有価証券報告書-第199期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/24 14:37
【資料】
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【項目】
140項目

有報資料

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は,わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。連結財務諸表の作成にあたり,連結貸借対照表上の資産,負債の計上額,及び連結損益計算書上の収益,費用の計上額に影響を与える判断,見積りを行なう必要があります。当社グループの重要な会計方針のうち,判断,見積りを行なう割合が高いものは,貸倒引当金,受注工事損失引当金などの各引当金の計上,退職給付債務の算定,繰延税金資産の回収可能性の判断などがあります。これらの判断,見積りについては合理的な方法により算定していますが,見積り特有の不確実性が存在するため,将来において認識される業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。これらのうち,重要なものについては,「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載しています。
(2)経営成績の分析
①概要
当社グループの当連結会計年度の売上高は,前連結会計年度比5.7%増の1兆5,393億円となりました。損益面については,営業利益が220億円,経常利益が97億円,親会社株主に帰属する当期純利益が15億円となりました。
②売上高
売上高は,前連結会計年度と比べて835億円増加し,1兆5,393億円となりました。
橋梁が減収となったものの,民間向け航空エンジン,ガスプロセスが増収となったため,全体として増収となりました。なお,海外売上高は,前連結会計年度比5.1%増の7,969億円,連結売上高に対する占有率は52%(前連結会計年度は52%)となりました。
③営業損益
営業損益は,前連結会計年度と比べて412億円悪化し,220億円の利益にとどまりました。
民間向け航空エンジンにおいて増収による増益効果や採算改善等があったものの,F-LNG・海洋構造物での追加費用の計上及びトルコ イズミット湾横断橋建設工事での事故の影響や,ボイラでの溶接不適合に伴う採算悪化等によって,全体として減益となりました。
④営業外損益及び経常損益
営業外損益は,前連結会計年度の67億円の損失(純額)から,123億円の損失(純額)となりました。これは主として,為替差損益の悪化による影響によるものです。
この結果,経常損益は前連結会計年度と比べて468億円悪化し,97億円の利益にとどまりました。
⑤特別損益
特別損益は,前連結会計年度の292億円の損失(純額)から,113億円の損失(純額)となりました。これは,前連結会計年度において,ブラジル造船会社EASについて,ブラジルの経済混乱等により財政状態が悪化したため同社に関わる関係会社事業損失290億円を計上していましたが,当連結会計年度においては,江東区豊洲所在の土地等の売却などによる固定資産売却益や,退職給付信託の設定益を特別利益として計上した一方で,ボイラの溶接部位の補修に伴って発生した工程遅延や,トルコ イズミット湾横断橋建設工事での足場(キャットウォーク)落下事故に伴って発生した工程遅延などにより,複数の受注工事において,契約上定められている納期遅延に係る費用を請求される可能性を考慮して,その損失見込み額を特別損失として計上したことによるものです。
⑥親会社株主に帰属する当期純損益
上述の要因を反映して,親会社株主に帰属する当期純損益は前連結会計年度の90億円の利益に対し,75億円悪化して15億円の利益にとどまりました。これにより,1株当たり当期純利益の金額は,前連結会計年度の5円88銭に対し,0円99銭となりました。
(3)当連結会計年度末の財政状態の分析
資産及び負債,純資産の状況
当連結会計年度末における総資産は1兆7,150億円となり,前連結会計年度末と比較して241億円増加しました。主な増加項目は,繰延税金資産で305億円,現金及び預金で119億円,原材料及び貯蔵品で68億円,受取手形及び売掛金で65億円,主な減少項目は,投資有価証券で276億円です。
負債は1兆3,816億円となり,前連結会計年度末と比較して504億円増加しました。主な増加項目は,前受金で551億円,未払費用で363億円,受注工事損失引当金で246億円,主な減少項目は,関係会社損失引当金で197億円,短期借入金で195億円,未払法人税等で149億円です。
純資産は3,333億円となり,前連結会計年度末と比較して262億円減少しました。これには,親会社株主に帰属する当期純利益15億円,剰余金の配当による減少92億円,その他有価証券評価差額金の減少150億円が含まれています。
以上の結果,1株当たり純資産額は,前連結会計年度末と比較して17円87銭減少して,206円16銭となり,自己資本比率は,前連結会計年度末の20.5%から18.6%となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金・設備資金については,借入金や社債,コマーシャル・ペーパー及び自己資金により充当しています。当連結会計年度末の有利子負債残高はリース債務を含めて3,745億円であり,前連結会計年度末と比較して361億円減少しています。これは主に財務活動により短期借入金が減少したことなどによるものです。
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は1,036億円であり,主要銀行とのコミットメントライン契約や当座貸越枠,コマーシャル・ペーパーなど多様な調達手段とあわせて,十分な流動性を確保しています。
(注)この項に記載の金額は単位未満を切捨て表示しています。

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