半期報告書-第166期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2025/12/23 13:18
【資料】
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【項目】
89項目
(1)経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は当中間連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間の世界経済は、米国の通商政策やウクライナ、中東情勢等の長期化する地政学的リスクの影響を受け、景気は減速しました。国内経済は、雇用・所得環境の改善により緩やかな回復が続きましたが、先行きについては、米国の関税政策により、輸出や設備投資への下押し圧力等が懸念され、依然として不透明な状況が続いております。
この間、当社グループの関連する紙・板紙の国内出荷は前年を下回りました。グラフィック用紙(新聞用紙、印刷・情報用紙)は、デジタル化の進行に加え、資材価格等の高騰による使用減の影響もあり、減少傾向が続いております。また、パッケージング用紙(包装用紙、段ボール原紙や紙器用板紙等)は、物価高騰による買い控えが続き、記録的な猛暑の影響やインバウンド消費の減速等もあり、前年を僅かに下回る出荷量となりました。このような状況下、国内製紙各社は、グラフィック用紙の需要減少に対して、生産体制の再編成等による国内事業の構造転換を継続し、既存事業における収益強化の施策を進めるとともに、海外市場への展開とエネルギー事業・新素材事業等の新分野への取り組みを推進しております。
当社グループにおきましては、印刷用紙・特殊紙・情報用紙・パッケージング用紙・化成品の5分野の連携強化とグループ各社・各部門の横断的な取り組みを推進し、社会環境の変化と構造的な需要の減少に対応すべく、企業価値の持続的な拡大と事業の生産性の向上に取り組みました。
この結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高125,409百万円(前年同期比0.9%減)、経常利益は2,450百万円(同1.6%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は1,699百万円(同4.6%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(紙・板紙・化成品等卸売関連事業)
紙・板紙・化成品等卸売関連事業におきましては、国内向けは、グラフィック用紙は構造的な要因による需要減少が継続しており、販売数量・売上高ともに減少しました。パッケージング用紙は、包装用紙では封筒需要の減少や省包装化の影響、段ボール原紙では個人消費の回復の遅れや天候不順による出荷減の影響があり、紙器用板紙は、医薬・化粧品向け等の出荷が伸び悩み、販売数量・売上高ともに減少しました。化成品は、物価の高止まりによる食料品等の買い控えの影響は継続しているものの、高付加価値商品の販売増加により売上高は前年を上回りました。
海外向けは、グラフィック用紙は、長引く需要低迷と市況軟化に加え、米国の関税政策による影響もあり、販売数量・売上高ともには減少しました。パッケージング用紙は、需要が堅調に推移したことから販売が拡大し、販売数量・売上高ともに前年を上回りました。
利益面につきましては、人件費や物流費の上昇の影響等があり前年を下回りました。
この結果、紙・板紙・化成品等卸売関連事業の売上高は121,055百万円、営業利益は1,182百万円となりました。
(紙加工等関連事業)
紙加工等関連事業におきましては、紙梱包資材の販売落ち込みにより、売上高は減少しました。
一方で、人件費と物流費の上昇により経費が増加したものの、主に段ボール製品の価格修正により採算性が改善し、営業利益は増加しました。
この結果、紙加工等関連事業の売上高は3,191百万円、営業利益は100百万円となりました。
(不動産賃貸関連事業)
不動産賃貸関連事業におきましては、入居テナントの維持管理に努め、賃貸料収入はほぼ横ばいで推移しましたが、大規模修繕等の経費が増加したことにより、利益については減少となりました。
この結果、不動産賃貸関連事業の売上高は1,146百万円、営業利益は602百万円となりました。
当中間連結会計期間末の総資産は保有株式の時価上昇による投資有価証券の増加等により前連結会計年度末に対して4,396百万円増加し175,394百万円となりました。
総負債はその他有価証券評価差額に係る繰延税金負債の増加等により前連結会計年度末に対して669百万円増加し87,768百万円となりました。
純資産は親会社株主に帰属する中間純利益の計上等により前連結会計年度末に対して3,728百万円増加し87,626百万円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前中間連結会計期間末に比べ3,502百万円減少し、当中間連結会計期間末には3,960百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は3,352百万円(前年同期417百万円の獲得)となりました。
これは主に、売上債権の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4,145百万円(前年同期387百万円の使用)となりました。
これは主に、有価証券及び投資有価証券の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は872百万円(前年同期1,084百万円の使用)となりました。
これは主に、配当金の支払いによるものであります。
③会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当社グループの中間連結財務諸表及び中間財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」の「中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
④生産、仕入及び販売の実績
a.生産実績
当中間連結会計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当中間連結会計期間
(自 2025年4月1日
至 2025年9月30日)
前年同期比(%)
紙加工等関連事業(百万円)1,403101.7

(注) 金額は製造原価によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
b.仕入実績
当中間連結会計期間の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当中間連結会計期間
(自 2025年4月1日
至 2025年9月30日)
前年同期比(%)
紙・板紙・化成品等卸売関連事業(百万円)116,18799.0

(注) セグメント間の取引については相殺消去しております。
c.販売実績
当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当中間連結会計期間
(自 2025年4月1日
至 2025年9月30日)
前年同期比(%)
紙・板紙・化成品等卸売関連事業(百万円)121,05599.1
紙加工等関連事業(百万円)3,19199.6
不動産賃貸関連事業(百万円)1,14699.4
報告セグメント計(百万円)125,39399.1
その他(百万円)16100.0
合計(百万円)125,40999.1

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満のため省略しております。
3 「その他」は、太陽光発電による売電事業であります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
①当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当中間連結会計期間の財政状態、経営成績及びセグメントごとの財政状態及び経営成績の状況については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。
なお、当社グループの自己資本比率は当中間連結会計期間末時点で49.91%となっており、現状、財政状態につきましては大きな懸念はないものと認識しております。今後も、企業体質の強化と将来の事業展開に備えるための内部留保の充実を図るとともに、事業投資及び安定的な配当等により、企業価値の向上に努めてまいります。
②資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の購入費用及び原材料の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、投資有価証券の取得等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当中間連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,094百万円となっております。また、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は3,960百万円となっております。

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