有価証券報告書-第26期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/30 13:31
【資料】
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【項目】
76項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
当期の財政状態の分析は、以下のとおりです。
(1)財政状態の分析
財政状態の分析については、第2「事業の状況」1「業績等の概要」(2)財政状態に関する分析 (資産、負債及び純資産の状況)をご参照ください。
(2) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、第2「事業の状況」1「業績等の概要」(3)キャッシュ・フローの状況をご参照ください。
(3)経営成績の分析
当期における売上高は、867,192千円(前期比67,047千円増)、営業利益は19,839千円(前期は営業損失17,884千円)、経常利益は11,569千円(前期は、経常損失33,325千円)、当期純利益は10,233千円(前期は当期純損失34,275千円)です。
① 売上高
当期の売上高は前期比67,047千円の増収となりました。
機器リース事業につきましては、レンタル収入に係る売上高80,284千円(前期比11.1%増)、ix-boardに係る売上高は66,589千円(前期比8.4%減)、DPS-150は売上高30,854千円(前期比433.3%増)となり、売上高は177,728千円と前期比17.9%増となりました。
運営事業につきまして、コンテンツ収入に係る売上高は175,985千円(前期比3.7%増)、メンテナンス収入に係る売上高は167,782千円(前期比17.2%減)となり、売上高は373,477千円と前期比6.3%減となりました
情報機器事業につきまして、売上高は315,986千円と前期比26.1%増となりました。
事業別、製品群別の内訳につきましては、次のとおりです。
区分第25期
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
第26期
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
前期比(%)
売上高(千円)売上高(千円)
機器リース事業収入150,750177,728+17.9
レンタル収入72,24980,284+11.1
ix-board72,71666,589△8.4
DPS-1505,78430,854+433.3
運営事業収入398,756373,477△6.3
コンテンツ収入169,660175,985+3.7
メンテナンス収入202,564167,782△17.2
広告媒体収入16,57217,772+7.2
その他の運営事業収入9,96011,937+19.9
情報機器収入250,637315,986+26.1
ポールビジョン大型6,66934,496+417.2
サイバービジョン(屋外)174,136128,257△26.3
サイバービジョン(室内)18,000
A-LINE14,9242,530△83.0
小型421550+30.6
その他情報機器54,486132,153+142.5
合計800,145867,1928.4


[機器リース事業収入]
(レンタル収入)
サイバービジョンやポールビジョンのレンタル収入は、80,284千円(前期比11.1%増)となりました。スポーツマーケットや商業施設などへの短期イベントレンタルについては、既存顧客との継続的な取引にとどまりました。
(ix-board)
当期におけるix-boardの売上高は、66,589千円(前期比8.4%減)となりました。契約期間の満了や契約更新による価格改定により若干の減少となりました。
(DPS-150)
当期におけるDPS-150の売上高は30,854千円(前期比433.3%増)となりました。昨年に引き続きパチンコホール業界での普及が進んだことに加え、飲食店やドラッグストア、小売店などでの導入により堅調に推移しました。
これは、DPS-150に多言語表示機能を付加したことで、外国人観光客へのPRが奏功し、大手飲食チェーン店等での設置が急増したことによるものです。
[運営事業収入]
(コンテンツ収入)
コンテンツ収入の売上高は175,985千円(前期比3.7%増)となりました。重要なマーケットのひとつであるパチンコホール業界における広告規制の影響により、放映可能な映像コンテンツが制限されてしまうという厳しい環境が続くなか、映像配信の総契約数は、微減となりました。しかしながら、映像制作ソフト「TemPo,iTemPo」が飲食店などを中心に契約数が伸びていることや、SNSを活用した新規ビジネスの立ち上げは順調に推移いたしました。
(メンテナンス収入)
メンテナンス収入は、売上高が167,782千円(前期比17.2%減)となりました。保守契約件数及びスポットメンテナンス件数については、ほぼ横ばいにて推移しましたが、年に数件見込まれる大規模メンテナンスが当事業年度において受注できなかったことから、売上高は減少となりました。
[情報機器事業収入]
(ポールビジョン大型)
ポールビジョン大型の売上高は34,496千円(前期比417.2%増)と大幅な増加となりました。
当社の省エネ映像看板を利用した文字によるマーケティングが注目されております。これは、同様の技術を使用したix-board、DPS-150、DPS-150Lightが順調に契約件数を増やしていることで、文字列マーケティングの認知度が向上したことによるものです。ix-board、DPS-150、DPS-150Lightとの相乗効果も期待できるため、今後も「省エネ&文字列マーケティング」の浸透に注力してまいります。
(サイバービジョン屋外)
サイバービジョン(屋外)の売上高は128,257千円(前期比26.3%減)となりました。
筐体などはそのままで、表示部分のみを簡単に安価でリニューアルできる張替え提案を既往の大口顧客へ積極的にアプローチをしものの、パチンコホール業界における投資抑制傾向が強く厳しい状況でしたが、パチンコホール業界以外のサッカースタジアムなどで大型LED表示機の受注を獲得することができました。
② 売上原価
当期の売上原価は、388,124千円(前期比12.5%増)となりました。売上原価の増加は、売上高の増加に伴うものであります。
③ 販売費及び一般管理費
当期の販売費及び一般管理費は、ローコスト体質の維持に努めたことにより、459,229千円(前期比2.9%減)となりました。
④ 営業損益
以上のとおり、機器リース事業と情報機器事業の増収、販売費及び一般管理費の削減を実施したことにより、営業利益は19,839千円(前期は営業損失17,884千円)となりました。
⑤ 営業外収益、営業外費用
当期の営業外収益は、2,273千円(前期比13.6%減)となりました。また、当期の営業外費用は、支払利息7,562千円、社債利息1,289千円等により10,543千円(前期比41.7%減)となりました。
⑥ 経常損益
以上のとおり、当期の経常利益は11,569千円(前期は経常損失33,325千円)となりました。
⑦ 税引前当期純損益
以上により、当期の税引前当期純利益は、11,569千円(前期は税引前当期純損失33,325千円)となりました。
⑧ 当期純損益
以上により、当期純利益10,233千円(前期は当期純損失34,275千円)となりました。