万円(前年同四半期比+389百万円、36.2%増)、セグメント利益(営業利益)は192百万円(前年同四半期比+101百万円、111.2%増)となりました。
台湾では大型スポーツ施設向けや工場市場向けの納入が進み、中国では教育市場向けなどに複数の大型案件の納入がありました。香港での売上高は減少しましたが、セグメント全体の売上高は増加しました。
売上高の増加により、セグメント利益は増加しました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は63,404百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,831百万円の増加となりました。資産の部は、棚卸資産の増加や投資有価証券の評価替えなどにより増加しました。負債及び純資産の部は、仕入債務の増加やその他有価証券評価差額金の増加などにより増加しました。
(2) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,998百万円であります。
なお、これらの研究開発活動は全報告セグメントを対象とするものであり、当第3四半期連結累計期間における、主な成果や取り組みは以下のとおりです。
・「コアキシャルホーンスピーカーCH-601シリーズ」を発売しました。
低域用のウーハーと高域用のツイーターを同軸上に配置した2way構造を採用しており、従来の屋外向けスピーカーと比較して広い音域を再生できることが特徴です。そのため、聴き取りやすいアナウンスが可能となり、BGM放送も高品質なサウンドを実現します。また、優れた防塵・防水性能を持っています。
・テキストからアナウンス音源を作成できるサービス「アナウンスクリエーター」の販売を開始しました。
公共施設において、利用者の快適性実現や感染症対策としての注意喚起をするために、施設内へのアナウンス放送の重要性が高まっています。しかし、様々な状況変化に対応するために放送の内容や設定を頻繁に変更する必要があり、また、新規で音源を作成するためのコストも増加傾向にあります。
「アナウンスクリエーター」は、アナウンス音源をクラウド上で作成し、専用ソフトウェアに登録することで、そのまま施設内放送に利用できます。簡単操作で、かつタイムリーな運用が可能なため、公共施設や工場、商業施設などの業務の効率化、および費用の削減を検討されている皆さまに最適です。
・新方式の信号処理技術により、同一空間で最大15チャンネルの同時使用かつ高音質化を実現した「800MHz帯デジタルワイヤレスシステム」に、新たに2機種を追加しました。
「デジタルワイヤレスマイクミキサー」は、有線マイクや音楽プレーヤーなどの音声をミキシングして送信でき、学校での運動会などのイベントにおいて仮設音響設備などの配線の手間なく校庭への放送を行うことが可能です。また、「デジタルワイヤレスチューナーユニット」を組み込むことで、ワイヤレスアンプや移動用PAアンプでも最大15チャンネルの同時使用が可能になります。今回の2機種の拡充により、より幅広い用途やシーンに対応可能です。
・アナログカメラ映像を、ネットワークカメラシステムの映像として変換伝送する「多機能ドライブユニット」および「マルチビデオエンコーダー」を発売しました。
今回発売した2機種では、アナログカメラ映像をネットワークカメラシステムに変換することで、ネットワークカメラシステムの強みである画像認識機能などを用いた様々なソリューションへ展開できます。
「多機能ドライブユニット」はカメラドライブユニットを内蔵しており、カメラへの電源供給ができるため、全体での機器数を減らすことが可能です。また、「マルチビデオエンコーダー」はアナログカメラ信号の他に、HDMI信号も変換することができ、パソコンを使った業務の過程を記録するなど、防犯以外にも幅広い用途に役立ちます。
・新たな情報伝達手段として活用できる国産ドローンの実証実験を開始しました。
KOBEモビリティフィールドにおいて、神戸市および日本コンピューターネット株式会社とともに、今まで蓄積した屋内・屋外空間でのノウハウを活かし、国産ドローンにスピーカーをはじめカメラや画像認識技術などを搭載し、新たな情報発信の検討などを継続的に行います。
三者は既に神戸市主催の各種防災訓練、コロナ禍における外出自粛呼びかけなど、あらゆる機会で協働の取り組みを行っておりますが、市民の安全安心のため、これまで以上に未来志向の取り組みを加速させます。
・防災情報が確実に“聞こえる・伝わる”社会を目指して、防災用屋外拡声音の長期観測を開始しました。
青森県深浦町において、「防災行政情報伝達システム」より試験音を放送し、新たに設置した複数の屋外観測ステーションにて、実際に現場で聞こえる音声の収録と、風向き・風速の観測を行います。
長期にわたり収集したデータから、地形や気象条件といった様々な環境下で生じる音の聞こえ方の違いについてAI解析などを行い、最適な防災用屋外放送の実現を目指します。