四半期報告書-第28期第2四半期(令和1年9月1日-令和1年11月30日)

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2020/01/14 16:08
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40項目
(1)経営成績の状況
当社グループでは、事業セグメントを「IoT関連事業」「環境エネルギー事業」「インダストリー4.0推進事業」に分けて活動を行っております。各セグメントの事業環境は下記のとおりであります。
IoT関連事業セグメントでは、イメージセンサの生産工程における品質検査で使用する検査用光源装置及び瞳モジュールを、イメージセンサメーカー向けに製造・販売しております。
現在イメージセンサ市場では、複数台のカメラを搭載したスマートフォンの普及が進んでいることから、スマートフォンカメラ向けイメージセンサの需要が高まっております。また、中長期的には自動車の自動運転に不可欠な車載向けイメージセンサの需要も高まってくるとの予想もされております。そのため、イメージセンサメーカーでは生産キャパシティ強化のための設備投資意欲が高い状況が続いております。
環境エネルギー事業セグメントでは、大量印刷を行うための印刷機(輪転機)と一緒に使用する乾燥脱臭装置や、工場向けの排ガス処理装置を製造・販売しております。
印刷機業界は、ITの普及により新規の設備投資は縮小しているものの、輪転機の経年劣化による買換えが毎年一定数発生するほか、定期的なメンテナンス需要が存在しております。現在は競合他社がほぼ存在しないため、当社グループではこれらの需要を安定的に取込んでおります。さらに今後は、海外への展開にも力を入れていく予定であります。
インダストリー4.0推進事業セグメントでは、主にディスプレイの生産過程で支障となる振動を取り除くための除振装置をディスプレイメーカー向けに製造・販売しているほか、歯車が設計図通りの形状となっているかを調べる歯車試験機を、歯車メーカー向けに製造・販売しております。
現在フラットパネル・有機ELディスプレイ業界では、生産設備への投資が落ち着いた状況が続いているものの、メーカーの潜在的な設備投資意欲は存在していると予想しております。
また、歯車試験機は基本的に工作機械市場の状況に準じており、景気変動に左右されるものの、市場規模はほぼ横ばいの状況が続いております。歯車試験機は主に自動車産業向け製品に使用されることが多いため、自動車生産台数の増加が予想される海外での営業活動を強化しております。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は3,826百万円(前年同期比0.2%の減少)、粗利益率の改善等により、売上総利益は1,973百万円(前年同期比8.3%の増加)となりました。また、営業利益は915百万円(前年同期比6.0%の増加)、経常利益は916百万円(前年同期比8.7%の増加)、法人税等を控除した親会社株主に帰属する四半期純利益は605百万円(前年同期比8.1%の増加)となりました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
(IoT関連事業)
引き続きスマートフォンカメラの複眼化によるイメージセンサの需要拡大を背景に、当社の主要顧客であるイメージセンサメーカーにおいて設備投資が活発となっております。そのため、当社グループの主力製品であるCCD及びCMOSイメージセンサ向け検査用光源装置及び瞳モジュールの販売が好調に推移いたしました。
受注残高については前年同期と比べ減少しておりますが、受注は顧客の発注のタイミングに依存しており、毎年決まった時期に発注が行われるものではないため、当社としては昨年度と比較して事業環境が悪化しているものではないと認識しております。
また、一部の主要顧客においては、今後設備投資が活発になると想定しております。顧客側における直近の設備投資のペースは不透明な状況ではあるものの、潜在的な設備投資需要は大きなものであると考えております。
当第2四半期連結累計期間における当セグメントの外部顧客に対する売上高は2,567百万円(前年同期の売上高2,195百万円に比し、17.0%の増加)、セグメント利益は1,388百万円(前年同期のセグメント利益1,089百万円に比し、27.5%の増加)となりました。
(環境エネルギー事業)
国内市場では、引き続き印刷業界が厳しい中、景気の低迷も重なっており、不要不急な設備投資を延期するなど、顧客の設備投資意欲が低迷しております。そのため、オフセット輪転印刷機向け乾燥脱臭装置及び排ガス処理装置の販売は低調な推移となりました。
当第2四半期連結累計期間における当セグメントの外部顧客に対する売上高は461百万円(前年同期の売上高604百万円に比し、23.7%の減少)、セグメント利益は12百万円(前年同期のセグメント利益56百万円に比し、77.3%の減少)となりました。
(インダストリー4.0推進事業)
精密除振装置においては売上比率の高い海外市場での需要が引き続き落ち着いた状況となりましたが、徐々に引き合いは増えており、需要回復に向けた動きが徐々に見え始めております。
歯車試験機においては、景気の低迷に伴って引き続き工作機械業界における設備投資意欲は低調となりました。当第2四半期連結累計期間においては、日本及び海外における展示会へ積極的に出展し、新たな顧客の開拓を中心に活動を行いました。
