四半期報告書-第61期第1四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/05/06 9:17
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症の拡大防止に伴う経済活動の制限等が続いており、景気は依然として厳しい状況にあります。今後の見通しにつきましても、設備投資など一部に持ち直しの動きが見られるものの、未だ感染症の収束が見通せず、また、世界的な半導体電子部品の調達リードタイムの長期化など先行き不透明な状況が続くものと予想されます。
このような事業環境の下、当社グループにおきましては、中期経営計画ローリングプラン(2021-2023)に基づき、持続的成長のための経営基盤強化への投資に積極的に取り組んでまいります。
当第1四半期連結累計期間におきましては、事業規模の拡大、効率化、国内外の販売網の強化等を図るべく、2021年1月に「株式会社シバウラ防災製作所」をグループに迎え入れました。今後は当社グループの中核事業に成長させるべく、海外市場への販売体制の強化等に努めてまいります。また、SSP営業部門及び開発部門の人員増強と新人事制度及び教育制度導入による人材投資・育成にも取り組んでおります。
業績につきましては、SSP、サーマル部門が好調に推移したことに加え、消防ポンプ部門をグループに迎えたことにより、受注高及び売上高は前年同四半期に比べ大幅に増加いたしました。
以上の結果、受注高は3,593百万円(前年同四半期比27.8%増)、売上高は3,970百万円(前年同四半期比66.0%増)となりました。利益面におきましては、子会社取得費用等により販売費一般管理費が増加したものの、売上高の増加により営業利益は446百万円(前年同四半期比50.1%増)、経常利益は448百万円(前年同四半期比38.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は271百万円(前年同四半期比8.0%増)となりました。
なお、新型コロナウィルス感染症による当第1四半期連結累計期間における業績への影響は軽微であります。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間より「株式会社シバウラ防災製作所」を連結の範囲に含めたことに伴い、新たな報告セグメントとして「消防ポンプ部門」を追加しておりますが、「消防ポンプ部門」につきましては、前年同四半期比を表示しておりません。
SSP(Safety Security Protection)部門
当該部門におきましては、新型コロナウィルス感染症の長期化に伴う工期への影響が一部に見られるものの、前連結会計年度に引き続き、電力基幹産業向けの警報・消火設備を中心に受注高、売上高ともに順調に推移いたしました。また、産業用の火災検知器につきましても一部電子部品の調達リードタイム長期化の懸念があるものの、半導体市場の好況さを背景に受注が増加しております。
以上の結果、受注高は2,085百万円(前年同四半期比23.0%増)、売上高は1,479百万円(前年同四半期比2.2%増)となりました。
第2四半期連結会計期間以降につきましては、新型コロナウィルス感染症の影響が懸念されるものの、引き続き堅調に推移するものと予想しております。課題である利益率の改善に向け、更なる業務の効率化を図るなど原価低減活動を推進してまいります。
開発の状況につきましては、自動火災報知設備にかかる中継器の後継器種及びアナログ式感知器のリニューアル
に向けた製品開発に着手しております。
サーマル部門
当該部門におきましては、次世代通信規格やIoT、AI(人工知能)など、拡大する半導体需要を背景とした顧客の
設備投資が堅調に推移し、主力製品である半導体製造装置向けの熱板及びセンサーが大幅に増加いたしました。
以上の結果、受注高は513百万円(前年同四半期比17.5%増)、売上高は411百万円(前年同四半期比32.4%増)となりました。
第2四半期連結会計期間以降につきましては、旺盛な半導体需要に牽引され、引き続き熱板及びセンサーなど主力製品の受注は堅調に推移するものと予想しております。一方で電子部品の調達リードタイムの長期化や材料の高騰が一部の製品に影響を及ぼす可能性があることから、生産管理体制の一層の強化を図り、安定供給に努めてまいります。
開発の状況につきましては、主力製品である半導体製造装置用熱板の機能向上及び新機能を搭載した製品開発を継続しております。
メディカル部門
当該部門におきましては、新型コロナウィルス感染症の影響により、客先における在庫調整等が続いているもの
