訂正有価証券報告書-第43期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2021/02/18 13:55
【資料】
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【項目】
138項目
(1) 経営成績等の状況の概要
① 業績
当連結会計年度においては、米国を中心とした貿易摩擦の強まりが懸念され、世界経済は、低迷しました。我が国の経済も楽観できず、10月の消費税の駆け込み需要の反動や自然災害により、景気回復に影響が出ています。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響により、国内消費は落ち込んでいる状況です。このような状況のもと、当社グループを取り巻く事業環境は、室内装飾品関連(カーテン等)市場に影響を及ぼします新設住宅着工総戸数が減少している状態にあります。
売上高は、室内装飾品関連では主にマンション業者への販売が振るわず減少となり、3月年度末に売上増加を期待したものの、2020年2月から流行し始めた新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、想定した売上を下回りました。メディカル関連では2019年8月から五洋亜細亜株式会社(旧MNC株式会社)が本格的にメディカルツーリズムサービスを開始しましたが、2020年1月からは新型コロナウイルス感染症による旅行制限の影響を受け、全体では大幅な減少となりました。
利益面におきましては、販売費及び一般管理費において業務委託費及び賃借料等が増加、特別損失として固定資産の減損損失、上場契約違約金及び貸倒引当金繰入額が発生したことから、損失は大幅に増加しました。
以上の結果、売上高は前年同期比21.2%減の1,207百万円、営業損失は296百万円(前連結会計年度は294百万円の営業損失)、経常損失は296百万円(前連結会計年度は312百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は280百万円(前連結会計年度は418百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(室内装飾品関連)
売上高は、主にマンション業者への販売が振るわず減少いたしました。
以上の結果、売上高は前年同期比14.4%減の1,192百万円、営業損失は業務委託費及び賃借料の増加等により284百万円(前連結会計年度は243百万円の営業損失)となりました。
(メディカル関連)
売上高は、五洋亜細亜株式会社が8月から稼働しましたが、株式会社キュアリサーチが連結子会社から除外されたこと、及び、新型コロナウイルス感染症による旅行制限の影響で減少しました。
以上の結果、売上高は 前年同期に比べ89.3%減の14百万円、営業損失は12百万円(前連結会計年度は51百万円の営業損失)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における「営業活動によるキャッシュ・フロー」は304百万円の支出、「投資活動によるキャッシュ・フロー」は344百万円の収入、「財務活動によるキャッシュ・フロー」は116百万円の支出となり、「現金及び現金同等物の期末残高」は前連結会計年度末に比べ75百万円減少し、79百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、304百万円の支出(前連結会計年度は230百万円の支出)となりました。主な収入は、売上債権の減少75百万円、その他の負債の増加57百万円、支出は、税金等調整前当期純損失267百万円、仕入債務の減少67百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、344百万円の収入(前連結会計年度は5百万円の支出)となりました。主な収入は、有形固定資産の売却による収入427百万円、投資有価証券の売却による収入22百万円、貸付金の回収による収入45百万円、主な支出は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出20百万円、貸付による支出48百万円、その他の支出64百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、116百万円の支出(前連結会計年度は32百万円の支出)となりました。主な収入は、短期借入れによる収入158百万円、支出は、長期借入金の返済による支出165百万円、短期借入金の返済による支出108百万円であります。
(仕入及び販売の状況)
(1) 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
金額(千円)前年同期比(%)
室内装飾品関連634,98184.6
メディカル関連--
合計634,98181.9

(注) 1 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2 その他につきましては、仕入実績がないため記載を省略しております。
(2) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
金額(千円)前年同期比(%)
室内装飾品関連1,192,41185.6
メディカル関連14,87010.7
合計1,207,28178.8

