四半期報告書-第17期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/02/08 9:45
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費の回復や企業収益の改善により、緩やかな回復が続いておりますが、米中の貿易摩擦拡大や金融資本市場の変動等の影響により、依然として先行きは不透明な状況となっております。
このような状況のもと、当社グループは、2018年3月期よりスタートした3ヵ年の中期経営計画「タカラバイオ中期経営計画2019」において、「⦅バイオ産業支援事業⦆、⦅遺伝子医療事業⦆、⦅医食品バイオ事業⦆の3つの事業部門戦略の推進とこれを支える経営基盤を強化し、グローバル企業かつ再生医療等製品企業としてのプレゼンスを向上させ、飛躍的な成長を目指す」ことを全体方針とし、上方修正した最終年度営業利益目標6,000百万円を実現するための取り組みを推進いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、主力の研究用試薬が前年同期比で増加したことに加え、日本におけるNY-ESO-1・siTCR®遺伝子治療薬およびCD19・CAR遺伝子治療薬に関する共同開発・独占販売契約にかかる対価料の受領等により25,888百万円(前年同期比114.3%)と増収となりました。売上原価は、売上高の増加により10,947百万円(前年同期比110.8%)となりましたので、売上総利益は、14,940百万円(前年同期比117.0%)となりました。販売費及び一般管理費は、人件費等が増加し、11,507百万円(前年同期比103.1%)となりましたが、営業利益は、3,432百万円(前年同期比213.4%)と増益となりました。
営業利益の増益にともない、経常利益は、3,549百万円(前年同期比201.4%)、税金等調整前四半期純利益は、2,703百万円(前年同期比155.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、2,088百万円(前年同期比195.4%)と増益となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
[バイオ産業支援]
バイオテクノロジー関連分野の研究開発活動がますます広がりを見せるなか、当社グループは、こうした研究開発活動を支援する製品・商品やサービスを中心に展開する当事業をコアビジネスと位置づけております。
当第3四半期連結累計期間は、主力の研究用試薬をはじめ、受託サービスおよび理化学機器の売上高が前年同期比で増加いたしました。
以上の結果、当事業の外部顧客に対する売上高は、21,984百万円(前年同期比107.7%)と増収となりました。売上総利益は、売上高の増加により12,691百万円(前年同期比107.7%)となりました。販売費及び一般管理費は、人件費等の増加により8,553百万円(前年同期比105.8%)となりましたが、営業利益は、4,138百万円(前年同期比112.0%)と増益となりました。
[遺伝子医療]
当事業では、がん等の疾患を対象とし、腫瘍溶解性ウイルスcanerpaturev(略称C-REV、旧称HF10)や、独自技術である高効率遺伝子導入技術レトロネクチン法、高効率リンパ球増殖技術であるレトロネクチン拡大培養法、siTCR®技術を使用した、遺伝子改変T細胞療法等の遺伝子治療法の開発を進めております。
当第3四半期連結累計期間は、日本におけるNY-ESO-1・siTCR®遺伝子治療薬およびCD19・CAR遺伝子治療薬に関する共同開発・独占販売契約にかかる対価料および本契約にもとづく治験製品等の売上高を計上いたしました。
以上の結果、当事業の外部顧客に対する売上高は、2,304百万円(前年同期比460.9%)と増収となり、売上総利益は、1,886百万円(前年同期比377.3%)となりました。販売費及び一般管理費は、研究開発費の減少により1,000百万円(前年同期比76.8%)となり、営業利益は、885百万円(前年同期営業損失802百万円)と大幅に改善いたしました。
[医食品バイオ]
当事業では、当社グループ独自の先端バイオテクノロジーを駆使して食物の科学的根拠を明確にした機能性食品素材の開発、製造および販売を行っており、ガゴメ昆布フコイダン関連製品、寒天アガロオリゴ糖関連製品、明日葉カルコン関連製品、ボタンボウフウイソサミジン関連製品、ヤムイモヤムスゲニン関連製品およびキノコ関連製品等を中心に事業を展開しております。
当第3四半期連結累計期間は、健康食品関連製品およびキノコ関連製品の売上高がいずれも前年同期比で減少いたしました。
以上の結果、当事業の外部顧客に対する売上高は、1,599百万円(前年同期比91.9%)と減収となり、売上総利益は、361百万円(前年同期比75.0%)となりました。販売費及び一般管理費は、販売促進費等の減少により365百万円(前年同期比98.4%)となりましたものの、営業損失3百万円(前年同期営業利益110百万円)となりました。
なお、当事業のうち健康食品にかかる事業は、2019年1月1日を効力発生日として会社分割(吸収分割)の方法によりシオノギヘルスケア株式会社へ承継いたしました。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。
また、当事業のうちキノコにかかる事業は、2019年3月1日を効力発生日(予定)として株式会社雪国まいたけへ事業譲渡することを決議し、2018年12月17日に事業譲渡契約を締結いたしました。概要は、「第2 事業の状況 3 経営上の重要な契約等」に記載のとおりであります。
(2)財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、70,705百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,034百万円増加いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金の減少992百万円や無形固定資産の減少940百万円があったものの、商品及び製品等のたな卸資産の増加2,062百万円や建設仮勘定の増加2,335百万円があったことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、7,511百万円となり、前連結会計年度末に比べて799百万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加245百万円や流動負債のその他に含まれる前受金の増加536百万円があったことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、63,193百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,234百万円増加いたしました。これは主に、為替換算調整勘定の減少324百万円があったものの、利益剰余金の増加1,546百万円があったことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、4,147百万円の収入となり、前年同期に比べて3,560百万円の収入増加となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の増加961百万円やその他の流動負債の減少による支出が932百万円減少したことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、3,546百万円の支出となり、前年同期に比べて9,601百万円の支出減少となりました。これは主に、前年同期に発生した連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出12,396百万円がなくなったことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、541百万円の支出となり、前年同期に比べて525百万円の支出減少となりました。これは主に、前年同期に発生した社債の償還による支出546百万円がなくなったことによるものであります。
以上の結果、現金及び現金同等物に係る換算差額を含めた当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、10,077百万円となり、前連結会計年度末より26百万円の増加となりました。
(4)経営方針・経営戦略等
2018年3月期よりスタートした3ヵ年の中期経営計画「タカラバイオ中期経営計画2019(以下、本中計という。)」において、「⦅バイオ産業支援事業⦆、⦅遺伝子医療事業⦆、⦅医食品バイオ事業⦆の3つの事業部門戦略の推進とこれを支える経営基盤を強化し、グローバル企業かつ再生医療等製品企業としてのプレゼンスを向上させ、飛躍的な成長を目指す」ことを全体方針としております。
上述のとおり、グループ全体の飛躍的成長のために、健康食品およびキノコにかかる事業をそれぞれシオノギヘルスケア株式会社および株式会社雪国まいたけへ譲渡することで、より一層の経営資源の集中と選択を行うことといたしました。
これにより、本中計における事業ポートフォリオに一部変更が生じることになりますが、当社グループ全体の最終年度営業利益目標6,000百万円に変更はありません。
(5)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、3,164百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変化はありません。
(8)資本の財源および資金の流動性についての分析
「(3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

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