当第2四半期連結累計期間における当セグメントの外部顧客に対する売上高は798百万円(前年同期の売上高1,034百万円に比し、22.8%の減少)、セグメント利益は32百万円(前年同期のセグメント利益76百万円に比し、58.0%の減少)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ631百万円減少し、9,757百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ533百万円減少し、8,377百万円となりました。これは、現金及び預金が464百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が209百万円、電子記録債権が631百万円、たな卸資産が179百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ97百万円減少し、1,379百万円となりました。これは、繰延税金資産(投資その他の資産「その他」)が51百万円減少したこと等によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ813百万円減少し、2,268百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が163百万円、1年内を含む社債及び借入金が156百万円、未払法人税等が268百万円、前受金(流動負債「その他」)が171百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ182百万円増加し、7,488百万円となりました。これは、前事業年度の期末配当金199百万円及び自己株式の取得219百万円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益605百万円の計上や信託における自己株式の純減5百万円等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ464百万円増加し、5,231百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは1,249百万円の収入(前年同期は174百万円の収入)となりました。これは、法人税等の支払額509百万円があったものの、税金等調整前四半期純利益916百万円の計上や売上債権の減少667百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは111百万円の支出(前年同期は107百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出109百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは667百万円の支出(前年同期は309百万円の支出)となりました。これは、信託による自己株式の譲渡110百万円があったものの、短期及び長期の借入れによる純支出126百万円、自己株式の取得による支出418百万円、配当金の支払額199百万円があったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容などは次のとおりであります。
① 基本方針の内容の概要
当社は、金融商品取引所に株式を上場している者として、市場における当社株式の自由な取引を尊重し、特定の者による当社株式の大規模買付行為であっても、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上に資するものである限り、これを一概に否定するものではありません。また、最終的には株式の大規模買付提案に応じるかどうかは株主の皆様の決定に委ねられるべきだと考えております。
ただし、株式の大規模買付提案の中には、例えばステークホルダーとの良好な関係を保ち続けることができない可能性があるなど、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益を損なうおそれのあるものや、当社グループの価値を十分に反映しているとは言えないもの、あるいは株主の皆様が最終的な決定をされるために必要な情報が十分に提供されないものもありえます。そのような提案に対して、当社取締役会は、株主の皆様から負託された者の責務として、株主の皆様のために、必要な時間や情報の確保、株式の大規模買付提案者との交渉などを行う必要があると考えております。
② 基本方針の実現に資する特別な取組みの概要
a 企業価値向上への取組み
CCD及びCMOSなどのイメージセンサは、デジタルカメラ、一眼レフカメラ及びスマートフォンなどに使用されてきました。今後は、AIのディープラーニングを活用した自動運転などで、イメージセンサ(自動車の目となる部分)からの画像情報の収集と蓄積の重要性が増し、より正確な画像情報を取得する必要が生まれます。そのイメージセンサの製造における検査過程に当社の検査用光源装置及び瞳モジュールが用いられています。当社の検査用光源装置及び瞳モジュールは、高度な光学設計技術により、高精度かつ高速で安定した光を照射及び制御することができます。当社の技術力及び顧客からの信頼の結果として当社の検査用光源装置及び瞳モジュールのシェアは世界トップとなっております。今後も、成長が期待される市場にて、競争優位性を確立し、自動運転など、光にまつわるセンサを使用したIoT技術の発展に貢献してまいります。
また、当社は2019年1月に発表した中期事業計画の中で、上記イメージセンサ関連事業の他に、FA(Factory Automation)画像処理分野及びレーザー加工機分野の2つの新規分野への挑戦を掲げ、積極的に推進しております。
これらの新しい事業では、当社の持つ光技術を活かし、それぞれの分野においていまだ解決されていない課題を克服することを目標としております。
上記のように、当社の光技術によって既存事業における競争優位性の確保や、新規事業において今までにない技術の開発を推進することにより、当社の企業価値向上に努めております。
b コーポレートガバナンスについて