(注) 1 その他につきましては、販売実績がないため記載を省略しております。
2 主要顧客(総販売実績に対する割合が10%以上)に該当するものはありません。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。経営者は、これらの見積りについて、当連結会計年度末時点において過去の実績やその他の様々な要因を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、将来においてこれらの見積りとは異なる場合があります。重要な会計方針及び見積りについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記4 会計方針に関する事項」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が、連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。
① 売上高
当社グループは、室内装飾品関連につきましては、通常、発注書に基づき顧客に対して商品が出荷された時点において売上高を計上しており、メディカル関連につきましては、通常、ツアーが終了した時点において売上高を計上しております。販売価格については、室内装飾品関連においては、海外仕入れ価格の変動及び輸送コストの変動、製品市況の変動により影響を受ける可能性があります。メディカル関連につきましては、原油市場の変動による燃料費の高騰を受けたツアー代金の変動により影響を受ける可能性があります。
② 貸倒引当金
当社グループは、売上債権、貸付金等に対し貸倒引当金を計上しております。更生債権等は債権額の全額を計上し、一般の売掛金に対しても実績に基づき見積り計上しております。具体的には次のすべての要件に該当するものとしています。
(a) 将来の特定の費用又は損失であること
(b) 発生が当期以前の事象に起因していること
(c) 発生の可能性が高いこと
(d) 金額を合理的に見積ることができること
なお、経営成績に与える影響については、一般的には室内装飾品における売掛金についての計上となっております。当社ビジネスモデルはBtoBであることから、1社に対する売掛金も金額的に少なくありません。当社販売先の企業状況により、売掛金回収不能のリスクが伴います。このリスクは経営成績に影響があると考えております(そのため、与信管理等を社内ルールに基づき実施しております。)。
また、メディカル部門におきましても、ツアー代金を海外旅行代理店に取りまとめてもらっている関係上、上記と同様のリスクが伴います。
③ たな卸資産
当社グループは、室内装飾品関連につきましては、同一ブランドにおいて見本帳の改訂時に廃番品となったたな卸資産において評価減を行っております。評価減の算定方法としては、過去の実績より廃番となった商品の対原価ロスを算定し、その数値に基づきたな卸資産評価減を計上しております。また、従来より一定期間を超えて滞留する棚卸資産についても簿価を切り下げており、在庫実態に変化が生じた場合には、同様に棚卸資産の簿価を切り下げることとなります。
(2)当連結会計年度の財政状態の分析
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ56百万円減少して671百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金が80百万円減少、現金及び預金が75百万円減少したことなどによります。固定資産は、保有不動産の売却により459百万円減少して122百万円となりました。これは、土地が289百万円、建物及び構築物が134百万円減少したことなどによります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ515百万円減少し、794百万円となりました。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ121百万円減少して333百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が80百万円減少、1年以内返済予定の長期借入金が71百万円減少したことなどによります。固定負債は、109百万円減少して56百万円となりました。これは、長期借入金が93百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ231百万円減少し、389百万円となりました。
③ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ284百万円減少して404百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純損失が280百万円となったことなどによります。
(3)キャッシュ・フローの状況及び資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より74百万円支出が増加いたしました。これは仕入債務の減少等によるものであります。
投資活動のキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より350百万円収入が増加いたしました。これは有形固定資産の売却による収入等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より84百万円支出が増加いたしました。これは短期借入金及び長期借入金の返済によるものであります。
これらの活動の結果において、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度より75百万円減少し、79百万円となっております。
②資金需要
当社グループの主な資金需要は、商品の仕入費用、販売費及び一般管理費等の営業費用並びにショールーム等事業所における設備投資及び改修に係る投資や内部管理体制構築による投資であります。
③資金の源泉
当社グループの資金の主な源泉は、営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関及び協力いただける事業会社からの借入による資金調達であります。
④資金調達についての方針
当社グループは、円滑な事業活動に必要な流動性の確保と財務の健全性・安定性維持を資金調達の基本方針とし、主に金融機関からの短期借入及び長期借入、また協力いただける事業会社からの借入により資金調達を行っております。資金調達は主に当社が行っており、必要資金を関係会社へ供給することで資金調達の一元化や効率化を図っております。
⑤流動性
当社グループは、従来から営業活動により多額のキャッシュ・フローを得ており、今後も引き続き重要な資金源になると見込んでおります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う世界的な経済活動の停滞が当社の営業キャッシュ・フローにも悪影響を与えており、2020年8月25日に当社社外取締役個人とコミットメントライン契約を締結し2.5億円の融資枠を設定しております。また、さらなる流動性確保のため、2020年9月24日に当社事業に協力いただける事業会社より2億円を、金融機関からの融資より低利な条件で借入しております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症長期化による売上高減少は未だ不透明であり、手元流動性は決して十分とは言えません。
(4)経営成績の分析
当社グループを取り巻く事業環境は、新設住宅着工総戸数の伸びはほとんどありませんでした。
① 売上高
当連結会計年度の売上高は、前年同期比21.2%減の1,207百万円となりました。室内装飾品関連は、主にマンション業者への販売が振るわず減少となり、メディカル関連は、五洋亜細亜株式会社が8月から稼働しましたが、株式会社キュアリサーチが連結子会社から除外されたことと、新型コロナウイルスによる旅行制限の影響で、全体では大幅な減少となりました。
② 販売費及び一般管理費
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前年同期比15.0%減の892百万円となりました。これは、室内装飾品関連では給料及び手当と賞与等人件費の大幅な減少、業務委託費と賃借料の増加であり、メディカル関連では、事業を開始したことによる業務委託費等の増加によるものであります。
③ 特別損失
当連結会計年度は、固定資産の減損損失、上場契約違約金及び貸倒引当金繰入額の特別損失を計上しました。
以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純損失は280百万円(前連結会計年度は418百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループでは生地仕入れの約半分を輸入しております。世界経済の情勢によっては、為替変動や原油価格の高騰により仕入コストが増加する可能性もあります。
(6)事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該重要事象等を解消し、又は改善す るための対応策
当社グループは、前連結会計年度までの5連結会計年度に引き続き、当連結会計年度においても継続的に営業損失を計上するとともに重要な営業損失を計上しました。また、金融機関からの新たな資金調達が困難な状況にあります。これらにより当社グループには継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しております。
当該状況を解消又は改善するための対応策について、室内装飾品関連は、①経営陣の刷新に伴うトップセールスによる新規顧客の開拓、②積極的なマーケティング及びデジタルマーケティングによる既存顧客の取引額のアップ、③パートナー(代理店)戦略の強化、④営業手法において顧客関係性マネジメント(CRM)の徹底及び営業支援システム(SFA)の導入により業務効率化、⑤メインブランド「サザンクロス」見本帳の大幅改訂による販売強化を実施して売上高の増加を図り、メディカル関連におきましては、今まで成果の出なかったメディカルツーリズムサービスの強化を実施し、かつ、グループ全体の構造改革及び業務改革を行うことでコスト削減を図り、収益拡大を目指してまいります。
また、資金面におきましては様々な方策での資金調達を検討し、安定的な財務基盤の確立を図ってまいります。

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