の、主力製品である海外市場向け人工腎臓透析装置及び当該関連製品の出荷が徐々に増加し始め、厳しいながらもほぼ計画通りに推移いたしました。
また、国内市場向けの人工腎臓透析装置の関連製品につきましても、海外市場向けと同様に出荷が徐々に増加しております。
以上の結果、受注高は370百万円(前年同四半期比9.9%増)、売上高は389百万円(前年同四半期比19.0%増)となりました。
第2四半期連結会計期間以降につきましては、海外市場向け人工腎臓透析装置の出荷は堅調に推移するものと見込んでおります。また、客先における販売力向上を支援すべく原価低減活動を一層推進するとともに、人工腎臓透析装置以外の新製品の開発・販売等に注力してまいります。
開発の状況につきましては、従来製品の市場競争力を維持するため、技術部門が中心となり広範囲にわたる原価低減活動を推進しております。また、その他の医療機器の新規開発、従来の要素部品の改良、制御ソフトウェアの開発等を継続しております。
PWBA(Printed Wiring Board Assembly)部門
当該部門におきましては、新型コロナウィルス感染症の長期化に伴う在宅勤務をはじめとする働き方の変化や
先行きの不透明感から事務機器市場への投資抑制等の影響を受け、出荷が減少いたしました。
以上の結果、受注高は325百万円(前年同四半期比4.7%減)、売上高は271百万円(前年同四半期比11.1%減)となり
ました。
第2四半期連結会計期間以降につきましては、回復の兆しが見えない事務機器市場の低迷に加え、一部電子部
品の調達リードタイムの長期化等、引き続き厳しい状況が予想されます。協力会社と連携し、一層の生産性向上を図るなど対応力を高め、新たな需要の取込みにつなげてまいります。
消防ポンプ部門
当該部門におきましては、消防ポンプ、消防車、保安ポンプ、全自動消火システム等の消防・防災機器の開発・製造・販売を行っております。
当第1四半期連結累計期間におきましては、地方自治体向け消防ポンプ・消防車の販売は、概ね予算通り推移しております。また、新型コロナウィルス感染症の影響等により、中国市場における入札動向は依然として不透明な状況が続いておりますが、東南アジアの一部地域では回復の兆しが見られる状況で推移いたしました。
以上の結果、受注高は297百万円、売上高は1,417百万円となりました。なお、事業の特性により、前連結会計年度後半に受注した製品の出荷が、当第1四半期連結累計期間に集中するため、受注高と売上高が大きく乖離する傾向があります。
第2四半期連結会計期間以降につきましては、新型コロナウィルス感染症の長期化に伴い地方自治体の予算が防災から感染症対策へとシフトすることが懸念されるため、保安ポンプ等の民間向け販売に注力してまいります。また、海外の主力市場である中国に対しては、在外連結子会社との連携により販売体制を強化してまいります。
開発の状況につきましては、空冷式消防ポンプのマイナーチェンジ及び排水ポンプの開発等を継続しておりま
す。
② 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、18,934百万円となり、前連結会計年度末15,674百万円に比べ3,260
百万円(20.8%)増加しております。主な増加要因は株式会社シバウラ防災製作所の連結子会社化に伴う「受取手形及び売掛金」1,540百万円(166.1%)、「のれん」1,129百万円(-%)、「製品」414百万円(338.2%)であります。
負債合計は、7,288百万円となり、前連結会計年度末4,050百万円に比べ3,237百万円(79.9%)増加しておりま
す。主な増加要因は短期及び長期借入金の純増額2,000百万円(400.0%)、「支払手形及び買掛金」1,142百万円(98.1%)であります。
純資産合計は、11,646百万円となり、前連結会計年度末11,623百万円に比べ23百万円(0.2%)増加しておりま
す。主な増加要因は「為替換算調整勘定」108百万円(181.8%)によるものであり、主な減少要因は「利益剰余金」100百万円(1.1%)であります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、94百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間より、連結子会社の株式会社シバウラ防災製作所が消防ポンプ事業において実施する消防・防災機器等に係る研究開発費が含まれております。

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