当社が持続的に成長し、長期的な企業価値を向上させ、株主の皆様に当社の株式を安心して長期的に保有していただくことを可能とするため、最良のコーポレート・ガバナンスを実現することが重要であると考えております。意思決定の透明性・公正性を確保するとともに、保有する経営資源を有効に活用し、迅速・果断な意思決定により経営の活力を増大させることが、コーポレート・ガバナンスの要諦であると考えております。
また、当社では、経営の効率化並びに健全性・透明性の確保の一環として、社外監査役(2名)及び独立社外取締役(1名)により取締役会の監督機能を高め、経営の健全性・透明性の確保に努めております。今後もコーポレート・ガバナンスの実効性をより一層高める取組みを推進してまいります。
③ 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組みの概要
当社は、当社の企業価値及び株主共同の利益の確保・向上を目的として、当社株式等の大規模買付行為に関する対応策(事前警告型買収防衛策、以下「本プラン」といいます)を導入しております。
当社株式等の大規模買付行為を行おうとする者が遵守すべきルールを策定するとともに、一定の場合には当社が対抗措置(新株予約権の無償割当て)をとることによって大規模買付行為を行おうとする者に損害が発生する可能性があることを明らかにし、これらを適切に開示することにより、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に資さない当社株式等の大規模買付行為を行おうとする者に対して警告を行うものであります。
また、本プランでは、対抗措置の発動などにあたって、当社取締役会の恣意的判断を排除し、取締役会の判断及び対応の客観性、合理性を確保するための機関として独立委員会を設置し、発動の是非について当社取締役会への勧告を行う仕組みとしております。独立委員会は、独立委員会規程に従い、当社独立社外取締役、当社社外監査役又は社外の有識者(実績のある会社経営者、官庁出身者、弁護士、公認会計士若しくは学識経験者又はこれらに準じる者)で、当社の業務執行を行う経営陣から独立した者のみから構成されるものとしております。
本プラン継続の件は、2019年8月23日開催の第27期定時株主総会において承認されております。本プランの詳細は、当社ウェブサイト(アドレスhttp://www.inter-action.co.jp)に掲載の2019年7月12日付IR情報(適時開示資料)「当社株式等の大規模買付行為に関する対応策(事前警告型買収防衛策)の継続について」をご参照ください。
④ 上記②の取組みについての取締役会の判断及びその理由
上記②の取組みは、当社の企業価値及び株主共同の利益の確保・向上を目的として実施されており、当社取締役会は、本取組みは上記①の基本方針に沿うものであり、また、株主共同の利益を損なうものではなく、取締役の地位の維持を目的とするものではないと考えております。
⑤ 上記③の取組みについての取締役会の判断及びその理由
本プランは、当社株式等に対する大規模買付提案がなされる際に、当該大規模買付けに応ずるべきか否かを株主の皆様がご判断し、或いは当社取締役会が代替案を提示するために必要な情報や期間を確保し、株主の皆様のために大規模買付者と交渉を行うこと等を可能とすることにより、当社の企業価値及び株主共同の利益の確保・向上を目的として導入するものであり、当社取締役会は、本取組みは上記①の基本方針に沿うものであり、また、株主共同の利益を損なうものではなく、取締役の地位の維持を目的とするものではないと考えております。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は66百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、受注の実績が著しく減少しておりますが、受注は顧客の発注のタイミングに依存しており、毎年決まった時期に発注が行われるものではないため、当社としては昨年度と比較して事業環境が悪化しているものではないと認識しております。
また、一部の主要顧客においては、今後設備投資が活発になると想定しております。顧客側における直近の設備投資のペースは不透明な状況ではあるものの、潜在的な設備投資需要は大きなものであると考えております。
セグメント別の受注実績及び販売実績の状況は、以下のとおりであります。
①受注実績
(単位:百万円)
セグメントの名称前第2四半期連結累計期間
(自 2018年6月1日
至 2018年11月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2019年6月1日
至 2019年11月30日)
増減
受注高受注残高受注高受注残高受注高受注残高
IoT関連事業3,5351,9632,056681△1,478△1,281
環境エネルギー事業628369421316△207△52
インダストリー4.0推進事業78265651177△130111
合計4,9462,3973,1291,175△1,816△1,222

(注)1.金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記金額には、見込み生産を行っている事業は含まれておりません。
②販売実績
(単位:百万円)
セグメントの名称前第2四半期連結累計期間
(自 2018年6月1日
至 2018年11月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2019年6月1日
至 2019年11月30日)
増減
金額金額金額増減率(%)
IoT関連事業2,1952,56737217.0
環境エネルギー事業604461△143△23.7
インダストリー4.0推進事業1,034798△236△22.8
合計3,8343,826△7△0.2

(注)金額には、消費税等は含まれておりません。

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