臨時報告書

【提出】
2016/04/26 16:14
【資料】
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提出理由

当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象が発生したので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものである。

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象


(1)当該事象の発生年月日
平成28年4月25日
(2)当該事象の内容
平成23年11月に受注したAIDA Cruises向け大型クルーズ客船2隻については、プロトタイプの客船建造の困難さが顕在化したことなどにより、大幅なコスト悪化が発生し、平成26年3月期決算において64,126百万円、平成27年3月期決算において69,534百万円を客船事業関連損失として特別損失に計上した。
1番船の建造に関しては、工事終盤に至って生じた設計変更や最終工程を進めている中で判明した不具合への対応等のため、引渡時期を延期することとなり、平成28年3月期第3四半期累計期間において53,061百万円を特別損失に計上している。
当第4四半期に入り、引渡に向けた最終仕上げや本船全体における制御システム確立、また各種最終検査を進めてきたが、本船は最新鋭の設備を装備しており、これら作業に想定以上に時間を要したこと、また主機不具合の発生や、海上試運転で客先より指摘を受けた騒音対策に加え、火災事故も重なり、結果として引渡時期が3月中旬となった。
また、2番船の建造に関しても、1番船の納期遅延による影響や、1番船での手直し・客先要求事項のフィードバックが生じたことなどにより、建造工程を大幅に見直すこととなった。
(3)当該事象の損益に与える影響額
上記(2)の結果、平成28年3月期第4四半期決算において、50,850百万円の特別損失を追加計上する予定である。
なお、平成28年3月期決算累計では、103,911百万円の特別損失を計上することとなる。
以 上