四半期報告書-第9期第3四半期(平成27年1月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/05/14 15:01
【資料】
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【項目】
33項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府及び日銀による積極的な経済政策や金融緩和に伴う円安や株価の上昇等を背景として、企業収益や雇用情勢の改善等が見られ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外において、米国経済は堅調に推移しているものの、欧州における景気低迷や中国及び新興国の経済成長の鈍化等により、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような経済環境のもと、当社グループにおいては環境変化に機動的に即応し、効率性や採算性を考慮した社内体制の強化・整備を図り、利益重視の経営を推進いたしました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は308億4百万円(前年同四半期比7.4%増)となり、営業利益は55億3千3万円(前年同四半期比2.4%増)、経常利益は66億9千1百万円(前年同四半期比21.3%増)、四半期純利益は44億4千1百万円(前年同四半期比29.3%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① セキュリティ機器
セキュリティ機器につきましては、マンション向けセキュリティシステムの販売が、新規・リプレースとも、引き続き堅調に推移したこと等により、売上高は73億8千2百万円(前年同四半期比3.5%増)、セグメント利益は22億3千7百万円(前年同四半期比1.6%減)となりました。
② カード機器及びその他事務用機器
カード機器及びその他事務用機器につきましては、鉄骨業界向けの専用CADソフトの販売が順調に推移したこと等により、売上高は26億9千3百万円(前年同四半期比2.8%増)、セグメント利益は7億5千4百万円(前年同四半期比2.9%減)となりました。
③ 保守サービス
保守サービスにつきましては、売上高は12億7千8百万円(前年同四半期比5.1%減)、セグメント利益は1億3千6百万円(前年同四半期比6.6%増)となりました。
④ 情報機器
情報機器につきましては、海外市場におけるコンシューマ向け小型カッティングマシンの販売が好調に推移したこと等により、売上高は100億2千3百万円(前年同四半期比26.7%増)、セグメント利益は12億6千3百万円(前年同四半期比42.7%増)となりました。
⑤ 計測機器及び環境試験装置
計測機器及び環境試験装置につきましては、環境試験装置の販売が伸び悩んだこと及び新製品開発に伴う研究開発費の増加等により、売上高は16億1千7百万円(前年同四半期比7.7%減)、セグメント利益は1億3千7百万円(前年同四半期比49.9%減)となりました。
⑥ 設計事業
設計事業につきましては、受注案件が堅調に推移したこと等により、売上高は39億9千3百万円(前年同四半期比0.2%増)、セグメント利益は7億3百万円(前年同四半期比9.4%減)となりました。
⑦ リース及び割賦事業
リース及び割賦事業につきましては、売上高は33億1百万円(前年同四半期比1.7%減)、セグメント利益は7千2百万円(前年同四半期比19.7%減)となりました。
⑧ その他
その他につきましては、売上高は5億1千1百万円(前年同四半期比10.7%減)、セグメント利益は2千6百万円(前年同四半期比61.6%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7億1千3百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。