有価証券報告書-第50期(平成26年3月21日-平成27年3月20日)

【提出】
2015/06/18 9:29
【資料】
PDFをみる
【項目】
106項目

研究開発活動

当社グループの研究開発活動につきましては、主たる事業分野である住宅建築業界における競争力向上のため、電材及び管材を中心とした建築資材の研究開発に取り組んでおり、建築工事現場における作業の合理化、省力化、取扱いの容易さ及び低価格といった多様なユーザーニーズに対して、他社製品にないアイデアや機能を付加した製品の開発を進めております。
当連結会計年度における研究開発活動の状況は、次の通りであります。なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は2億51百万円となっており、当連結会計年度末における取得済産業財産権の総数は3,579件となっております。
電材及び管材事業における主力製品群の「電線管類及び附属品」及び「配線ボックス類」等は、当社ブランドが同業他社に比し、最も品揃えの多いメーカーとして顧客に認知されるよう、製品の開発に取り組み、「シリーズ製品」として製品群の充実に努めております。防火部材では、パテを粘土のように詰めるだけの簡単施工で様々な躯体に対応できる防火区画の延焼を防止する「パテエース」の品揃えの充実を図りました。ボックス類では、暴風雨にも耐えるIP44性能を持ち、常設にも適したスッキリデザインに加え、工事現場での使い勝手にもこだわった「ウオルボックスⅤタイプ」のシリーズ化を推し進め、製品群の充実を図りました。
電材及び管材事業に係る研究開発費は2億43百万円、取得済産業財産権の件数は3,320件となっております。
配線器具事業につきましては、照明器具業界に於けるパラダイム・シフトに呼応し、光源のLED化・多灯分散化に対応する配線器具の製品開発に努めております。LED照明器具特有の『施工条件によりちらつきを生じ易い』という技術課題を解決するライトコントロールスイッチの制御方式を開発し、製品群の充実を図ります。
配線器具事業に係る研究開発費は7百万円、取得済産業財産権の件数は257件となっております。